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【海外ドラマ】ザ・ボーイズ シーズン1【感想】

ザ・ボーイズ

製作

2019年アメリカ海外ドラマ

製作総指揮

セス・ローゲン
エヴァン・ゴールドバーグ
・無ケーカクの命中男/ノックトアップ
・スーパーバッド 童貞ウォーズ
・スモーキング・ハイ

出演

カール・アーバン
スター・トレック
ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔

あらすじ

2010年代のアメリカ。
この世界には特殊能力を持った
スーパーヒーローがいて、
企業に所属し警察からの依頼で
凶悪犯罪を止めたり、人助けを行ったり、
企業の広報活動などを行なっている。

商店街の電気屋で働くヒューイには
愛する恋人がいた。
だが彼女はヒューイと楽しく街を歩いている最中に
高速移動ができるスーパーヒーローのAトレインに
通過されてしまい彼女は腕以外は粉々になった。

それまでスーパーヒーローを愛していた
ヒューイはこの事態により精神を病み、
またスーパーヒーローをスカウトし
チームとして運営しAトレインが所属する
ヴォートという会社より慰謝料の提案を受けるが、
肝心のAトレインはこのことを全く気にしておらず、
愛していたスーパーヒーローを憎むようになった。

同じ頃ヴォートが売り出すスーパーヒーローチームの
セブンに新メンバーの加入が決定する。
高い身体能力に加え
周囲の電気を集めて発光及び衝撃波を出せる
20代女性のアニーはスターライトとして
これまで活躍し、その活躍が目に止まり
ヴォート社は彼女をスカウトしたのだ。

ヴォート社は彼女をアイドルヒーローとして
売り出すことを考え、広報プランを考えるが、
アニーはそれを良しとはしてなかった。
デビュー会見が終わりセブンの会議室に
訪れた彼女を待っていたのは自称副リーダーで、
水中で呼吸ができて、海洋生物と
コミニュケーションができるディープ。

彼はアニーにセクハラを行い
彼女にフェラを行わせたのだった。

ヴォート社のヒーローは腐敗していた。
洗礼を受けるアニーだった。

仕事中のヒューイのもとに
1人の不審な男が現れる。
彼はブッチャー(カール・アーバン)と名乗り、
ヴォート社の腐敗したヒーローの悪行を
暴こうと活動していたのだった。

ヒューイはブッチャーにより
腐敗したヒーローたちが集う飲食店に
招かれて実態を知る。
そこには彼が憎むAトレインもいた。

ブッチャーはヒューイの憎しみを利用して、
ヴォート社との和解を受けて、
盗聴器をセブンの会議室に設置することを依頼。
ブッチャーはそれを了承し実行。

しかしそれをセブンの一員で
透明化の特殊能力を持つトランスルーセントに
バレてしまい、ヒューイとブッチャーの密談を
垣間見てヒューイを脅すが、
ブッチャーの援護とヒューイの思わぬ不意打ちで
彼を撃退し、拘束するのだった。

ヒューイはブッチャーに利用され、
彼の仲間と合流するが、
愛する人々を奪われた憎しみと
愛してきたヒーロー神話の崩壊による怒り
に突き動かされ、ブッチャーの仲間として
ザ・ボーイズに加わることを決める。
まずは邪魔者のトランスルーセントを
どう処分するかだ。

2020年11月16日Amazon primeにて
自宅鑑賞完了



Who watches the watchmen?

今更ながら2019年の人気作
『ザ・ボーイズ』を鑑賞開始。

コメディ俳優のセス・ローゲンと
その相棒のエヴァン・ゴールドバーグが
製作総指揮として君臨する本シリーズ。

これまでのマーベル映画やDC映画や
それらに付随する善と悪に分かれて戦う
ヒーロー海外ドラマとは違い、
超能力を持ったヒーローと呼ばれる人と
常人が対立し、
ヒーロー側の悪事に対して立ち向かうという
独特なお話。

また上記2名が製作にいるため、
コメディ要素としてゴア表現を
とても過激にしており、
セクシャルな要素も強く描かれており、
最初に紹介したマーベル映画や
DC映画の綺麗な感じは一切なく、
ヒーローと呼ばれる存在が
めちゃめちゃ人格が狂ってるし、
それを利用するヴォートという会社の
悪行とはまで言わないが資本主義的に
ヒーローを利用する様など、
見ていて不愉快な部分もめちゃめちゃあるが、
それでもこれまでにないヒーローものとして
めちゃめちゃ面白いことは確か。

もちろん原作コミックがある作品。

誰が見張りを見張るのか?

