★この記事をまとめるとこんな感じ★
『マンダロリアン・アンド・グローグー』感想:一言でいうと
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』をIMAX GT版で鑑賞しました。点数としては67点。ルドウィグ・ゴランソンの音楽を劇場音響で浴びられる喜び、マンドーとグローグーの相変わらずの可愛さ、そしてIMAX GTの1.43:1で広がるアクションの迫力はかなり良かったです。
一方で、映画として見ると「劇場版」というより、テレビシリーズの豪華な単話エピソード、あるいはテレビスペシャル感が強め。ロッタという妙にキャラの立った新キャラは面白かったものの、シリーズ全体を大きく動かす感動や驚きは弱く、3年待った映画としてはやや物足りなさも残りました。
この記事では、『マンダロリアン・アンド・グローグー』の感想を、IMAX GTで観た画面サイズの話、音楽、アクション、ロッタのキャラクター、未見でも楽しめるかどうかまで整理します。後半ではネタバレありであらすじにも触れるので、未鑑賞の方はご注意ください。
製作
2026年アメリカ映画
劇場版でマンドーとグローグー大活躍!
監督
ジョン・ファヴロー
・シェフ 三つ星フードトラック始めました
・アイアンマン
・スウィンガーズ
・エルフ 〜サンタの国からやってきた〜
キャスト
2026年5月28日IMAXGT版鑑賞
2026年16本目
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概要:テレビスペシャル感の強い映画版
2019年にDisney+のこけら落としとして放映された『マンダロリアン』。
スター・ウォーズのアニメシリーズであり、最高のスピンオフの作り手、デイブ・フィローニとMCUの生みの親ジョン・ファヴローという夢のタッグで描かれる、『クローン・ウォーズ』のDNAを継いだ作品。自分も本作を鑑賞するためにDisney+に加入したとも言える。
2023年までに本編3シーズンが作られ、『ブック・オブ・ボバ・フェット』での実質的なゲスト出演回も含めると、かなり長く展開されてきた『マンダロリアン』。そこから約3年の月日をかけて、ついに劇場映画になりました。
監督は生みの親で『アイアンマン』の監督のジョン・ファヴロー。
脚本にはデイブ・フィローニも参加、音楽もルドウィグ・ゴランソンなどなどスタッフはテレビ版から引き継ぎという感じ。
シーズン3完結後、新共和国と契約したマンダロリアンことマンドーこと義理の息子となったグローグーの2人が、スター・ウォーズの犯罪王ジャバ・ザ・ハットの従兄弟(『ブック・オブ・ボバ・フェット』にも登場)と絡んだことで窮地に陥るというちょっとしたテレビスペシャルみたいな内容。
『クローン・ウォーズ』でも登場したジャバ・ザ・ハットの息子のロッタも大人になった姿で登場し、『クローン・ウォーズ』の系譜を感じさせてくれるのでした。
シガニー・ウィーバーは、個人的にはもう少し別の使い方をしてほしかった印象。『エイリアン』のリプリーがスター・ウォーズ世界にいるというだけで嬉しさはあるものの、それならこれまでに登場したキャストを登場させてシリーズファンへのサービスが欲しかった。
グローグーについては終始相変わらずの可愛さ。絶妙に回を重ねるごとに成長していることが感じられるのがツボで、フォースもそこそこ使ってくれるし、病気になったマンドーの面倒を見る子連れ狼の子役オマージュが笑えるが、映画フォーマットではテンポをやや悪くしている部分もある。ネタにするなら『スターウォーズ』のヨーダを重ねたネタとかもう少しわかりやすくやってくれてもよかったなぁと思う。
タイトルにグローグーが入っているだけあって、今回はただのマスコットではなく、マンドーを助ける相棒としての存在感も強めでした。とはいえ、物語を大きく動かすというよりは、可愛さとフォース芸と親子関係の確認が中心で、映画として新しい段階に進んだかというとそこは少し物足りなかったです。
まずは『マンダロリアン』の音楽を劇場で聴けて最高
『マンダロリアン』と言えば、そりゃぁデイブ・フィローニによる『スター・ウォーズ』伝説の復活が一つ目の主語ではあると思いますが、自分としてはルドウィグ・ゴランソンの印象的なテーマソングのおかげでよりファンに愛されてると思いたいところ。あのロッキーのテーマのようなチャンチャチャーン、チャチャーチャー、のメロディとそこからのタタンタタンと続く感じがすっごく印象的。ドラマのエンドロールではイメージボードの映像も相まってめっちゃ印象的。
