Multiplex広告:記事は下部から

◎【88点】センチメンタル・バリュー【感想・考察】父と娘の確執が刺さる家族映画◎

思い出、愛着、記憶

はじめに:ご訪問ありがとうございます

“まえがき”
閲覧いただきありがとうございます。本ブログは筆者の鑑賞記録保管を目的としたブログです。副収入目的で色々SEO対策をしております。本ブログ記事を読むことで私が味わった娯楽作品のカタルシスを追体験できるかもしれません。ですがこの記事を読むことで追体験するのではなく映画を鑑賞して自分自身でカタルシスを味わってください。私以上の発見と出会うことができるのではないかと思います。本日はご訪問いただきありがとうございます。

ちなみに直近のGoogleコアアップデートで
過疎ブログになりました!

製作

2025年ノルウェー映画

分かり合えなくても魂で繋がる家族の真意

監督

ヨアキム・トリアー
・オスロ、8月31日
・テルマ
・わたしは最悪。

キャスト

キャスト一覧
ステラン・スカルスガルド
チェルノブイリ
・キャシアン・アンドー
・ニンフォマニアック
マイティ・ソー

エル・ファニング
・SOMEWHERE
SUPER8/スーパーエイト
・ネオン・デーモン
・プレデター:バッドランド

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
北ヨーロッパのノルウェーの首都オスロ。この地に住むノーラ・ボルグは舞台制作・脚本・主演・監督を務める著名な役者だ。年齢は30代後半。彼女が中学最後の時、父と母は離婚をした。
それ以来父とは疎遠だった。彼女には歳の近い妹のアグネスがいる。彼女は結婚し夫と小学生の息子を持つ歴史研究者だ。
そんな2人はある日、母を喪う。葬儀にて数十年ぶりに父のグスタブ(ステラン・スカルスガルド)が現れる。
彼は、映画監督で、渡米し活動していたが、15年間新作を製作していないが、伝説的なノルウェーの歴史を感じさせる感動作品を監督し、高い評価を得ている人物だった。その映画には若き日のアグネスがダブル主演として出演していた。
父を許せないノーラだったが、葬儀にてグスタブが彼女に声をかけ、後日会いたいと約束をとりつける。
約束の日、カフェにてグスタブはノーラを自分の新作に主演として出て欲しいと脚本を渡そうとするが、家族を引き裂いた仕事と父を怒り断る。父は彼女の舞台を開演後3分程度で退席し、彼女を否定しているように感じたが、グスタブとしては舞台というものが苦手だと説明する。
ノーラは交渉決裂し、グスタブは途方にくれる。

グスタブの新作はノーラたちや自分が育った家を舞台にシングルマザーの死を描いた作品だった。その作品はグスタブの母親の物語にも自分の娘ノーラへの当てがきとも言える物語が紡がれている。

グスタブは映画祭にてハリウッドの若手女優のレイチェル(エル・ファニング)のエージェントに声をかけられる。レイチェルは映画祭の回顧上映にてグスタブの作品を鑑賞しとても感動したので彼に声をかけたのだ。レイチェルは多数の映画に出演するが内容がそぐわず低い評価を得ているものが多く、映画業界の引退も考えていた。
そんな彼女にグスタブは興味をいただき、ノーラの代わりに彼女に声をかけるのだった。

キャリアの転換点として全力で臨むレイチェルであったが、脚本を読み解けば読み解くほど、この作品を作るグスタブの真意に触れ動揺してしまう。
アグネスの息子の誕生日にて再会するノーラとグスタブは意見の対立こそするが、似たもの同士である2人の心の距離は少しずつ近寄っていくのだが、ノーラは彼を許すことはなかった。

2026年3月1日劇場鑑賞
2026年4本目

Googleアドセンス広告




概要:『わたしは最悪。』の監督の新作が私的に面白かった

◎家族の確執ものが好きな人には刺さる

2021年の映画『わたしは最悪。』の監督ヨアキム・トリアー、脚本のエスキル・フォクト、ヨアキム・トリアーのコンビ、主演のレナーテ・レインスヴェが再び結集した映画、『センチメンタル・バリュー』を鑑賞しました。
著名な賞レースでは、カンヌ国際映画祭で準優勝とも言えるグランプリを獲得。ゴールデングローブ賞では助演男優賞を受賞。

今作では監督の過去作に出た俳優陣が集結だけにとどまらず、アメリカ映画界で活躍するステラン・スカルスガルドとエル・ファニングも参加し、客層の間口を広げている。

内容は映画監督と舞台制作者の父と娘の確執が描かれる作品。

◎映画内映画みたいな構造が好きな人にはかなり面白い

映画ファンの大好きな“映画監督”というキャラクターがいるだけで楽しい
往年のアカデミー賞受賞監督のような立ち位置の父だが、その後15年以上作品を撮ってないという妙な大御所ネタがあるものの、その本質は捨てた家族への愛着に囚われているという事実だった。そもそも捨てたかったのか?捨てるしかなかったのか?監督自身が自分の人生を切り売りすることで表現者の苦しみを形成するタイプとも言えそうなキャラクターの想像が秀逸。主人公である娘もまた父と瓜二つの思想を持ちながらも、父への反抗と怒りにより映画とは違う舞台の道で生きるものの、本質的な人間性が遺伝しているので、わかりあえるきっかけさえ見つかれば2人は分かり合えるという幸せの道程が映画内で啓示されているのも上手いが、それを結ぶのが劇中でずっと調整役だった、結婚して子供がいる妹役というのが上手いし、そのやりとりのエモさが素晴らしく、号泣。

