★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2020年日本映画
人工知能の次はナノマシーンだ!
出演
伊藤英明
・海猿
・悪の教典
・WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜
あらすじ
AI搭載の人型ロボット、ヒューマギアが、
人間の仕事を補助する世界。
それを生み出した日本の企業、
飛電インテリジェンスは社長が亡くなった。
次期後継者として社長の遺言により抜擢されたのは
売れてない若手お笑い芸人で社長の孫の飛電或人。
一度は断った或人だったが、
同じくして滅亡迅雷.netなる
ヒューマギアで構成されたテロリスト集団により
ヒューマギアが暴走させられ怪物化し、
人を襲う光景を目の当たりにした或人は、
愛する人とヒューマギアを救うために、
秘書のヒューマギアのイズに渡された
変身ベルトで仮面ライダーゼロワンに変身し、
怪物を撃退。
仮面ライダーゼロワンになるということは
社長に就任することと同じだったため、
或人は飛電インテリジェンスの社長に就任する。
ヒューマギアを敵視するZAIAの社長が
人工知能に悪意を覚えさせた結果生まれた
アークにより指揮されていた滅亡迅雷.netだが、
或人たちとの交流により自我が目覚め始めた
矢先アーク本体が復活。
アークは滅亡迅雷.netの面々にたびたび同化し、
或人を苦しめた。
アーク本体は倒すことに成功したが
滅亡迅雷.netを止めようとした或人の
秘書型ヒューマギアのイズは滅亡迅雷.netの
リーダーの滅を止めようと説得するが、
彼の放った攻撃が運悪く直撃してしまい
壊れてしまう。
怒りに燃えた或人はアークによって生み出された
変身ベルトで仮面ライダーアークワンになり
滅の愛する息子でもある迅を破壊する。
滅は復讐に燃え、
ヒューマギアを一斉に蜂起させて
人類との最終戦争を望むが、
そこに或人が現れる。
同胞達の説得虚しく滅と決着をつけようとした
彼だったがわざと敗北をし、
滅に復讐に燃える怒りと大事なものを失う
痛みはお互いにここで終わらせなければならないと
停戦を訴え、仮面ライダーゼロワンに変身し
滅の変身ベルトの破壊に成功する。
ようやくヒューマギアとの相互理解の道が
進んだと思った矢先だった。
アークより変身技術を手に入れていた
謎の男エス(伊藤英明)は、
仮面ライダーエデンへと変身し、
人類滅亡を実行する。
それに対して或人は再び
仮面ライダーに返信し、
エデンを倒そうとするのだが、
エデンは体の部位を破壊しても
自己修復してしまう超強敵だ!!
またエデンには謎のカルト宗教を率いており
数多の信者が彼の計画のために、
仮面ライダーへ変身し、
人々を襲撃していく。
襲撃された人は昏睡状態になってしまう。
そんななか
滅亡迅雷.netはヒューマギアと人間を
救うために仮面ライダーに変身。
或人と共闘していた仮面ライダーや
敵対していた元ZAIA社長も応援に駆けつけ
エデンの計画をぶち壊そうと奮闘する。
エデンの脅威的な力により
昏睡状態に陥ったアルトは、
衛星ゼアの力によって、
ある場所へ意識を転送されるのだった。
2021年1月24日劇場鑑賞
2021年7本目
仮面ライダーゼロワンのエピローグを描く!AIの次はナノマシーンだ!
Filmarksで好評だし、
テレビシリーズ全話見たので、
コロナ禍でも重い腰を上げて
本作を滑り込みで劇場鑑賞してきました!
或人が好きだ!
令和1発目の仮面ライダーということで
これまでゴテゴテしたデザインから、
昭和ライダーや
平成2期の最初期のWのような
バッタ型のシンプルなデザインに回帰したのも
好印象だったので、
テレビシリーズを1話から録画して鑑賞し、
人工知能による人型ロボットと共存する世界で、
シンギュラリティという
AIが感情に目覚め、
欲望を持ち自分の意思で行動し、
人間以上の存在になったりという
SF映画好きとしてはめちゃめちゃ好物な
展開があったり
強化形態のメタルクラスタホッパーの武器がファンネルでガノタ胸熱!!
だったり
AIを全面に出した作品なので
必殺技で敵の動きを全計算して回避不能の連続攻撃が炸裂!!
とか大好物な戦闘描写が多数あったり、
2号ライダーの熱血刑事キャラが毎回強引に変身装備をこじ開けて変身する様や、
実は彼の過去の記憶はパワハラ社長により埋め込まれた偽物の記憶で、
ヒューマギアへのトラウマのない普通の一般人だったという衝撃の過去があるのにめちゃめちゃ笑った
さらに元同僚女性に向かって拳を使った熱血指導を披露する衝撃のパワハラモラハラに不破さんめっちゃ好きになった。
あとさらにさらに衝撃だったのが、
パワハラクソ野郎のZAIAの社長がものすっごいパワハラてたのに最後はAIBOをもらって改心するという
なんだそのAIネタは!!
