アカデミー賞ノミネートならず納得の期待値以下の後編
★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2025年アメリカ映画
普通に楽しめる映画ではあるのだが。。。
監督
ジョン・M・チュウ
・G.I.ジョー バック2リベンジ
・クレイジー・リッチ!
・イン・ザ・ハイツ
・グランド・イリュージョン 見破られたトリック
キャスト
2026年3月8日吹替版劇場鑑賞
2026年5本目
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概要:『ウィキッド』後編が公開したので鑑賞した。
2025年に日本で劇場公開された『ウィキッド』の後編、『ウィキッド 永遠の約束』を家族で鑑賞しました。
公開日には民放で一部カットされましたが吹替版が放送し、復習もした上での鑑賞。

前作の『ウィキッド』は
上映時間が3時間が予告含めると3時間近くあるので、てっきり1本で完結だと思ったらまさかの後編があるという衝撃でした。
しっかり1年待たされての鑑賞。
長かったけどミュージカルパートは人間がいっぱい出てきてパワフルなダンスをシンクロして踊る見応えたっぷりの映画でとても楽しめました。
2025年のアカデミー賞には作品賞・主演女優賞・助演女優賞・編集賞・メイク賞・楽曲賞・音楽賞・VFX賞でノミネート。
衣装賞・美術賞は受賞を達成。私もエメラルドシティの映像には感激、その独特な緑の素敵な街やそれぞれの衣装が素晴らしく、感激した記憶があり、UHDの購入の決め手になりました。
後編の今作もさぞ面白いんだろうなぁとか伝説の映画『オズの魔法使』との接点など楽しみにしていたのですが。。。
やや悪い前評判:2026年のアカデミー賞賞ノミネートなし
日本公開は何かしらのアカデミー賞関連で期待しての3月公開に、わざわざアメリカ公開から半年以上過ぎてから行っていることが考えられ、前作は見事にその盛り上がりのシナジーに成功できたと思うが、今作はまさかのアカデミー賞にノミネートなし。
完結編にあたりドラマ面もクライマックスのはずだが、なぜかノミネートなし。ゴールデングローブ賞に関しては主演と助演女優賞と楽曲賞でのノミネートは確認されたが、昨年アカデミー賞を受賞した美術賞関連やVFXがなしという謎過ぎる現象。監督も同じキャストも同じでわずか1年後の公開というのに一体何が起きているのか???
期待された『オズの魔法使い』とのリンクなどもあるはずで約束された傑作かと思ったのだが。。。。
上映時間は2時間17分と前作と違いスタンダードな作品に収まっている。
しかし北米批評家評価(MetaScore)が、100点中58点というなかなかの平凡な点数に収まった。前作の73点に比べるとどうしても見劣りしてしまう。
そんなやや厳しい作品になりがちだなぁと予測しつつもその答え合わせに臨んだ鑑賞となった。
感想:前作の良さがなくなり低予算化??
舞台は変わらずのエメラルドシティと1作目のオープニングの地域付近という印象。
前作の主な舞台の学校とは離れて、広大な密林のエルファバの隠れ家とエメラルドシティのグリンダという対比。
『ナルニア国物語』のような動物を解放させるエルファバのアクションシーン。
別に火炎や氷を使うわけでもないエルファバは空中からの襲撃がメイン。確かに魔法使いではあるが、大魔導士というわけでもない。
それに対してエメラルドシティのオズやモリブルに関しては、市民を騙すプロパガンダで印象でエルファバを悪者として迫害するように指示しているという、恐ろしさ。
楽曲に関して、冒頭の「Thank Goodness / I Couldn’t Be Happier」は印象的だった。
ただ、前作ほど映像のパワフルさは感じない。
グリンダのどっちつかずな心境を反映した曲としては上手い。オズたちの思惑に自分の幸せも乗せられ、フィエロの本心にも向き合わないまま、自分は幸せだと言い聞かせている感じが出ていた。
でも映画全体で見ると、やや物足りなかった。
前作は長すぎるくらい丁寧だったのに、今作はかなり駆け足で進む。
エルファバのせいで精神を病み体調を崩したと思われるネッサローズの父は他界し、そのままネッサローズが家督を継いで領主になる。
もともと彼女は、五体満足以外は何でも与えられてきた人物として描かれている。だから今度はボックの心まで手に入れようとする。
ただ、ボックの心がなぜそこまでグリンダに向いているのかは、映画側があえて説明を絞っている印象。
そのぶん行間を読ませる作りになっていて、結果としてネッサローズにヘイトが集まりやすい。
そこから半ば強引に、ボックがまさかのブリキの人へと変貌する。
ここで「え、これ『オズの魔法使い』とこうリンクするのか?」とは思った。
ただ、自分が期待していた現実世界との接続の仕方とは少し違う。
しかも怒りに狂ったボックのえぐみが強くて、今後かなり暴力的な展開の布石にも見える。
そこからグリンダに絆されて、あっさりオズと仲直りしようとする展開はかなり強引に見えた。
一緒に「Wonderful」を歌って和解したかと思いきや、エルファバは囚われて声を奪われた動物たちを見て、すぐオズのやり口を悟ってブチギレる。
曲自体も「A Sentimental Man」と似た屋内の見せ方で、人数も少なく、前作ほどの高揚感はなかった。

