Multiplex広告:記事は下部から

△トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 【IMAX3D版】2011年度53本目△

「一度見て、面白くなかったのでもう一度見て確信したのです。」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

アメリカ2011年アメリカ制作アメリカ
製作総指揮
スティーブン・スピルバーグ
(トランスフォーマー、ヒアアフター、バック・トゥ・ザ・フューチャー)
監督
マイケル・ベイ
(トランスフォーマーアルマゲドン、アイランド、バッドボーイズ)
出演
シャイア・ラブーフ
(トランスフォーマー、ディスタービア、ウォール・ストリート、アイ,ロボット)
パトリック・デンプシー
(魔法にかけられて、グレイズ・アナトミー【海外ドラマ】、近距離恋愛)
ジョン・マルコヴィッチ
(RED/レッド、バーン・アフター・リーディング)
ケン・チョン
(ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える、ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い)
フランシス・マクドーマンド
(ファーゴ、バーン・アフター・リーディング、赤ちゃん泥棒)
予告編

サイバトロンあらすじサイバトロン
前作で、人間と共存する為にリーダーのマトリックスを使い蘇ったオプティマスがディセプティコンの真の親玉のフォールンをぶち殺し、バンブルビー達オートボット勢は地球を守ったのだった。
だが彼らの戦いは終わらなかった。
オートボットは以前同様に人間と協力しディセプティコンの残党狩りと、今度は平和を乱す人間を倒したりしていた。
そして話は、オートボット達が地球に来る前のその更に前に戻る。
遥か彼方の宇宙に存在する惑星サイバトロンでは、オートボットとディセプティコンの戦争が行われていた。その結果惑星サイバトロンは疲弊し、滅びの道へと進んでしまう。
だがサイバトロン星のオートボットのリーダーは、戦争の合間宇宙船で脱出をするのだが、運悪く撃墜されてしまう、その宇宙船の中には彼らの星を救うものがあったのだった。
その撃墜された宇宙船はコントロールを失い、ある場所へと不時着する。
それは地球に近い星、月だったのだ。
不時着での衝撃は地球でも観測されていた。
地球はその時、1960年代。アメリカとソ連はその反応を調査すべく宇宙開発に乗り出す。
そしていち早く月に着いたアメリカは、そこで初めて異星人の存在を知るのだった…。
そして話は現代に戻る。
フォールンを倒してから4年後のアメリカのシカゴ。
大学を卒業したサム(シャイア・ラブーフ)は就職をすることが出来ず、彼女の家に泊まり込んでいた。
ミカエラに振られたサムは、ワシントンで出会ったカーリーと付き合っている。そこには元ディセプティコンの小型のやつらもいた。
オプティマスたちNESTは、関係者によるタレコミで原子炉の暴走により人が住めなくなったウクライナのチェルノブイリに行く事になった。
そこで彼らが見つけたのは、オートボットの宇宙船に使われていたエネルギー源だった…。
それを調べた瞬間、謎の巨大ドリルが来襲、それはディセプティコンの戦士、ショック・ウェーブの操る機械で、オプティマスたちは気づいていないが、これはディセプティコンの作戦の一つだったのだ。
戦いの最中、オプティマスは自分たちの技術が地球に自分たちの来る前にあることを知り、衝撃を受ける。それは約束違反でもあったのだ…。
サムは、就職活動に奮闘していたのだが、さっぱり。
最後の会社に行くと、そこには何者かの推薦状があったのだった。
2011年7月28日鑑賞
2011年8月16日再鑑賞



デストロン感想デストロン
トランスフォーマーの実写映画版の3作目にして最終作が2年の歳月を経て完成し、日本でも公開されました。
監督と製作総指揮は前回同様、マイケル・ベイとスピルバーグ。
また主演も同じく、シャイア・ラブーフではあるものの、ヒロインが現場での態度に問題があったそうで、スピルバーグ自らミーガン・フォックスの降板を助言。
結果的に降板になり、ロージー・ハンティントン=ホワイトリーというイングランド出身のファッションモデルが起用される。ちなみに彼女は由緒ある家柄の出身だ。(笑)
トラブルはそれだけに収まる事無く、撮影中の交通事故や、牽引中の車のトラブルなどで、制作背景にトラブルが多くなってしまった作品になっている。
ちなみに最初に言うが、前2作の脚本家は降板している。
さてさて、そういうわけで、簡単に製作国のアメリカの評価ですが、前作のリベンジよりは批評家からの評価はわずかながら高いものの、半分以下の評価であることは確かです。まぁー酷評です。
ですが、観客の評価としては、1割の差ですが、リベンジの方が面白かったという評価があります。
【ロッテントマト参考】
そして日本での評価は公開当初は、興奮したミーハーな映画ファンにより支持を受けておりましたが、公開週が経つに連れて、酷評も増え、今では半々な感じで、アメリカと大差ない感じ、個人的には微妙な評価と判断。
【Yahoo!映画参考】
そんなことよりも興行成績がやっぱり凄いことになっているのにも注目。
最終的には、評価も成績もシリーズの集大成を迎えた「ハリーポッターと死の秘宝PART2」にボロ負けですが、本作も歴代成績に残ることは確実だと思います。
まずは、8月20日現在での北米での興行成績が3億5千万ドルとなっています。
これは3D映画では歴代第4位という素晴らしい成績です。
その上には「アバター」、「トイストーリー3」、「ハリーポッターと死の秘宝PART2」という越えられない壁があるので、これはかなり凄いことがあったと思います。
ですが最新テクノロジー的に考えて、IMAXでの成績を見ると面白いことも分かります。
IMAXだと歴代成績第6位まで落ちるのです。
ちなみに上にいるのは、「アバター」、「ダークナイト」、「トイストーリー3」そして「トランスフォーマー/リベンジ」、「ハリーポッターと死の秘宝PART2」なのです。
そうです。実際のところ、本作ダークサイド・ムーンは前作リベンジよりも興行成績が3Dという割高の入場料でありながら、前作に成績が負けているのです。
とりあえず先にアメリカの歴代を見てみましょう。
ダークサイド・ムーンは歴代18位となっており、ジュラシック・パークに次ぐ成績となっていますが、リベンジは11位とスパイダーマンには負けているもののあとちょっとで興行成績歴代TOP10に入る所でした。
ですが一番驚くべきことは本作ダークサイド・ムーンは世界規模の歴代興行成績だと第5位となっていることです。
だいたい10億8千ドルと言う成績でして「アバター」、「タイタニック」、「ハリーポッターと死の秘宝PART2」、「ロード・オブ・ザ・リング王の帰還」に次ぐ、偉大な興行成績を残しています。
ちなみに前作の「トランスフォーマー/リベンジ」が27位で8億ドルという世界で見ると微妙な点を考えると、本作から制作国アメリカよりも、世界からの注目の高さが伺えるのと、3Dによりチケット代の高さが世界規模で導入されていて、世界での3Dの注目度の高さが実感できると思いませんか。
ですが筆者は断言します。「これが3D映画のピークだ!!」
と言っても年末にはスピルバーグの「タンタンの冒険」があるので、虚言であることは確かですが。
ですがチケット代の高騰以外にも、注目すべきは、映画の国アメリカでの成績の悪さです。
しかも3Dであるにも関わらず、この成績ですからね。
これは前作のラジー賞まで受賞したリベンジにがっかりしたのと、同じくアメリカではパイレーツ4での3D離れが目立ち、2Dの方が成績が高かったこともあって、3D離れが起きているのかもしれません。アメリカは早いですからね。
それでも背景にはアメリカの大不況もあると思いますが、アメリカ在住でも無いので、そんなに断言できませんが。
それでも2011年のアメリカの年間チャートではハリポタに次ぐ2位なので、断定も出来ないですが、リベンジに比べると顕著に差があるのは、面白いです。
そういうわけで、そろそろ筆者の感想に移りたいと思います。
正直筆者は、どんなにリベンジがラジー賞を受賞したとしてもリベンジが大好きだったのです!!
