ナンバーワンを目指す個人でもれっきとしたチーム
★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2026年日本映画
二本立てではなく二つの世界が混じった一つの物語
2026年4月4日劇場鑑賞
2026年10本目
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見たよ:ゴジュウジャーにハマったのでVS映画も劇場鑑賞
2025年2月から始まった『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』も2026年2月に完結。
今作が2026年時点では最後の戦隊ヒーローとなり、後続番組は平成仮面ライダーシリーズの前に放映していたメタルヒーローシリーズに変わってしまい、宇宙刑事ギャバンの新シリーズにとりあえず変わってしまった。
4歳の娘が『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』に大ハマりし、シアターGロッソのヒーローショーは4作全部鑑賞。夏映画も鑑賞し、テレビシリーズも全話鑑賞。テガソードの変形玩具は買わなかったものの、クリスマスプレゼントにグーデバーンを希望し、購入しました。
個人的にもシリーズ最後だし、記念としてもこのイベントを娘と楽しみました。
先に言いたい:シリーズの節目に影を落とした降板問題
50周年で一旦の最終作ということでシリーズとしては過去戦隊のレッドへの変身やレジェンドキャストの登場など、本来ならもっと素直に盛り上がれたはずの『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』。
ゴジュウジャー内で唯一の女性ヒーローであったゴジュウユニコーンの角乃を当初演じていた今森茉耶さんの20歳未満での飲酒行為や一部報道では自身のスーツアクターとの不倫行為など度重なる不祥事により降板し、劇中でも歪な編集での彼女の登場のカットや、代役となった志田こはくさんとのいびつな再撮影素材の編集映像や、合成映像など、撮影自体がほぼ終わった後の不祥事の影響か、後半に突如現れた新キャラのリボンのおかしな退場など作品としては突如シリーズ終了になり盛り上げようとした中でも不祥事により作品が本来の形では見られなくなってしまった。
参考:
東映公式発表
参考報道:
Yahoo!ニュース記事
もちろん作品外の事情ではありますが、テレビシリーズ終盤から本作にかけて、ゴジュウユニコーン周りの編集、合成、再撮影素材のつなぎ方には明らかに無理が出ていたように感じました。
代役として志田こはくさんが参加してくれたこと自体は嬉しかったです。『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』でも印象的な演技を見せていた方なので、特撮ファンとして喜んだ人も多かったと思います。
ただ、志田さん自身のスケジュールや、すでに撮影が進んでいたであろう本編側の事情を考えると、すべてを自然につなぐのは相当難しかったのだと思います。実際、テレビシリーズでも合成感や編集の違和感は残っていたし、本作でも映像を後から差し込んだように見える場面がありました。
特にシリーズの節目として盛り上げようとしていた作品だからこそ、この降板対応によって作品の完成度が落ちてしまったことは、感想としてきちんと書いておきたいです。
一方で、それでも毎週楽しく見られたし、この逆境の中でどうにか作品を成立させようとしたスタッフ・キャストの結束も伝わってくる、不思議な作品でもありました。
今後もし『ギャバンインフィニティVSゴジュウジャー』のような形でゴジュウジャーが再登場する機会があるなら、その時はもう少し自然な形でチーム全員が揃う姿を見てみたいです。
そんな思いもありつつ、娘の熱いリクエストもあって、今回のVS映画も劇場で鑑賞しました。
感想:VS映画はキャスト再集結の嬉しさがある
毎年恒例にもなっているスーパー戦隊2作のVS映画。
本編終了後のキャストと、前作のキャストたちが揃って再び活躍する姿を見ると、やっぱり胸が熱くなる。テレビシリーズを追っていた身としては、「また会えた」というだけで一定の満足感がある。
特に本作は『ゴジュウジャー』と『ブンブンジャー』の違いを見せつつ、それでも根っこには同じスーパー戦隊らしさがある、という構成になっていたのが良かった。
個人でナンバーワンを目指していたゴジュウジャーも、結局は仲間を必要としている。そこをVS映画として補完してくれたのは、ファン向けのエピローグとして素直に嬉しかった。
熱い:ゴーカイレッドVSゴジュウポーラ
我が娘が大好きだった追加戦士・ゴジュウポーラ。剣ではなくガントレットで戦うインファイターで、独特な価値観と高額報酬で物事を解決しようとする不思議なキャラクターでした。
前回の指輪争奪戦で優勝(元ゴジュウウルフ)して神になったけれど石になって封じられていたけどもグーデバーンの誕生により復活した存在。
今作は一応最終盤の前の話で、厄災のリーダーとの戦いで現実改変能力を使用して死亡して厄災のリーダーの存在を消したが、最終回で復活したが、人間体と霊体を自由に使える本当の神になったという存在。本放送終了後も彼を主役にした彼の過去、前回の指輪争奪戦が描かれるミニシリーズが東映ファンクラブという定額VODで2026年4月から放送開始。
