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ウォーター・ホース

ウォーター・ホース
「面白いとかつまらないとかよりも見て良かった。」
2007年米
STORY
時は、現代ネス湖に来た男女2人は、ネッシーについてアホらしいと思うが、あるおじさんが彼らに語り始めた。
第2次大戦中。
湖の近くに家を持っていたマクマロウ家。
だがアンガスは幼少の頃に湖で溺れて以来、湖に恐怖を抱いていた。
一番慕っていた父親は戦争に行ってしまい、湖の岸部でひとり暇を潰していると大きな石を見つけ、家に持ち帰る。
大きな石を砕くと気持ち悪い卵で、中から得体の知れない生き物が生まれた。
彼に大好きな本の名前クルーソーと付けて、飼うことにした。
しかしそこに軍隊の地上部隊がマクマロウ家を駐屯地に利用しにやってくる。
そしてクルーソーを隠していたとこに、謎の怪しい男が住み込みで働きに来てしまう。
そんな中クルーソーは急速に成長を遂げるのであった。
感想
えぇ…。普通に面白くなかったです。
なんというかペラペラな物語の展開に、ポカ~ん。
こういうファンタジー映画に戦争を巻き込むってなんていうか変。しかも軍隊に何とも童謡チックな悪役もいたりで、微妙。
そもそもまたアイルランドの湖に陸軍が駐屯する辺りもなんとも言えない微妙なラインで、まったく緊迫感無し。
そしてなんとも薄っぺらい映像と展開。
醍醐味のクルーソーくんだが、こういう映画には珍しく、なんとも野性的。めちゃめちゃ可愛いけど、映画無視でキャピキャピ。なんとも規格外な存在。しかも3日ぐらいで超巨大になっちまうので、アンガスとクルーソーの中に深い絆はいつ生まれたのかは謎に感じる。なんとも映画的に都合の良い存在のクルーソー。だが、ラストには、めちゃめちゃ作ってる側は本気になったらしく怒涛の展開。てか最初からちゃんと作れや(笑)
ラスト辺りは本当に熱い。スケールは小さいながらも十分に説得力のある展開で自分の中で導き出した答え。
ホロリと来ました。何だかんだ言って、上手く映画を説明して最後の最後の決めゼリフと夢のある展開。あぁ。見て良かったなぁ。
と思った。
得点
4点
ペラペラな映画だけども、なんというか優しくて、久しぶりに気を抜いて映画を見た感じ。
ただ一年に一回映画を見るなら微妙な映画。だが逆に映画好きに見て欲しい優しい映画。つうかもっとやる気出せや。

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