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☆8mile☆

「アメリカのリアルはこの映画にも存在する。」
2002年米
監督
カーティス・ハンソン
(L.A.コンフィデンシャル)
出演
エミネム
story
主に黒人が住む都市デトロイトに住んでいる白人のラビット(エミネム)は、ラップバトルに出るが、周りからの浮き具合に何も言えず、バトルは終わってしまった。
貧乏なラビットの夢はラップでデビューし金をもうけること、だが目の前にある生活は、黒人の友人たちと夜な夜な繰り出す日々と真面目に工場で働く日々の繰り返し。
そしてまたラビットはラップバトルに行くのだった。
2009年10月21日鑑賞
感想
生きることはとても難しいことだ。
エミネムの自伝的映画らしいが、公開当時中学生だった自分からしたら、この映画ほど、自分の成長に影響を与えた映画は無かった。
この映画を見て初めてCDを購入して、母親に大人になったと言われた。(笑)それから毎日、ファックだのビッチだの、ディックだの言っていた自分が何かしらの目覚めを感じていた。
あれから何年かして、映画をガチで見るようになっても、この映画は最高だと今でも思う。
まずこの映画正直社会派でもあるということにビックリ、ラップで成り上がる男の映画と思いきや、ニューヨークから上に北上した街にある低賃金の工場街を舞台、生きる上での悩みを体現した映画だ。
将来何になりたいか?
つまりあの街の8Mile向こうでは、極端に犯罪は減り、トレーラー暮らしも減っている。なのにこの街では…。というわけで、寒さという悲しみの情緒を抱えながら生きている彼らの中に未来とは、全く見えないものだ。
でもエミネム演じるラビットは違う。
毎日、何かを感じながら、夢を持ち続け、葛藤している。
そんなシニカルさを持つ、映画であったし、お手本であったりする。
また扱ってるラップというものが、日本人からしたら疎遠なもので、ラップバトルというものに正直何度見ても衝撃を受ける。
また白のやるラップ。という悪口がある。
それはつまり本来黒人発祥のラップをラップの聖地でもあるデトロイトで白人が勝ち残るとはどれだけ、例外かということにもつながる。
ある意味これは逆人種差別であり、とことん逆境な主人公の葛藤の種でもある。
そもそもエミネム自体デトロイト出身だったりするし、実際D12という友人数名と結成したユニットも存在し、この映画が嘘とは一概には言えない。
その他にも映画の面白さにウィットなセリフとあるが、それは、ユニークな価値観で話す好きなラッパーとかの話だけで充分だ。
またエミネムはもともとミュージックビデオで演じたり、ラップの内容も自分の別人格で歌う等演技派であるため、文句全くなし。セックスするシーンのブリタニィー・マーフィーがとことんエロいのも最高。(笑)
得点
10点
そしてエンディングにこの映画のあったことを歌ってくれるのが、映画一本分以上の価値があり、そしてこれは映画じゃねー現実なんだと、エミネムが歌ったからこの映画は最高過ぎる。
チャンスは一瞬しかない。
また何度も見たいと思います。

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