Multiplex広告:記事は下部から

◎【81点】バービー【解説 考察:魅力たっぷりで語り尽くせない人権皮肉映画】◎

終始美し過ぎるマーゴット・ロビー

はじめに

“まえがき”
閲覧いただきありがとうございます。
本ブログは筆者の鑑賞記録保管を
目的としたブログです。
副収入目的で色々SEO対策をして
おります。
閲覧いただきありがとうございます。

本ブログ記事を読むことで
私が味わった娯楽作品の
カタルシスを追体験できるかも
しれません。

ですがこの記事を読むことで
追体験するのではなく
映画を鑑賞して
自分自身でカタルシスを味わって
ください。
私以上の発見と出会うことが
できるのではないかと思います。
本日はご訪問いただき
ありがとうございます。

10000文字超えなので
この記事は 2ページあります。

製作

2023年アメリカ映画

新たな価値観を抱えて前に進む

製作

マーゴット・ロビー
・ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY
・アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル
プロミシング・ヤング・ウーマン
・アニー・イン・ザ・ターミナル

監督・脚本

グレタ・ガーウィグ
・レディ・バード
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

キャスト

キャスト一覧
マーゴット・ロビー
スーサイド・スクワッド
・アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル
ウルフ・オブ・ウォールストリート
・ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY

ライアン・ゴズリング
きみに読む物語
ブルーバレンタイン
ドライヴ
ラ・ラ・ランド

ケイト・マッキノン
・サタデー・ナイト・ライブ
ゴーストバスターズ
・スキャンダル
・ラフ・ナイト 史上最悪!?の独身さよならパーティー

アレクサンドラ・シップ
・X-MEN:アポカリプス
・X-MEN:ダーク・フェニックス
Tick, tick… BOOM! : チック、チック…ブーン!
・ストレイト・アウタ・コンプトン

シム・リウ
シャン・チー/テン・リングスの伝説
・キムさんのコンビニ

マイケル・セラ
・スーパーバッド 童貞ウォーズ
・JUNO/ジュノ
・キミに逢えたら!
スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団

アリアナ・グリーンブラット
・65
・ラブ&モンスターズ

ウィル・フェレル
俺たちニュースキャスター
・タラデガ・ナイト オーバルの狼
・俺たちフィギュアスケーター
・俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク

リー・パールマン
・チアーズ
・マチルダ
・ジョン・キャンディの大進撃

コナー・スウィンデルズ
・セックス・エデュケーション
・EMMA エマ

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
少女達は皆母親になりたいと
玩具業界は考えていた。
少女達は赤ちゃん人形で
母親のモノマネをして遊んだ。

だがある人形が発売されたことで
彼女達の価値観は一変した。
その商品名はバービー。
アメリカの女性の理想的なスタイル
をモチーフにしたその人形は
少女達に母親になる以外の選択肢を
啓示し自由を与えた。

それから半世紀以上が過ぎた。

バービー達が住むバービーランドは
バービー達がバービーとして
暮らしている。

その世界には彼女の男友達の
ケン達も住んでいて
バービー達に愛されようと日夜
自分たちの魅力を競い合っている。

ステレオタイプのバービー
(マーゴット・ロビー)は
この世界を愛している。
この世界ではバービー達が
大統領や、宇宙飛行士や、
ノーベル賞受賞など
世界は清く正しく
バービー達により回されてる。

毎日がガールズナイトで
ケン達と踊り
そしてバービー達だけで
パジャマパーティを行う。
洋服はシャネルだけを着るんだ。

だがある日バービーは
自分がいつか死ぬことを考えてしまう。
そして彼女の足にセルライトが
溜まってしまい
彼女の足は地べたについてしまう。

バービー達は彼女が故障してしまったと
思い変てこバービー
(ケイト・マッキノン)が
その経験があり彼女なら
その異常事態を治す方法を
知っていると告げる。

バービーは変てこバービーの
元を訪ね彼女の所有者が
強いストレスに苛まれてしまっている
ことを啓示される。
彼女を救うことで自分も元の
ステレオタイプバービーに
戻れるとわかったバービーは
人間界へと旅立つのだが
彼女のケン(ライアン・ゴズリング)
であるビーチのケンは彼女の反対を
押し切り勝手に着いていってしまう。

現実世界の西海岸に着いた
バービーとケン。
そこではバービーランドとは違い
女性が全然活躍していないし
男は女性を軽視する発言をする。
警察にも捕まった彼ら。
そこでケンは男性社会というものを
垣間見て、何者でもなかった自分が
強力な力を持っている存在で
あると考え、男性社会の
象徴と思えるものを
バービーランドに持ち帰る
ことにするのであった。

バービーの販売元である
マテル社では
バービーが現実世界に
来てしまったことがFBIにより
知らされる。
CEO(ウィル・フェレル)は
その重大な事件を解決すべく
バービー捜索のため
重役人と協力して活動を
開始するのであった。

バービーは自分の所有者を
直感で見つけたと思ったが
間違いだった。

10代の少女のサーシャ
(アリアナ・グリーンブラット)
はバービーこそが
現代社会の女性を
男性のトロフィーにした
象徴の一つであり
女性に対して美しくあれという
偏った思想を産みつけた
時代遅れで有害な玩具であると
バービーの存在そのものを否定する。

