【海外ドラマ】ベター・コール・ソウル シーズン1【感想】

勿論吹き替え版鑑賞

製作者は『ブレイキング・バッド』同様。
『Xファイル』の後半出身のクリエイター。

ドラマは『ブレイキング・バッド』後に
身分を捨てたソウル・グッドマンの
ハイゼンベルクに出会う6年前に遡り。

駆け出しの弁護士だった彼が
いかに強大なカルテルと
コネクションが
生まれるようになったのか？

彼がどのようにして
あのようになったかが描かれる。

『ブレイキング・バッド』でもいいキャラだったもんね。

また同様に殺し屋ぽい
掃除屋のマイクの過去も描かれ
2人の出会いも丁寧に描かる。

揺れる天秤

ソウル・グッドマンが
本名のジミー・マッギルで活動し。
彼の過去というか基礎設定が明らかに。

実は元詐欺師で
兄に救われたことで改心し
弁護士になることにしたジミー
怪しげな通信教育で弁護資格を手にし
兄と肩を並べて同じ事務所で
仕事をしようとしたがその道のりは険しく
刑事事件の公選弁護人を行う
貧乏弁護士として個人で活動。

電磁波アレルギーという
奇病に罹った兄を看病しながらも
どうにかして弁護士として活動する彼は
自分を雇わなかった兄の共同経営者を
見返してやろうとアホなことをしたり
詐欺事件を起こした会計士に
近づいて弁護士になろうと画策するも
メキシコギャングに捕まってしまったりと
大変な事態に陥るが
持ち前の詐欺師仕込みのトークセンスで
窮地を脱出していく楽しいお話。

そんなジミーだが
いつだって正義と悪の間で
揺れ続ける。
公平さを保つべき弁護士が
揺れすぎている。

彼の決断の数々は
憎めないがあからさまに間違った倫理観が
存在したりするのだから面白いし
最終的にはブレイキングバッドに
収束していくのも面白い。

マイク

ともう1人の主人公として
老人のマイクの設定も明らかに。
元警官であったことが如実に
描かれながらも
汚職まみれの警察から
抜けてるが実の息子を
元同僚たちに奪われ
復習を実施するという
めちゃめちゃアウトな存在。
しかしそれでもまだ警官としての
正義の心は捨てきれず
底辺ながらも正義のために
善意で動くジミーに
手を貸したことがきっかけで
2人の転落劇は幕を開けてしまう。

天秤は傾いた

丁寧な物語ながら
ジミーが弁護士として
成功のチャンスをシーズン1ラストで
手にするのだが

真の対立者は尊敬する兄だったり
かつての詐欺師仲間との再会と別れ
とエモい展開が多数あり
ジミーという弁護士は
普通の弁護士ではない
ジミーというアイデンティティが
最後には確立され
シーズン2へ加速していった。

シーズン2も見たいが
うっかりストレンジャーシングス
シーズン4を一気見してしまうのであった。

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