マジックアワー
「映画作りをパロディったわかる人にはわかってしまうコアな一品」
2008年日
監督
三谷幸喜
出演
佐藤浩市
綾瀬はるか
妻夫木聡
香川照之
深津絵里
伊吹吾郎
西田敏行
寺島進
STORY
街を仕切ってるボス天塩(西田敏行)の女マリ(深津絵里)を抱いちまった手下の備後(妻夫木聡)が、命を助けて貰う為に、ボスの大ファンだと言うデラ富樫を見つけ、ボスに合わせろと命令され、とある策を思いついたは、売れない俳優の(村田佐藤浩市)を映画の撮影だと騙し、デラ富樫を演じさせることにした。本気で映画の撮影だと思った村田は、濃い演技を披露し周りを色んな意味でハラハラさせる。
しかし同じ時、マフィア同士の街の覇権争いが激化し始めていたのだった。
2008年6月鑑賞
感想
三谷幸喜の映画の中では個人的に一番好きな映画かも。
まぁ相変わらず大物俳優達が、沢山沢山出てきて暴れまわる映画。でもコメディ映画としては、かなり普遍的な感じで、勘違いした人が空回りしてそれをまた勘違いして空回りして、んで仕組んだ人はハラハラな感じを、見てる側は第三者としてニヤニヤしているという感じ。それがずっとつづく感じ。でもやっぱり後半の方でホロリとさせてくれちゃうわけ。個人的には、映画好きには、溜まらないかもと思えた。映画のテーマ自体が映画作りだからか、裏方とか映画作りの用語とかが出るのだけど、それが良い感じにパロディってくれまして、終始ニヤニヤでした。あとこの映画どことなく1930年代の映画をオマージュしてるみたいで、どことなく素敵だった。
あとやっぱり佐藤浩市がすごかったかも。
ナチュラルというか際物というか、実力をめちゃめちゃ発揮してた。
綾瀬はるかはサイボーグよりも魅力的でした。(笑)やっぱり尽くす女の方が素敵だでよ。
とりあえず今回の戸田恵子の微妙さは驚いた。
香川照之は次回作に期待。
やっぱりラストが変に気持ち良かったかな。
良い大人が何アホなことしてんだか。
でも満足の行く一本でした。
得点
9点
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