「面白かったわー。」
スーパーマンが連載されているアメリカンコミックの『アクションコミック』の844-846と851に連載されたエピソードをまとめたのが本作『スーパーマン:ラスト・サン』だ。
スーパーマンの働く都市に空から宇宙船が降ってくる。その中に乗っているのはスーパーマンと同じ星のクリプト星人の子供だった。
スーパーマンは妻のロイスと彼を育てることにするのだが、その子供の親はまさかのあの人で、映画『マン・オブ・スティール』で活躍したあいつの作戦の一部に過ぎなかった!!
というわけで、映画張りの大スペクタクル巨編が描かれている本作。
ジャスティス・リーグもゲスト出演し、終盤では宿敵ルーサーと協力する意外な展開の大戦争が拝める、優れた一冊。
絵もペンシルタッチで描かれて邦訳版の紙の材質とマッチしており、印象的なパノラマ写真のように2ページを使ったコマ割りがとても印象的で、とても面白い。
また他のアメコミよりもスラスラ読めるのがとても印象的で、展開も映画みたいですんなり頭に入る大イベント。
ライターには、映画初代『スーパーマン』の監督のリチャード・ドナーが参加しており、それも関係してか本当に大スペクタクル巨編で面白い。
てか監督がまさかのライターになっているとは、本当にスーパーマンが大好きなんだなーとちょっと感動する。
また本書の用語解説の末尾には、これ以降のスーパーマンの歴史が描かれており、スーパーマン初心者でも時系列を掴むことができる良書なので、スーパーマンの邦訳コミックを一冊でも持っている人は是非買うべき。
でもスーパーマンの展開でごちゃごちゃしすぎて、きついって思った。
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