そんな人気キャラがスーパー戦隊大投票の1位の『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイレッドとバトルという素敵な展開。ただゴーカイレッド演じるキャプテン・マーベラスがだいぶ老けてて変な髪型でややショックでしたが、スーパー戦隊ファンにはいい展開だったと思う。
しかし犬探しで解決する展開は謎でした。ボウケンレッドの謎の朝の日課コースの攻略で修行という謎展開など、特撮畑としてのやり方を実感するのであった。
気になる:VS映画らしい省エネ感と近年の戦隊事情
本作単体というより、近年のスーパー戦隊全体に少し省エネ化を感じる部分があります。
敵スーツの流用や色替え、ロボ描写の少なさ、強化形態の出番の少なさなど、もちろん特撮作品としての工夫でもあるのですが、昔よりも「限られた素材をどう使うか」に寄っている印象はありました。
テレビ番組とは違い出資者のいない東映オリジナル作品である本作。やはり節約思考は感じる。ブンブンジャーの敵であるギャラクシーサーキットグルマーについては、サーキットグルマーの色替えっぽいし、ゲスト出演のゴーカイジャーとボウケンジャーとジュウオウジャーは、強化形態流用に唐突な敵の復活劇も流用と思えるが、もはやそれはお家芸にも近い。いかに費用を抑え、それをシリーズのネタにするように流用する、これが東映の特撮作品のやり方だ!とファンダムにいつものやつを提供するやつ。期待値以上はくれないスタイル、ノーコメントである。
思い返せばゴジュウジャー、あんまり敵キャラが出てこなかった印象。2週かけてノーワン倒していた印象もある。コスチューム費用がやはり嵩張ったのか。また過去作ではロボと武器は別だったが、今回から一体化。そもそも武器がテガソードという潔い手に装着できる武器、敵のボスも銃に変形できるロボット。追加戦士も手がガントレットになるという玩具のラインナップを少なくして、玩具展開を絞った印象。それでも露骨な予算削減を感じさせる、ロボの強化形態がほとんど登場しないや、1回だけ各戦隊専用武器と合体する特殊形態の登場など、ロボ描写の予算削減が甚だしかった。もちろん今作は2作品の最強ロボが登場し、敵を倒していました。
過去作では専用の強化形態が登場していたが、まさかゴジュウウルフの新形態は強化ではなく、アナザータイプだったというわけで、あくまでもゴジュウジャーのオリジナルコスチュームを大事にする印象がありました。
個人的に思うのは、キングオージャーで予算割き過ぎて、そこまで利益出なかったのかな?って思う。ロボの装備数も非常に多くディテールが細かったと思うし別の宇宙を舞台にして背景がほぼCGというのは攻め過ぎたのではないかと改めて思う。
ネタバレ感想:個人主義でもやっぱり戦隊だった
ゴジュウジャー終盤の展開少し前の時期が描かれる本作で突如別次元と融合して、本来共存することができなかったブンブンジャーの面々と出会うわけ。
その際にやはり個人で競争をしているゴジュウジャーが戦隊という歴史の中で異質で認めてはいけないのではないか?というブンブンジャーがメタ的な視点でつっこんでくるも、根底のスーパー戦隊の志はしっかりあるって理解して共闘するというボーナスエピソードというところ。
主人公の吠は、みんなを必要とするし、みんなも吠を必要とするという本編では描ききれなかった部分が描かれるのでファンとしては見応えあり。
ただ強化形態は出てこないのでやや惜しいところ。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 6/10
・映像のアプローチ 7/10
・映画の美術面 6/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 7/10
65点
余談:ビュン・ディーゼルの元ネタに今さら気づいた
今更感はありますが、ビュン・ディーゼルの元ネタって絶対『ワイルド・スピード』シリーズ主演のヴィン・ディーゼルですよね。気づいて笑ってしまいました。
余談:戦隊俳優のその後も気になってしまう
ここからは完全に余談。
スーパー戦隊のVS映画を見るたびに、キャストのその後についても少し考えてしまう。
戦隊はメインキャストが5人以上いる作品なので、テレビシリーズ終了後にそれぞれがどう俳優として残っていくのか、なかなか厳しい世界なんだろうなと思う。最近はWEB配信ドラマやローカル局のドラマなど、出演の場は増えているようにも見えるけど、それでも競争はかなり激しそう。
一方で、レジェンドヒーローとして戻ってくるキャストさんたちは本当にありがたい。世代的に自分がリアルタイムで知らないヒーローもいるけど、子どもの夢を壊さないように当時のキャラクターをしっかり背負って演じてくれる。
一度スーパー戦隊に出たら、ファンの中ではずっとそのヒーローであり続ける。ファンとしては嬉しいけど、俳優本人にとってはどうなんだろう、と余計なお世話ながら考えてしまうのでした。

ネタバレ あらすじ
最後に:ご訪問ありがとうございます
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