落胆するバービーを
CEOたちは保護して
元の世界に返そうとするが
バービーは逃げ出すのであった。

マテル社から逃げ延びた
彼女を救ったのは
サーシャの母親で
マテル社に勤めるグロリア
だった。
そしてグロリアこそが
ステレオタイプバービーの
持ち主であったのだ。

グロリアは最近
育児のストレスと会社のストレスで
新しいバービーとして
死について考えるバービーと
セルライトのあるバービーを
想像していた。
それが原因でバービーにも
変化が生まれてしまう。

グロリアを元気づけたことで
バービーは元に戻れると確信
元の世界に帰るために
バービーはバービーランドに向かうが

バービー達はケンの
メイドのようになり
ケン達が支配している
世界になってしまった。

現実世界でもケンのグッズが
大量に購入され
異変が起き始める。
この現象を止めるために
CEOたちもバービーランドに向かう。

バービーはワイルドになったケンに
自分の彼女になるなら
一緒に住んでも良いと言われるが
バービーはそれを拒み悲しみに暮れる。

グロリア達はバービー達を救うべく
バービーを励ましケンたちの
洗脳からバービーを救うべく
バービーを元気付けるのであった。

2023年8月11日劇場鑑賞
2023年36本目



女児向けの人形の映画化が凄まじい

1959年3月にアメリカの
マテル社から発売された人形
『バービー』の映画化な
わけなのだが
主演と製作は
『プロミシング・ヤング・ウーマン』
でハリウッド映画で
男性の有害さを的確に
描きポリコレ映画時代を
導いたマーゴット・ロビー。

そして監督・脚本は
等身大の女性のこじらせが
的確に描けるスピルバーグの
お気に入りのグレタ・ガーウィグ。

脚本には彼女の
パートナーで同じく
ニューヨークを舞台に辛辣な視点で
人間を描くのが得意な
ノア・バームバックも共同。

主演はハーレー・クインもやるし
体当たりの演技で
落ちぶれてしまった
フィギュアスケーターもやるし
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
では終始美人で天使を体現する
美人だけじゃなくて演技力も
すごいしプロデューサーとしても
凄いマーゴット・ロビー。

その相棒には
優男もできるしクールで
ミステリアスもできるし
ギャグもできるし歌える
万能イケメンの
ライアン・ゴズリング!!

via GIPHY

さらにさらに
音楽担当は
ブルーノマーズと組んで
グラミー賞にノミネート。
レディ・ガガの
『スター誕生』にて
シャロウをプロデュースして
アカデミー賞を受賞した
名プロデューサーの
マーク・ロンソン。

そんな彼らの裏には
ハリポタシリーズの
立役者のプロデューサーの
デヴィッド・ハイマンもいる

約束されし傑作映画

とバービーなんてと
舐めてかかると
大火傷する素晴らしい人々が
結集した映画が2023年に誕生。

2023年8月時点では今年最高のヒット作

と日本では
バーベンハイマーという
原爆を作った
オッペンハイマー博士の
半生を描いた
『ダークナイト』や
『インターステラー』の
監督である
クリストファー・ノーランの
新作『オッペンハイマー』と
全くノリの違う
本作を二本立てしようという
ネットミームにより
バービーというか
マーゴットロビーの後ろで
原爆が爆発している画像に
バービー公式ツィッターが
好意的な反応をしてしまった
ことがきっかけで
日本では原爆賞賛のように
思える不謹慎さに
一部の人は不快感を覚えてしまい
映画館に行かないと
判断してしまった人も
いるかもしれないが

his
その前に『オッペンハイマー』をIMAXGTで見させて欲しいのだが。

全米では
2023年8月末時点で
国内で5億9000万ドルという
大ヒットで
2023年1位。
アメリカでは
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
よりもヒットしているので
本当にすごい。

ワーナーブラザーズとしては
ハリポタ最終作が
総合1位だったが
その記録を塗り替えてしまった。

マーゴット・ロビーと
グレタ監督はすごいことを成し遂げた。

劇中歌も熱い

と冒頭から
リゾのピンクが流れて
ガールズパワー炸裂。

序盤にはそのまま
ダンスパーティーに移行し

via GIPHY


デュア・リパが大ヒット作
レヴィテイティングや
ドント・スタート・ナウを彷彿させる
ダンスナンバーの新曲が流れ
幕間にはちょっと下品よりのセクシー
路線のパワフルな楽曲が多い
ニッキー・ミナージュの楽曲や
チャーリーXCX。
サム・スミスではなく
無駄に素晴らしいテーマインパラ
だったりハイムの楽曲の良さには
びっくりしました。

そして終盤は
レディオヘッドの
トゥルー・ラブ・ウェイトを
彷彿させる
ビリー・アイリッシュの
ワット・ワズ・アイ・メイド・フォー
は彼女の渾身の作品の一つの模様。

