「意外と長くて、ほっこりした真面目な映画。」
2005年アメリカ制作
監督
ジャド・アパトー
(無ケーカクの命中男/ノックト・アップ)
出演
スティーブ・カレル
(ゲットスマート)
ポール・ラッド
(40男のバージンロード)
セス・ローゲン
(無ケーカクの命中男/ノックト・アップ)
予告
STORY
街の家電屋で働く中年のアンディ(スティーブ・カレル)は一風変わった男だ。
そんな彼が、ある日同僚たちにポーカーの集まりに誘われるのだが、そこで出たセックスの話題に彼は、上手く付いて行くことが出来ず墓穴を掘ってしまう。その光景を見た同僚たちは彼が、童貞であることに気づく。
そして翌日。
アンディが仕事場に行くと、なんと自身が童貞であることが皆に知れ渡っているのだった。
人生最悪の自体に陥るアンディだが、同僚たちはアンディの童貞を喪失させる為に世話を焼き始めるのだった。
2010年9月21日鑑賞
感想
結構有名な映画で自分もアメリカのコメディ映画好きなのに、これスルーしてて、先日初めて見た。
つかもう5年も前の映画かよ。そういや00年代ってこういう映画が台頭してきたなーと今更思う。
その先駆者である本作。
どうやら監督のジャド・アパトーというのはこういった映画を作るのが好きみたいで、以前見た、一見露骨なコメディそうながらふたを開けるととことん真面目な映画だった。ノックト・アップにテイストがかなり似ている。
40歳で童貞というトリッキーな役を演じるのは、スティーブカレル。
個人的には叫んでいる彼。つまり発狂している彼が一番好きなのだが、本作では、自身の内面の問題に戦う濃密で真面目な役だ。主役がそういう深い存在だからまぁーそんなに笑えるということは無いかな。
脇を固めるのは、ここからじょじょに株を上げてくる、ポール・ラッドとセス・ローゲン。
なんと言ってもセス・ローゲンが今作は良い感じ。あんま好きじゃないけど。
40歳で童貞という一見笑えそうな要素を単純に色んな状況とぶつけ合わせ、作品内で40になっても人間としてどんどん成長させられて行く。
そんな様子が笑いというよりは妙にあたたかで、ほっこりさせてくれる。
あながち良い映画だ。
ただラストシーンが大部暴走している。
衝撃過ぎて結構笑える。
そしてオレの大好きなジョナ・ヒルが、うつろな目で、謎な靴を「どうしても欲しいんだ。これを家ではきたいんだ。」というちょい役で出てくる。
その姿が実に愛らしくてたまらない。ラストにも出てくるし。
そんなほっこり全快な時代の先駆者。
フィギアの下りは心が痛む。(笑)
得点
7点
普通。ややオススメかな。
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