前作は人間をいっぱい出して豪華絢爛で、監督のダンス映画の技術がすっごく活かされていた印象だが、今作は物語に焦点を合わせて、ミュージカル要素が弱い??
No Good DeedもCGで作られた居城に空飛ぶ猿たちの合成映像でなんかミュージカル映画としてしょぼいし、そもそもCGも優れているように見えない。
全体的に独唱が多く、ミュージカル映画としての前作のド派手さは無くなってしまった。
また歌ってすぐ心境が変わってしまうというミュージカル映画あるあるそのままの古典的な作風というのを感じる微妙な感じ。
58点というのも納得だし、アカデミー賞にノミネートしないのも見ると納得いってしまった。
そういう質に全然届いてない普通のそんなに悪くないハリウッド映画って印象。物足りない部分もあるが十分に面白い。

映画内でフラッシュバックする謎の存在しない学生時代の記憶映像がわけわからなさを加速させてやばい。
その程度?:『オズの魔法使』とのリンク
ドロシーがガッツリ出てきて、映画をめちゃめちゃにしたり『オズの魔法使』のリメイク始まる??って想像したらそんなことは全くなかった。
ドロシーの旅の裏側で、めっちゃ揉めるエルファバとグリンダ。そもそもエルファバはドロシーとかどうでもよくて、勝手にマンチキンがドロシーにあげた妹の形見になってしまった靴を取り戻したいだけ。

ドロシーに至っては顔面が映画内には登場せず、後ろ姿、遠方からの後ろ姿、影と声程度で、全然『オズの魔法使』に触れる気配なし。
そもそも『オズの魔法使』は違う会社の映画だし、やりづらさがあったのかなぁと勘繰るところはあるが、ダークになった『オズの魔法使』って感じで、寝返った青猿たちがブリキに殺されまくる最悪の展開とか普通に見たかったところはある。
もちろん、謎設定のエルファバは水に弱い設定は、謎の嘘で、普通に城の隠れ部屋に隠れただけで、それを知ってるカカシフィエロが彼女を解放して、一緒に喋る動物たちが逃げた世界へ。

ブリキになったボックは呪いはとけないし、ドロシーは帰れないままオズはどっかへ旅立ったし、モリブルは猿に私刑にされたようで、魔導書をもったグリンダが世界を収めるてフォーグッドするようにもう一度動物との共存世界を生み出して終わりという、なんだか説得感の弱い物語だし、『オズの魔法使』のリンクこそあるけどもいてもいなくても良いなぁという印象。絶妙ではあるなぁと思った。
『オズの魔法使い』とのリンク要素はあったが、自分が期待したほど踏み込んではいなかった。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 5/10
・映像のアプローチ 6/10
・映画の美術面 7.7/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 7.6/10
・上映時間と個人的趣味 7/10
64点
期待していた以下ではあったが、普通に面白くて楽しめたし感動した。
ファンタジーアドベンチャーミュージカルとして悪くなかったと思う。
前作の濃厚さに比べてそのまま舞台を流用してテンポを良くして見やすくして物足りなくなった印象でした。
4歳の娘の感想
4歳の娘と一緒に鑑賞しましたが、少し楽しめなかった様子。ボックのシーンなどやや怖いシーンが不快だった模様。
娘が個人的に一番好きだったグリンダが、結婚式に手を叩くほど舞い上がっていたのに、動物たちにめちゃめちゃにされて唖然としていました。

ネッサローズが圧死するシーンはトイレで退出していたので見れてなくてよかった。
直前のエルファバとフィエロのラブシーンもいなかった。
まぁ前作も最初と最後しか楽しめなかったですが最後のエルファバのDefying Gravityはとても感動してました。
吹替版でしたが前作と変わらずよかったです。
ネタバレ あらすじ
最後に:ご訪問ありがとうございます
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