「『泣ける映画』だって誰か見る前に言ってくれよ。(笑)」
2008年韓国制作
予告
STORY
借金取りのサンフンはある日、勝ち気な少女ヨニに出会う。
それがきっかけで、彼は、暴力以外の方法で人間と交流するのであった。
2010年12月27日鑑賞
感想
2010年の話題作息もできないを見ました。原題はうんこ蝿だとか。うん。知らんが。
自分はこういった単館系映画って苦手だけど、何故か
ヒーローショー
と二本立てしてしまいまして、途中で飽きてしまいました。(笑)
後日、逆再生という最低な方法で見直しましたが、この映画、暴力ショッキング映画じゃなくて、ただの人間ドラマではないか!!
うん。ヒーローショーを先に見たオレがいけないのですね。わかります。
かけ算で同じもの掛けると二倍になりますが、似た方向性の映画二本立ては、疲労感も倍なんですね。
うん。早稲田松竹は玄人のたまり場だね。オレ向いてないぞ絶対!!
はい。そういうのは止めにして。
つか、誰かこの映画が、ただの泣ける映画だってなんで言ってくれないの?
賞総なめだとか。各界絶賛だとか、言われたらなんか誤解するではないか!!
ってきり暴力系の映画と思ってましたよ。
いや案外ですよ。描いてることは、「アイアム・サム」と大して変わらないじゃないですか。(笑)
そう言えば、以前見た韓国映画は「チェイサー」だったな。すっごく面白かったけど。
とその流れを組めばそりゃね。勘違いもするでしょうよ。
まぁ普通の映画かな?
いじめっ子は、実はこういう精神状態なんですよ。みたいな複雑な精神状態を描いています。
物語の前提には、韓国は父親が絶対的な存在で、全ては父親が最終決断を追うぐらいな絶対王政らしいです。
その父親との確執がある二人が偶然出会うことにより、二人は初めて安らぎを得ることが出来るという映画ですが、終盤二回の衝撃的な展開により物語は想定外のラストを迎える。
うん。今のだけでこの映画がどういう映画かわかってくれたかな。
とりあえず、サンフンが
「しーぱ」「しーぱ」
言ってますが、韓国だったら使っちゃいけない言葉らしいです。放送禁止用語です。
そんな彼が、父親に対して終盤
「オレの○○を全部使っても良い。○○」というのは感慨深いですね。
まぁーかなり感動的な映画ですが、ラストが唐突だったな。
なんか製作も脚本も監督も全部主演のサンフンがやっているせいでお金なくて、中途半端っていうのも聞いたけど、それでも120分以上ある映画でして、そういう意味では、まだまだ未熟な映画な気がするけど。
内容自体はメロドラマと言っても過言ではない。
ただ妙に生々しい貧乏臭い韓国が見れたり、パーシが聞けたり、とんかちが今作でも大活躍したりとなかなかの奇妙な映画だ。
ややありきたり感はいなめないが。
個人的に思ったのが、ヒロインであるヨニが日本の俳優の多部未華子に似てるなぁーと。目力がなかなかある俳優でぴったりな役だったな。
サンフンとヨニは大部歳が離れてるけど、恋愛関係にはならないのが、なかなか良い感じだったな。
得点
8点
中盤までが長いと思われるが、なかなか終盤驚きに満ちていると思われる。
息もできないというタイトルがよくわからないが、まぁーいいか。
息もできない [DVD]3200円
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