それが劇場音響で包まれる最高な体験。これぞ劇場版の醍醐味!自宅では味わえない最高の体験でした。
ちなみにテレビシリーズの『マンダロリアン』で音楽部門でエミー賞を2度受賞しているわけなのです。
映画版としてリフレインと編曲を多くする『ロード・オブ・ザ・リング』と同じ手法で、印象的な音楽を作り、『マンダロリアン』の世界観をより濃くしていたと思いました。
冒頭からアクションいっぱいの『マンダロリアン』
『マンダロリアン』と言えば『ジョン・ウィック』を彷彿とさせる最強の賞金稼ぎとして、多数をボコボコにする爽快感。今作もドラマ版よりもお金をかけたガンアクションがオープニングから披露、暗闇からの刺客として、悪党たちをばったばったと倒す。西部劇とも時代劇とも言える独特な立ち回りは、まさに初代『スター・ウォーズ』が『隠し砦の三悪人』のSFリメイクと言われた精神性を引き継いだ『スター・ウォーズ』らしさを違うアプローチで体現する面白さ。巨大AT-ATなどのファンも喜ぶ展開やIMAXGTで鑑賞すると巨大なAT-ATが崖から落ちる見応えのある大迫力の映像なども圧巻で、最高潮のオープニングシークエンスが繰り広げられる。
また往年のSF映画『エイリアン』からリプリーことシガニー・ウィーバーもSWの世界に参戦し、映画ファンへの目配せがすごい。
また早々にテレビシリーズの番外編『ブック・オブ・ボバ・フェット』に出てきたジャバ・ザ・ハットの後継者である従兄弟との双子の2人のジャバ族との関わりでスター・ウォーズの世界観の一部であることを濃厚に感じさせてくれる。
映画はアクションに終始し、その後も闘技場観戦や酒場での戦い、闘技場での怪獣デスマッチ、追跡劇、屋敷襲撃、賞金稼ぎ戦①、半魚人戦①、巨大蛇戦、逃走ガンアクション、パペット劇、突撃、大型ロボ2体とのバトル、賞金稼ぎ戦②、ハット族同士のバトル、脱出劇、Xウイング襲撃とこれでもかとアクションの連続。非常に楽しい気持ちになった。『マンダロリアン』シリーズはアクションにもこだわりがあり、主演のペドロさん以外にもスタントマンさんにもフィーチャーしている作品として、これでもかとテレビシリーズの魅力を詰め込んだような作風ではあったが。
じゃあテレビシリーズでもいいのではないか??
正直に言えば、劇場版というより「テレビシリーズの1エピソードを豪華に拡張した作品」という印象はかなり強いです。
この映画はそもそもシーズン4に続く物語としての必要性は薄かったとも言える気がする。ご新規さん向けに可愛いグローグーと『マンダロリアン』とはこういうノリの作品です。ってTVシリーズの魅力をうまく映画の2時間のフォーマットに落とし込んだ作品だったのだが、本当に単話ものって感じで驚いた。
帝国の残党士官を倒す物語に途中で立ち寄ったやつとの約束破ったからそれのしっぺ返しを喰らい、シリーズ的に大きめの悪党だから退治しちゃおうというひねりのなさすぎる物語。だったらもっとシリーズに出てきたルークやアソーカやIGなどのキャラクターをゲスト出演させて盛り上げてもよかったのではないか?と思うが、そういうギミックは全て排除し、あくまでもマンドーとグローグーの魅力と自己紹介に迫っている印象でした。
せっかくの映画作品なのにテレビと同じことやって、しかも別に映画化に際してシリーズ全体の物語がわずかに進歩するわけでもない、ただただ『マンダロリアン』の魅力を詰め込んだだけで、感動的なシーンも特にないとは思わなかった。
ロッタは意外と良いキャラだった
その分新規登場のジャバの息子のロッタが、ドラマ面としてキャラクターに中身があり、足がないナメクジみたいな動きだが、筋肉ムキムキでしかもグローグーの兄貴分として優しいという異色の存在としてめちゃめちゃキャラ立ちしているのだが、それでよかったのか?イウォークとか往年のキャラクターをサービスで出してもよかったのではないか?ドロイドのデザインもどこか物足りない、『仮面ライダー』や『スーパー戦隊』の映画化のようなモブな感じ。
取ってつけた沼の惑星の広がりのなさなどテレビシリーズの方がそういう面では広がりを持たせてくれて魅力的だったなぁと思うと、映画なのにテレビシリーズへの入り口って感じなの、あまりにも逆の構造でびっくりする。

『マンダロリアン』未見でも楽しめるのか?