そんな素晴らしい楽曲達も
映画を見ながら劇場で体験できて
めちゃめちゃ至福であったわけで。

またライアン・ゴズリングの
熱唱もあってクッソ笑える。

冒頭から癖強くてやばい

あんまりよく知らなかったが
グレタ監督が結構映画愛強い人で
映画製作を若い頃からやってた人。

映画はバービーの誕生が
女児の価値観を大幅に変えた
という描写を
まさかの
『2001年宇宙の旅』の冒頭を
オマージュしてモノリスを
マーゴット・ロビーにしちゃう
面白さ。

via GIPHY

その後の猿達が暴力に目覚めて
骨で食べ物の残骸を破壊するのも
女児が赤ちゃん人形を破壊して
バービーを手に入れて
母親になる以外の選択肢を
女性達は手に入れたという
シークエンスをギャグを混ぜて
描くセンスと映画愛が熱い。

his
知らないとバービー人形に発狂した女児が描かれるシーンなので
怖いシーンかも

まぁ映画ファンとかに
解説してもらって
映画に目覚めてIMDb
TOP250でも全部見て欲しいですね。

his
フェミニスト的には白人男性優位の
映画が多いから問題か

ぶっ飛び展開はそのまま駆け抜ける

バービーランドというもう一つのトイ・ストーリー

おもちゃであるバービーは
この映画内では
人形ではあるが
ある種の精霊のような存在。
それぞれに所有者がいるという
設定があり
その所有者の心に異常があると
バービーのも変化が現れてしまう。

his
変てこバービーとステレオタイプバービーの所有者一緒だったがその点はなんか矛盾もあるか

バービー達は
等身大のおもちゃの家で
液体が物質として存在できない
世界だけども見えない液体を
利用することもできるし
一瞬でお着替えできるという
女児のおままごとの世界を
等身大にそして華やかに描き
また女性達が栄誉ある職務につき
そして世界を回していく。
一応ケンというバービーの
彼氏候補だが付き合うまでの
関係じゃない容姿や個性は全く
違うけども名前とバービーとの関係は
ほぼ一緒という凄まじい世界にて
物語は進行していく。
もちろんバービー達の名前は皆
バービーで夜な夜なパーティをする
という女児の夢想が
煌びやかに描かれる世界が描かれる。

と映画はそんなバービーが
体の異常を解決すべく

現実世界に行くというさらに凄まじい展開に

現実の男社会への辛辣さ

とめちゃめちゃ可愛くて
女性優位社会を信じているという
マーゴットロビーこと
ステレオタイプバービーが
めちゃめちゃボディラインのでた
服でロサンゼルスを闊歩するという
クソ展開に男どもがいやらしい目で見る。

まぁ私膣ないんですけどね

と言うことを言わせる
グレタやノアさんのシナリオまじで
クレイジー。

そんな中ちゃっかり着いて行った
ライアン・ゴズリングことケンは
バービーとの中途半端な関係や
職業ビーチという謎の設定などで
アイデンティティ・クライシスが
常態化しており、
アメリカという国に潜む
男性優位社会のそれぞれに
触れることでその理論に
存在意義を委ね
その思想そのものを
バービーランドに持ち帰ってしまう
というめちゃめちゃな展開。

その裏側では僕らの愛する
ウィル・フェレルが大暴れ。

ウィル・フェレルが出演してて嬉しい

via GIPHY


と今作あんまり調べてなかったが
マテル社CEOとして
もはや往年のコメディ映画の
大スターのウィル・フェレルが
相応し過ぎる役柄で登場。

すっごくいつものウィル・フェレル

ちょっと嫌なやつなんだけど
妙に可愛くてそれでいてバカだけど
よく動いてリアクションがでかい。
2000年代から見て楽しませて
いただいている俳優さんで
そんな彼がこの映画に
ほぼ悪役ポジで普通の思想で
でてくるのめっちゃ嬉しい。

his
『スピリテッド』も良かったですわ。

でもまぁね。このウィル・フェレルの
起用っていうのもえぐいんだよね。

そもそもウィル・フェレル自体が
女性軽視している役柄も
結構多くて
笑いのタネにしてしまうことも
役柄的にも多いし
男性社会で美味しい蜜を
吸っているキャラクターも多いし
そこが逆に揶揄できて
批評的でもあるんだけども

his
『俺たちニュースキャスター』はそこプラス逆に女性が活躍するって内容なんよね。

そんな彼が悪役というのも
本当に絶妙。
バービーという女性に自由を
という売り文句のようにして
お金を稼いでる
思想を利用している資本主義。
武器商人のような存在を
否定もせず肯定もせず
そして彼自身も
最終的にバービーで
引き続きお金を
稼ぎ続けるために
バービーランドに行くという
まぁそこで裁かれるわけでも
承認されるわけでもなく
ギャグ担当として
ちょっとでてくる。

ライアンとマーゴットの魅力や今作の考察感想は次のページ

his
・最高すぎるライアン・ゴズリング
・考察;フェミニズム映画を超えて調和を模索して
・素晴らしきマーゴット・ロビー
・SF映画的なところについて
・30代の映画製作者たちについて
・総評
…etc
次のページで記載しました。下部の次のページボタンからどうぞ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA