一期生卒業
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』をIMAX 3Dで鑑賞。hisSCOREは97点。ロケットの壮絶な過去を軸にしながら、ピーター、ガモーラ、ネビュラ、ドラックス、マンティスたちがそれぞれ次の人生へ進んでいく、ガーディアンズ第一期生の卒業式のような完結編でした。
この記事ではネタバレありで、ロケットの過去、ジェームズ・ガン監督らしいホラー/ゴア表現、ガーディアンズそれぞれの結末まで感想・考察を書いています。
製作
2023年アメリカ映画
MCUサーガとは独立しているのが最高
監督
ジェームズ・ガン
・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
・スリザー
・ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
キャスト
2023年5月5日IMAX3D版鑑賞
2023年20本目
ガン監督MCU最終作?
2014年の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にて抜擢されたジェームズ・ガン監督。
ルッソ兄弟ほどの功績は残していないがほぼ無名のキャラクターたちを第一線の人気キャラに組み替えMCUシリーズの宇宙とギャグのバランスを生み出したと言っても過言でない人。
むしろタイカ監督の『マイティー・ソー』3などはもろにガン監督のフォロワーにもなっている。
そんな監督だが過去の小児性愛などをネタにした不適切な投稿が問題視され、
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の製作総指揮も務めたものの、
2018年にディズニーからガーギャラ第3作の監督を解雇。
となったのだが
ガーギャラにて一気にスターダムに押し上げられたデイヴ・バウティスタのガン監督じゃなきゃガーギャラ出ないよ
発言など、主要キャストがガン監督への支持を表明。
その後、2019年に第3作の監督へ復帰したガン監督。
しかしそのディズニーのキャンセル芸の最中、マーベルのライバル会社たるDCさんがガン監督を引き抜きDCコミックスの映画化で『ダークナイト』以来の高い評価を得ることに成功した『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』を監督・脚本しDCのザック映画の神話感や降板劇でアベンジャーズたる『ジャスティス・リーグ』の映画化が大失敗に終わったDCさんを救うことに。
結果的にガン監督はジョン・シナという新しいバウティスタと出会い彼を主役にして海外ドラマを製作し
普通に高評価。
DCの親会社のワーナーはガン監督を新たなジョン・ファブローやルッソ兄弟としてピーター・サフランと共にDCスタジオの共同会長兼CEOに抜擢。
ディズニーの判断ミスにより一気にDC復権??となりそうなところでディズニーとのケジメをつけるようにも見える今作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOL3』を監督・脚本。
※2026年には親会社のワーナー・ブラザース・ディスカバリーがパラマウント・スカイダンスへの売却で合意。そのあたりもなんか怪しくなってしまいましたね。。。
結果的に今作でMCUから離脱するっぽいガン監督。
そしてバウティスタやゾーイ・サルダナさん。
完全にガーギャラの卒業式じゃないですか!!

独立したMCUのシリーズとして
というわけで鑑賞した本作。
近作の『アントマン3』や『ソー4』や『ワカンダ・フォーエバー』が次回の映画や単独のドラマシリーズの為の顔出しとかになり始めててノイズ要素がだいぶあったわけですが今作ではそういうノイズはなく。
アベンジャーズとのクロスオーバーもほぼなさそう
過去作を観ないでもある程度ギャグを交えながらの状況説明台詞を見知らぬキャラにしたりオープニングにて背景に描写することで情報として補うことができる為
特に復習はいらないかなぁと

今作では仲間でありトニー・スターク級の能力者のロケットが終盤まで生死の境を彷徨う展開。
さらに彼の辛い過去が明かされるというめちゃめちゃ内部的なお話。
また前作のラストで登場を示唆したウォーロックが冒頭から登場し大暴れ。
さらにはサノス級に頭のおかしい敵も登場し感情と正義を貫く任侠チームのガーギャラっぽいいつものやつ。
直近にて『ダンジョンズ&ドラゴンズ』がかなり類似作品だが流石に9年の歴史は伊達じゃなく脚本の混み入り具合やスケールは別物。
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最終的には一部のキャラ以外は別の道を見つけるという展開もあり誰か死ぬんじゃないかとハラハラしたがとても綺麗に終わらしたことにファンとしては安堵した。
ホラー出身の監督のうまさ
とジェームズ・ガン監督は、元々低予算ホラー出身の監督で製作にて超能力系ホラーなども世に送り出した。
クリーチャーもかなり好きなようで『スーパー』のラストでは謎の怪物も出てきたり『ピースメイカー』ではグロ要素も満載でちょっと不気味ながらもスリリング。
そして外道な展開も容赦なく盛り込む恐ろしいことを考える監督なので正直シリーズ最終作の本作にてどんなひどいことをするのか?と不安に思いながらももちろん観ていて辛い要素は複数あったがエモい展開も勿論盛り込みドキドキしながらも涙もほろほろととても楽しかった。
思えばピーター・ジャクソン監督やギレルモ・デル・トロ監督などホラー出身ながらも縛られない活躍で恐ろしさと面白さや感動をうまく盛り込み一級の作品にしていた。
ジェームズ・ガン監督もそのコースを外道で性悪な部分は強いが走っていくんだろうな。

カウンター・アースの行末とか普通の人は考えられない外道っぷり。
それだけ敵が凶悪っていうのも実感できましたがね。
ボルティ然りポルカドットマンとリック大佐然り顛末が人間の扱いじゃないんだよなぁ。法則ないのでマジテロ。
今作でも可愛い珍獣や巨大な怪物。
人体実験されて生み出された怪物などなどホラー出身のセンスが随所に爆発しややグロい具体的なゴア描写も多い。
アクション面もパワーアップ
ギャグ寄りで銃撃描写が主体だったと思うガーギャラさんですが今作では直近の『ピースメイカー』の最終回のような複数人が入り乱れる長回しアクションや容赦ない殺戮描写もパワーアップし肉弾戦もパワーアップ。
ネビュラはアイアンマンのようなナノテック装備を入手したりとマジで万能化。
ゴリマッチョ系に進化したグルートさんは枝を自由自在に使いこなしパワー以外にもテクニック系な戦い方もあり。
ガン監督の座組
監督の過去作にて伝説的なSFテレビ番組ファイアフライのリスペクト含めて『スリザー』にて共同したネイサン・フィリオン。
『ピースメイカー』で共同した チュクウディ・イウジをヴィランとして起用。
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』で
ねずみ使いだったダニエラ・メルシオールも受付係役で登場。
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』『ピースメイカー』にてエージェントとして活躍し『ブライトバーン』にも出演したジェニファー・ホランドも長尺のシークエンスにて登場しジェームズ・ガンの座組を感じた。

おそらく今後のDC作品にもバウティスタなどが登場するんだろうなぁと。
むしろ座組のお披露目で尺を使っているのは見る人によっては
だれるかもなぁと
この俳優ならこうなるよなぁ感
と流石にウィル・ポールターの起用については流石にヴィランにしては童顔だよなぁというところや自分の意思よりも言われて何かやるとか反抗的だったりとかそして母や小動物を愛してるとことか流石にこれ味方するよなぁと思ったらやはりという展開。
しかもアダム・ウォーロックというキャラクターを生かしたミケランジェロの”アダムの創造”を意識した絵でピーターを救う展開もあったりと凄まじく美味しいしエピローグでは2代目ガーディアンズとしてリーダーとなったロケットと一緒に銀河の何でも屋として活躍。
今後のMCUにも出てきそうで何より。
ガーディアンズのそれぞれの人生
とジェームズ・ガン同様にそれぞれの道を進むことになるガーディアンズ。
てっきり誰か殉職するかと思ったが流石にここまで辿り着いた仲間たちを誰も殺さなかったガン監督。
母との別れ父との出会い育ての父との別れ恋人の消失。
と大切なものを失い続け仲間を家族として心底愛していたものを失うまいとサノス級の極悪人に全面戦争を挑むピーター。
残された肉親に再び会うべく地球に還ることを決めMCUとしては残留。
一命を取り留めたロケットはグルートと共にガーディアンズに残り、2代目リーダーに就任。
これまで悪態ばかりで自分の本音を見せなかった本当は頭脳も技術も兼ね備えた最高の人材がついにリーダーとして立ち上がる。
そういえばグルートとの出会いの物語とか描かないのかな??
グルートの原作設定はどっかの国の王子とかだったような。
ガモーラはピーターの思いをしっかり断ち切らせラヴェジャーズとして正統派の宇宙の荒くれ者。
サノスにより人体実験をされ続けたネビュラは仲間との出会いとロケットという実は同じ境遇だった存在との出会いやより強力な力を手に入れたりとかなり充実。
今度は自分の意思で統治者としてノーウェアにとどまり人々を救いたいというめちゃめちゃいいやつだったという。
ドラックスは死ぬかと思ったけど無事生き残り人工的に生み出された多数の子供達の保護者としてノーウェアにて余生を過ごす。
そしてピーターの異母妹のマンティスは自分の力で世界を見るという自分探しの旅へ。
何も縛られない存在へと。
ショーン・ガン演じるヨンドゥの弟子はヨンドゥの武器を使いこなしガーディアンズのサポートからアタッカーへと。
とそれぞれの人生に踏み出した出来損ないの彼らは生きていれば人生はやり直せるという相変わらずの前向きな姿勢で映画は完結。
めちゃめちゃPS5のゲームやりたくなるよ
映像美がすごい!
と終始エモさとエグさで圧倒されたロケットの過去話でしたが思えばフルCGアニメとしてのクオリティがとても高くて相変わらずやばかった。
人間とも普通に合成されていたし長回しのアクションシーンとかどうやって映像化したのか全くもってわからん。
しっかりアニメーションが活躍するとこもあるし人がボコされたりとすごい技術力の映像が目白押しでやばいです。
あとヴィランを叩きのめすシーンでのガーディアンズのチームコンボがまた最高でした。
悪役のとことん傲慢な悪役っぷり。
不完全が許せないとかで地球作ってまた爆破させて滅亡させちゃう本当にやばいやつにロケットがあっさり知能で倒し切るの最高だった。
そんなロケットが「あ。おれ地球生まれのアライグマだったんだ。」って知るそういうネタも面白かった。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 9.5/10
・映像のアプローチ 10/10
・映画の美術面 9.3/10
・キャラクターの魅力 10/10
・音楽 8/10
・上映時間と個人的趣味 10/10
97点
珍しくIMAX3Dが明るくて最高。そして数々のSF映画オマージュも多かったりも良かった。
ただ音楽に関しては今作はごちゃ混ぜ。
前作までは母が作ったオーサム・ミックスの1と2ということで昔のヒット曲の中からちょっといけてないガーディアンズっぽさのある曲をうまいことチョイスしていた模様。
今作は映画の中身とのリンクした歌詞のある楽曲を引用しているよう。レディオヘッドのクリープは相変わらず最高ですが個人的に久しぶりに聴いてそういう曲なんだぁって思ったのがフレーミングリップスのDo You Realize??。
まとめ:一期生卒業
帰宅後にIMAXでもらったポスター速攻壁に飾ったぐらい好きでした。
自宅のDisney+で嫁が見ているのを流し見してたけどやっぱりめちゃめちゃ面白いですわ。
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ネタバレ あらすじ
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