今作は『マンダロリアン』未見でも楽しめるか?というと
楽しめると思います。
前述の通りこれまでの話が関係した例えば『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』のような本編の続きの物語というよりは、本編の合間のサブエピソードのような『ドラゴンボール』や『仮面ライダー』の映画版のような独立したエピソードとして成立しています。
グローグーを庇護する仮面を被った賞金稼ぎの物語と捉えるだけで十分で前述の通り話はほぼなくずっと戦ってるし、ずっとグローグーが可愛い。
少しだけ出てくるスター・ウォーズ由来のキャラクターに心躍らせたりして興味を持ったらEP1、2を鑑賞して『クローン・ウォーズ』というアニメシリーズを全部鑑賞してEP3、テレビドラマ『オビワン』の終盤2話だけ見てEP4、5、6を見てとりあえず『マンダロリアン』を見ておけばシリーズは網羅できたと思います。もちろん『反乱者たち』と『バッドバッチ』も見て『アソーカ』も見てルーカスの夢物語がフィローニに受け継がれたことを実感して悦に浸れればそれで十分だと思います。
嬉しいことに全部Disney+で鑑賞できるので入会して鑑賞しましょう。見るものがなくなったらMCUのドラマシリーズも頑張って見れば一石二鳥の2010年代の映画オタクの歩んだ道を歩めます!!
IMAX GTサイズはとてもよかったです
本作はIMAX 15/70mmフィルム撮影ではなく、デジタル撮影による“Filmed for IMAX”作品。IMAX GTでは1.43:1、通常IMAXでは1.90:1、通常上映では2.39:1を中心に、シーンごとに画角が切り替わる。単なる引き伸ばしではなく、IMAX用の拡張画角マスターが用意された作品と見てよさそうだ。
1.43:1で効いていた場面
記事内でも紹介した通り序盤のAT-ATの墜落シーンの迫力や、レイザー・クレストの飛行シーンの大迫力など、1.43:1を意図した映像が映画の尺の約半分を占めている作品のため、迫力がすごかったです。飛行シーンは一瞬浮遊感を感じ、体験としてとてもよかったです。映像としてはIMAXサイズからIMAXGTサイズに拡張するネタ演出があり『罪人たち』を思い出すサービスシーンにニヤリとしました。
画角切り替わりは少しガチャガチャする
しかしノーラン映画でお馴染みの画面サイズがカットごとに変わるシーンもあり一部ガチャガチャしてしまうのは、苦手な人は集中力を削いでしまうと思います。
しかしグランドシネマサンシャインのIMAXGTも体験してから7年が経つので、正直慣れ始めてるんですが、今作はなんかちょうどいい感じでよかったです。もちろんほとんど合成映像で、ノーラン監督の65mmのフィルムの超高解像度を味わうディープな面白さはなかったですけど、視界いっぱいに広がる映像には、高揚感がとてもありました。
AIによる技術補足:本作はどうIMAX GTに最適化されたのか?
ここからは少し技術寄りの話です。
以下はChatGPTによる技術補足です。筆者本人の感想ではなく、公開されている公式情報・劇場情報・ポストプロダクション会社の発表をもとに整理したものです。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 5/10
・映像のアプローチ 7/10
・映画の美術面 6/10
・キャラクターの魅力 7.5/10
・音楽 9/10
・上映時間と個人的趣味 7.6/10
67点
音楽とIMAX GT体験はかなり満足度が高い一方で、物語はテレビシリーズの豪華な単話エピソードの域を出ず、映画としての感動やシリーズ全体を動かす力は弱め。そのため67点としました。
映画としてあまりにも普通のハリウッド作品で感動が弱すぎる印象。テレビシリーズの総集編とまではいかないが、テレビシリーズの魅力を映画フォーマットに捩じ込んだというか。。。それでもスター・ウォーズワールドとしてもう少し広がりがあってもよかった気がするけど、予告編見た時から、これ映画としての魅力ないのでは?と思ったけどそれが的中していたとは思わなかった。『マンダロリアン』なんだから大量のマンダロリアンが出てきてーとかの方が個人的に好きではあったなぁと。シャカリの都市部の雰囲気とか結構好きだったけどテレビシリーズのようなセットってより街並みをちょっとだけ映すだけでもっとそこの魅力も見せればスター・ウォーズらしさがあったかなぁと思ったり。
この映画化によってシーズン4が止まったようにも見えてしまい、3年待った結果がこれなのか……というディズニーへの恨み節も少し出てしまう。もちろんハリウッドのストライキ期間などもあって遅延したのは理解できるけども、時間が経つと俳優も年取るし、風化もあるし熱狂も落ち着いちゃうしという印象。
ネタバレ あらすじ
最後に:ご訪問ありがとうございます
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