2013年5月20日鑑賞
ジョン・キューザックの映画。
主人公は、中年の中古のレコードを売る店の店長。
最近になって彼女に振られて激昂する主人公。
主人公はとっさに言う。
「てめぇーなんかオレの恋愛の中でTOP5にも入らないクソ女だ!!」
つうわけで、主人公はカメラの方を向いて騙り出す。
彼の恋愛を音楽に彩りながら紹介していく物語。
とちょっとジェームズ・キャメロンのような甘いお菓子のような映画を想像するが全然違う。
なんせ主人公は、最高の恋愛を振り返った後、もう一度彼女達に別れた理由を聞きに行く。
すごーく惨めだ。
しかし男というダメな生物は、少なからず過去の恋愛の答えを求めたくなりはしないだろうか?
オタクで女が苦手だけど、恋愛したことあるやつは、これに当てはまるんだろう…。
そんな男のダメっぷりを上手いこと表現し、象徴してくれる。
そして彼は大人になる。
ようやく結婚という機会に巡りあう。
その姿人ごとではない。
また良いとことしては、この映画の舞台が中古レコード店ってこと。
そこに働きにくるのがまさかのジャック・ブラック。
これがクソはまっていて必見。
デブだしクソ野郎だけど、ラストで意外な趣味が披露される…。(笑)
流れる音楽も良い。
そもそも2010年代にまだレコードショップってあるのだろうか?
叙情的な気持ちに浸りながらもどこかカラッとドライで苦い、ジェームズ・キャメロンには出せない中年成長映画でオススメ。
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