コミック映画ファンならもうお分かりだと思うが、
『ウォッチメン』の冒頭にも出てきたし、
その作品の内容そのものか?
スーパーヒーローがもし暴走し狂気に走ったら。

セブンはコンセプト的には
スーパーマンを暗喩したホームランダー。
ワンダーウーマンを暗喩したクイーン・メイヴ。
フラッシュを暗喩したAトレイン。
アクアマンを暗喩したディープ。
スネーク・アイズを暗喩したブラック・ノワール。
(なんで1人だけG.I.ジョー??)
でDCのジャスティス・リーグをパロったキャラ達。

そんな彼らが悪側として善を成すふりをしていたら?

DCのアメコミでも『ウォッチメン』しかり
『ジャスティス・リーグ』誌でも行われてきた
内容だが、ここまでヒーローたちの内面を酷く
描いていたものはなく、
またスーパーパワーが起こしだす過激で憎悪に満ちた
悲劇の数々はここでしか見ることの出来ない
素晴らしいものだったと思う。

冒頭の愛する恋人ロビンの悲惨な死に様や
2話のトランスルーセントの死に様など
とても過激でインパクトも甚だしく、
見応えがたっぷりだ。

もちろんヒーローたちにまつわる陰謀など
ヒーローという存在にもメスを入れた
展開なども面白いが、
それにしてもセブンの面々は問題が
ありすぎてやばい。

ジェームズ・フランコをネタ化したようなディープ

本作に出てくるアクアマンことディープの姿が
かなりジェームズ・フランコに似ている。
しかも第1話から主要キャラをレイプしようとする
マジクソ野郎。

でもそれってセス・ローゲンの相棒だった
ジェームズ・フランコがやったことと一緒?

ジェームズ・フランコも演技指導学校の生徒に対して、
セクハラを行なって、業界から完全に干されてしまった。
ディープも中盤でそれが明るみに出てしまい、
セブンから干されてしまい、
さらに悲惨なことになっていく。

もはやアメリカのドラマ業界では、
ポリコレとして有色人種の優遇と女性の地位向上は
必須になっているようで、
これらの展開でスターライトが出世していく様は
どこかポリコレを意識しすぎているようで、
単純には楽しめなくなってしまった自分もいる。

ポリコレ要素がだいたい全て同内容のシナリオに
陥りやすくなってしまっているということが
一番の問題点で、
ポリコレの需要というのは絶対的にあると思うが、
それを面白く描く技術が絶対的に難しいというのを
そろそろ多くの製作者や鑑賞者たちが理解を始めている。

his
ただただ息苦しいというのを感じてきた。

セブンだけじゃないザ・ボーイズも良いキャラ多い

癖の強い俳優のマイケル・シャノンを若くしたような
ヒューイのキャラクターがとても魅力的。
最初はオタク系イケメンかと思いきや
怒りに突き動かされて、
驚異的な決断と行動力で、
ヒーローたちを圧倒していく様が
めちゃめちゃ面白い。

復讐者でリーダーのブッチャーも
セクシーな髭と喋り方で面白いし、
唐突にスパイスガールの話をして、
仲間を説得する謎な思考も面白い。
シーズン1のラストで意外な落とし所に
落ちてしまったので、
シーズン2ではどうなるのか非常に気になる。

またそれ以外にもウルヴァリンの暗喩と思われる
日本人俳優が演じるキミコも非常に気になる。
身体能力と超回復と野生的な部分から
めっちゃウルヴァリン。
グロ攻撃の数々で魅了してくれる。

そしてヒロインとも言えるフレンチー。
イスラエル系の細身の人で、
フランス語を喋ったりするが、
めっちゃかっこいい。
なんかクラブDJ感もあるが、
トム・ハーディーのような粗暴感もありながら
セクシーなのに、
劇中ではキミコを保護したり、
ブッチャーのわがままに付き合ったりと
お母さん的なポジションでもはやヒロイン。

総評

時代の隙間にぴったりはまった作品。
ドラマとしてここまでやれるのは、
やはり前提にゲスでグロくてドラマでは
有り得ない規模を映像化した
『ゲーム・オブ・スローンズ』の成功は
あるのではないかと思う。

後半少し失速していった気もするし、
原作がある作品なのでシーズン2ぐらいで終わるかと
思いきやシーズン3も決定しており、
ダラダラするような気もするが、
『クィーンズ・ギャンビット』見終わったら
シーズン2を始めようと思う。

his0809
少し気になってシーズン2の冒頭見たが、
ダラダラしててちょっと微妙でした。

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his0809
3日に1回更新を予定してます。また来てください!

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