また或人くんのお笑いギャグも見慣れてくると
なんか和む。
そんなわけで大ハマりしたシリーズですが、
コロナ禍による緊急事態宣言や感染症対策により
撮影中断の余波を受けて、
本編が1ヶ月は総集編になっていた結果、
期待していた仮面ライダーサウザーの
強化フォームなどが出てこなかったり、
極端な展開で終盤になってしまい、
非常に残念だったとこもあるが、
SF愛の強い『アイ,ロボット』ファンなら
結構楽しめる作品になったと思う。
メッセージ色の強い中盤の
お仕事5番勝負は前後編システムで
長ったらしくなってしまったし、
毎回ZAIAの社長が悪いことするので
ワンパターンになったのは否めないが。
それでもライダーのデザインも好きだった。
また別番組に出ていた或人演じる
高橋文哉がめちゃめちゃ穏やかなイケメンで
料理上手くてめっちゃかっこよくてやばかった。
仮面ライダーは菅田将暉や佐藤健、
オダギリジョーなどここから超売れっ子に
なった人は多数いるので、
彼もまた売れっ子になるんじゃないか?と
結構期待している。
AIの次は???
今作の悪役は意思をもった
ナノマシーンの集合体でした。
シリーズとして人工知能の人造人間から
ナノマシーンっていうのは純粋に面白いアイデアだな
と思いました。
また元々は医療用だったものが、
アークの原因により暴走したものというのも。
でも彼の目的は別のところにあって、
本当は愛すると幸せになりたかった
悲しい存在であり、
同様に人の悪意に対して
鉄槌を下したかった人で
まぁそれでもテロ行為を選んだ
クズではありますが、
流石に伊藤英明が演じるだけあって、
奥深いキャラクターで
この手の東映ヒーロー映画で括れないのは
すごく良かったと思う。
なんだかんだ伊藤英明の相手役に
TOHOシネマズの映画前のCMの
東宝激推しの山崎紘菜だったり
真の敵役にはテレビドラマでよく見かける
福士誠治さんが出ていたりと
SF邦画作品として一級だったのではないでしょうか?
時流を意識したネットに潜む
人類滅亡を望む存在を
映像としてカルト集団として表現するなど
暗喩がシナリオと映画に上手く浸透して、
ゲーム感覚に悪意をぶちまける
インターネット社会の人間の闇も
娯楽作品に上手く盛り込んでいるし
それならヒーロー達に対峙されるに値するという
納得感も感じさせ、
心底仮面ライダー達を応援できる。
敵だった奴ともついに共闘し、
テレビシリーズのもやもやを上手く消化してくれた。
イズが変身したゼロツーの妙なフェティシズムがやばい
終盤の見どころとして、
ゼロワンに変身した或人と
ゼアの中にいたイズの記憶と二代目イズが
浸透し、守られる側ではなく
戦う側として仮面ライダーゼロツーに
変身し共闘するわけだが、
構えがいつもの秘書スタイル。笑
その異様な立ち振舞いだけにとどまらず、
女性が変身しているということで
胸の部分やお尻の部分がやや丸みを帯びてる。
中はおそらく男性だが、
妙にむっちりとしたゼロツーの姿が
おかしくてややフェティッシュの領域に
達していたと思う。
絶妙な立ち振舞いといいなんか
絶妙に熟女感のあるゼロツーが
妙なエロさがあったと思う。
その戦い方も終始手はお腹の前が
マウントポジションで、
それでいてめちゃめちゃ強いという
最終盤なのに笑っちゃう感じがやばい。
戦闘シーン全体的に良かったなぁ
冒頭の蛍光テープが施された
エデンとゼロツーのバトルなども
すっごくスタイリッシュでかっこよかった。
CGも使いまくりだし、
大好きなメタル状態のファンネル攻撃なども
見れてロボットアニメ好きとしても
楽しめる。
アシンメトリーなバルカンの強化形態とか
結構好きだったし、
サウザーの強化形態とか見たかったなぁー。
ただヘルライジングホッパーは
変な感じだった。
この前の短編で沢山絶叫聞いたので、
もうお腹いっぱいでした。
エデンからのルシファーってのもよかった。
でもルシファーの方が設定上は強いらしいけど、
そのあたりはもっと丁寧に見せた方が、
ダブルライダーの圧倒的さというのが
描けたのではないか?と思いました。
そういえば謎のバイクアクション
やばかったなぁ。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 8/10
78点
噂通り面白くて満足でした。
関連作品漁りたくなりますね。
でもお笑い芸人が一同に現れるシーン
あの箸休めは必要だったのか?
なかやまきんにくんが
すっごく輝いていました。