私自身気の強い4歳の娘とたびたび意見が合わず喧嘩になるが、やはり元を辿ると自分の性格にそっくりだなぁと思うところが強い。きっと娘も私に反抗しながらも私と同じ道に進んでしまうのではないか?そしてそんな娘のことを理解できるであろうけどその資格を与えてくれないだろうけどいつかわかりあえるのではないか?というこの啓示について、そうだよ俺もわかりあえなくても俺自身がわがままでも娘を愛しているんだと無駄に号泣してしまった。
そして仲介役の妹が何故か妻のように思えてどこまでも身勝手に私的に本作を楽しんだ。ありがとうございます。

映画として肉付けのうまさを感じたなぁと思う。

気が利いてる:エル・ファニングの塩梅

監督の作品傾向でこれまでの作品はヨーロッパ系の俳優で統一していたが今作はエル・ファニングが参加。助演の父もアメリカで活躍するスウェーデン出身のステラン・スカルスガルドだし、アメリカ受けという部分も考慮された絶妙な企画。
そのエル・ファニング演じる役が、映画界で若手として複数の作品に出演し高い支持を得ている俳優なのだが、映画の評価とは別物で、映画出演に対して懐疑的になり始めてしまったというサブストーリーにしては個性的で面白い。そんな彼女がコッポラとかジュゼッペ・トルナトーレのような監督の作品をたまたま映画祭で鑑賞して、そのまま監督と意気投合して、自分の映画製作、演技の可能性のために彼と全力でコラボレートするのだけども、その映画でキャラクターを演じているうちに監督の真意が見えてきてしまうという。確実にキャラクターとしても成長が見て取れる面白さ。劇中内で脚本のイメージもしっかり組んでるし製作指揮の監督の意図も組んでその上で、想像してキャラクターの人生を再現しようとしているんだけども、彼女の結末としてこの映画の持つ意味も理解してしまい、降板を願うというわけですが、映画としてはどこまでも娘と父、息子と母、姉と妹というどこまでも地味で重たい家族の物語に映画製作という入れ子構造を持ち込み華やかな若手ブロンド女優のエル・ファニングを登場させしかもどこまでも誠実なキャラクターで映画に違った味わいを出して面白さを引き立てるというどこまでも優れたチョイスに俯瞰して感動したのでした。

面白い:キャラクターそれぞれの肉付けのリアリティー

見ていてふと主要キャラじゃないところに視点を当てると、それもそれで面白かった。
妹も妹で過去に父の映画製作に抜擢されて高い評価を得たものの、そこから映画のキャリアは進まず、逆に渡米したと思える父に残されたトラウマを忘れられず、戻ってきた身勝手な父が自分の築いた家族である息子をまた自分のように映画製作に参加させる行為に怒りが積み重なるし、その父の考える母との悲しみを探るというめちゃめちゃ深い役柄で素晴らしいわけですが、個人的に良かったなぁと思ったのがその彼女の夫が面白い。
いい感じに養父との関係性が悪い、荷物を渡されて顔も見られない。父がいない時に姉と妹(妻)が会話をしている時は、また厄介な会話してるなぁという顔、他人の大きな問題には口を出してはいけないのはわかるけど口を出したいけど関わると悪口言われるからいやだというその感覚が絶妙に出てるの上手いなぁって。

その他で主人公の姉が劇団員の妻持ちと不倫してるわけだが、その彼が離婚間近となって、最近演技もなんかなぁと考えてた主人公がワンチャン結婚で幸せになれるかもと期待の視線を向けてその会話をした時のやんわり断る感じの間男の感じも妙にカラッとした天気ながら残酷で良かったです。

結局精神病んで全部投げ出しちゃう姉(根底がやっぱり父親似なのが熱い)が妹が父との和解を進める為に訪問した際に、妹の話無視して、一番制作者として馬鹿にしてそうな女子がワラワラ出てくる海外ドラマを見てる挙句、強制終了される展開がツボでした。
役者として蔑んでそうだけど普通に海外ドラマ見て気晴らしするんだお前という矛盾感こそ人間の本質な感じがしてたまらないです。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 9.4/10
・映像のアプローチ 8.4/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 9/10
・音楽 7.8/10
・上映時間と個人的趣味 9/10

88点

映像や音楽は良いが、そこが突出まではしなかった
脚本とキャラクターの強さに比べると、演出面はやや堅実寄り

全体的にしっとりとポジティブな映画で自分の人生にも勝手に希望を感じてよかった。

サブストーリーで自分がほっといた撮影監督が足悪くしてるのめっちゃ切ないけどそれでも自分のやりたいことを成し遂げる為にもう一度彼と仕事をする終盤がこの映画の本質たる『愛着のあるもの』を体現してて最高でした。

通販

created by Rinker
¥1,650 (2026/3/14 11:41:17時点 楽天市場調べ-詳細)
his0809
育児の影響で更新頻度落ちてます。

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

広告

his0809
↓ふるさと納税、今年は牛タンとカニにしました。住民税が緩和されておすすめです

his0809
↓たまには旅に出てはいかがですか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US
his
30代後半のおっさんです。 結婚して3歳の娘を育てて家事手伝ってます。 家でUHD見たり、映画館で注目映画見たり 伝説的な映画を再視聴したりしてます。 自分の備忘録目的でブログやってます。 好きなアニメはガンダムです。 洋画が好きです。洋楽も好きです。PS5でゲームしてます。邦訳アメコミのバットマンを読んでます。バットマンが好きです。