今回はスパイアクション映画
★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2021年アメリカ映画
MCUはロシアの悪い奴とも戦います
キャスト
ネタバレ あらすじ
あらすじは以下のボタンから
2021年7月24日IMAX版鑑賞
2021年43本目
アベンジャーズの姉御の過去が映画化
2019年の
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
以来のMCUの映画作品。
本来は2020年5月公開予定だったのだが、
新型コロナウイルスの影響で延期。
この度2021年7月に公開されたので
IMAX版を鑑賞してきました。
製作にはスカーレット・ヨハンソンも参加し
彼女の登場する最終作品として
全力で取り組んだ模様。
シールド参加前の彼女が
どのような生い立ちだったのか?
そしてケリをつけたかと思った
かつての雇い主だったが、
それは失敗していた。
彼女は再び自分の過去を精算すべく
かつての古巣に立ち向かう!!
ロシアの犯罪組織とも戦うアベンジャーズ
そんなわけで『アベンジャーズ』の
スピンオフ作品とも言うべきか、
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
と『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
の間を描いた作品。
逃走中のブラック・ウィドウこと
ナターシャが運悪く、
過去の腐れ縁に呼び戻され、
かつて救ったと思っていた
仲間達が絶賛、
悪の手先として洗脳されて稼働中。
運良く解放と洗脳を解く方法を手に入れ、
かつて3年間だけ偽装家族として過ごした
妹分のエレーナと一緒に
もう一度組織を壊滅させるべく
前回暗殺に失敗した
ボスのドレイコフを倒す方法を考える。
そのキーマンとして
エレーナと同様に偽装家族として過ごした
アレクセイと合流。
このアレクセイがまさかの
ロシア版スーパーソルジャー
キャプテン・アメリカと同等の力が
あるっぽいけども、
表舞台に立つ前に幽閉という
おそロシアな境遇。
でも活躍時代が、
1990年代なので、
キャップは1930年代から氷漬けに
なっているため、
2人は出会うこともなかったわけ。
いやスーパーソルジャー血清の影響で
1920年代から活動している可能性もある。
しかしスティーブの活動時期は冬眠まで
僅かしかないため、
おそらく戦うことはできなかったと思う。
そしてドレイコフは何故
アレクセイを幽閉したのか?
もしくはロシアが幽閉したのか?
そのあたりは謎だ。
結局たった3年間の偽装家族をした
彼らことナターシャの義理の家族が
再び協力し、過去を精算する戦いに赴く。
いわゆる娯楽大作映画
光る俳優陣
美人でスタイル抜群で超強いという
スカーレット・ヨハンソン演じる
ナターシャ。
流石に同等の存在を置いたところで
埋没してしまう。
その妹分が
『ファイティング・ファミリー』で
天才口悪系プロレスラーやら
『ミッド・サマー』で精神異常をきたし
泣き叫んだり。
とそこまで綺麗系でなく
パワフルな存在感を手にしながら
着々と演技力を磨き、
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
でも綺麗系にもなれないけど
ガッツで勝利を掴み
アカデミー賞にもノミネートしちゃった
若手超実力演技派のフローレンス・ピュー。
しかもこれで嗄れボイスですよ。
なんて逞しいのでしょうか。
アクションもいけるし軽口もいける。
演技力もあるしキャラ立ちもいける。
将来的には女版トム・ハンクスが
狙えそうな人が、この度MCUに仲間入り。
最序盤から登場し、
スカーレット・ヨハンソンと
まるで長年の絆があったような軽薄さを
再現して、すっげぇ。
そして父親的存在のアレクセイには
『ストレンジャー・シングス』でも
父親的存在を演じていたデヴィッド・ハーバー。
ちょっと人相がマイケル・シャノンに
似てしまっているし、
同じくヒール役や粗暴なポジションが
多かったりと不遇な俳優さんだったけども
キレ芸やドジ親父芸が絶妙で
今作のコメディ部分を担っている。
また母親的存在を
レイチェル・ワイズが担当。
30代の映画ファンとしては
『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』で
突如現れた娯楽映画ヒロイン。
しばらくしてまた演技系映画よりになったが、
2010年代から少しずつハリウッド系に
戻ってきて、
直近ではアカデミー賞にもノミネートし、
MCUに白羽の矢が立った模様。
むしろスカーレット・ヨハンソンの
前の世代の娯楽映画女優として
先輩兼母親役という絶妙な立ち位置で
配役がわかっているなぁ
という奴ですよ。
まぁそんな偽装家族で
チームを再結成したわけで、
本作はまさしく
娯楽スパイ大作映画でした
女性版ボーン・スプレマシー??
暗殺者系女性スパイ組織を壊滅させるわけで、
映画の序盤にナターシャが
『007 ムーンレイカー』を鑑賞してて
まさにスパイアクション娯楽映画これからやるよっと。開会宣言されたも同然
しかし近年の『ジョン・ウィック』やら
『アトミック・ブロンド』やらの
スタントマンによるアクションの質向上化
がされている背景もあって。
だいぶ肉弾戦のスキルの高い作品
に仕上がっている。
武闘派なナターシャが
とことん敵対者を倒していく展開や
カーチェイスなども多く
それでいてキャラクターの背景が
めちゃめちゃ重いのが、
マット・デイモンの出世作の
『ボーン・スプレマシー』を彷彿。
ただノリとしては近年の
『ミッション・イン・ポッシブル
ゴースト・プロトコル』などの
規模の大きいスパイアクション作品。
個人的にはディズニー映画のほとんどに
言えるのだが合成映像に立体感がなくて
安っぽく見えてしまうんだよなぁ。
レイヤーぺたぺた貼ってて
なんかつぶれちゃってる印象。
個人的にはヘリコプターのシーンが
そう思えました。
結果的にエンドゲームの選択の理由はいまいち
エンドゲームにて
自殺をしようとするホークアイを止めて、
自ら犠牲になったナターシャ。
彼女が選んだのは、
おそらくアベンジャーズというチームに
出会えたことで本当の信頼できる
人間関係を構築し家族を手にしたから。
そして今作でかつての偽装家族とも
家族の絆を取り戻したことで、
最大の幸福感を得た為、
またアベンジャーズに加入する前の
10年間に罪のない人々を殺害した
罪の償いを何かしらしたかったから。
というのが理由と思われるが、
それについては、
中盤のエレーナとの何気ない会話でしか
明かされない。
その点は『ボーン』シリーズの方が上手だった。
表題のようなことを広告で
紹介しているので、
期待してしまったが、
中身はいつもの個性がそれぞれある
MCU映画作品でした。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 6/10
・映像のアプローチ 7.5/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 7/10
70点
相変わらずフローレンス・ピューが最高で。
友人にいそうな人感がまじでやばいです。
そんな彼女も
映画のエピローグで
まさかのドラマシリーズ
『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』
のラストでヴァレンティーナと合流。
もともと彼女の下で働いていたとか?
そして次なるターゲットとして
ナターシャの仇として紹介。
2021年11月公開予定のドラマシリーズの
『ホークアイ』への登場がほぼ確定?
まさかの似た野暮ったい娘キャラの
ヘイリー・スタインフェルドと敵対???
むしろヘイリー・スタインフェルドも
ヴァレンティーナのチーム
リヴァイアサンに仲間入りして、
U.S.エージェントこと
ジョン・ウォーカーも交えて
MCU版スーサイドスクワッドでもやるのか??
とりあえずフローレンス・ピューが
今後もMCUに関わってきそうで楽しみです。