個人的な筆者の年間大賞は09年はリベンジだったし、公開初日にIMAXで見ることを敢行し、また「初めて映画館で映画を見たような気分だった。」という素晴らしい感想を持ちながら、頭痛に苦しみながら帰宅したのです。
なので勿論本作も前夜祭でIMAXで鑑賞しました。
ですが、ハリーポッターとの二本立てが行けなかったのか、なんかあんまり面白くなかったのです。
それについて筆者は少し前目で見たから筆者の頭に入らなかったのかもしれない、と思いながら、日々苦しみました。
自分の好きな映画の最新作が面白くないのはおかしい、Yahoo!ではこんなに好評している人がいるんだから。
そういうわけで、もう一度IMAXで今度は吹き替え版で鑑賞しましたよ。
うん。この映画シリーズの中で一番つまんねーし、今年一番の駄作かもな!!
そんなわけで、頭をすっきりさせて、文句という名の感想を連ねて行こうと思います。
まぁー今作がつまらなかったと感じた原因は、倫理的に出ているです。
しかも多くあります。
まずは、前2作の脚本家の二人が降板したこと。
これは意外な盲点であり、誰もが論点にあげていないと思うんだよね。
前2作の脚本家は、一応「スター・トレック」「ウォッチメン」「ミッション・イン・ポッシブル3」などなどの、大手スタジオの見てみるとそれなりに面白い映画の脚本をそれなりに手がけた人たちであるのだが、今作はリベンジから参加した脚本家1人の脚本となっているんだが、彼の経歴を見るとつまらないのは当たり前だと思う。
「スクリーム3」「ザ・リング」「ザ・リング2」「ブラザーズ・グリム」といういずれもB級映画を担当したことしかない彼のとてつもなく大きなスタジオの大作となっている。
そして製作総指揮のスピルバーグの多忙さ。
前2作はそれなりに絡んでいた名目だけのスピルバーグだが、本作の製作段階では、多くの映画を製作している。「スーパー8」「カウボーイVSエイリアン」またスーパー8に関してはガチな製作もしており、その他にも監督業として「タンタンの冒険」や「戦火の馬」などもある。
こんな2011年の仕事量では流石にシリーズ3作目の軌道に乗っているTF3にそこまで口など出していないと思われる。ていうか無理だろ。
ヒロインのミーガン・フォックスの降板。
これが脚本自体を台無しにする原因にもなっている。2度目の鑑賞では気にならなかったが、初回の鑑賞では、これについて違和感が多かった。
元々アメリカの映画のありきたり感が強い本作だが、リベンジで凄まじくイチャイチャしていたミカエラとの関係が本作で壊れており、それに対してのカーリーへの恋愛には、いまいち説得力が薄く、また降板に際して、色々と脚本を変えているというのもあり、正直これも本作をつまらなくした原因だと思われる。
製作費の低下
これは見ていて、なんかおかしいなぁー。と思ったことなんだが、全体的にスケールダウンしている。
それは、個別に突っ込んで行きたいが、Wikipediaで見た所によると製作費が以前よりもかなり落とされている。リベンジが3億ドルに対して今作は1億9500万ドルまで落とされている。結果的にそれがシリーズ最終作に対しての面白さ低下につながっているとも思う。
まぁーリベンジはやり過ぎ感もあったが、そこが大好きだったりする。
以上の大きな点が本作のつまらなさの要因だと思うけど、ここからは個別にツッコミを入れて行きたいと思う。
まず全体を通してみると、前作程、印象的で面白いシーンが本作にはなかった。
前作は冒頭の香港?だったっけ?あそこからクライマックス的な大掛かりな戦場を見せてくれて、オープニングから大量のトランスフォーマーたちが暴れまくるという、ハリウッドスタンダードを披露してくれたり、IMAXカメラでの林のシーンなどが最高だったのに対して、本作は盛り上がりのあるシーン自体は特になく、舞台もアメリカのシカゴのみを限定し、今更アメリカ万歳なんて正直全く笑えないぜ。的なださい感じになっている。
だが本作は、現実世界とトランスフォーマーたちの話をリンクさせるべく、宇宙開発の原因がトランスフォーマーだったという斬新なアイデアに出たのだった。
これってかなり今思うと酷いことだと思う。
アメリカとソ連の宇宙開発の背景は、冷戦下の軍事技術の競争だったと言うのが有力だったと思うし、ミサイル技術の先がロケット技術だったとも思うし、アメリカの冷戦問題などが、昨今のアメリカ映画のブームと好評へのつながりだったのに対してのこのアイデアは、夢はあるものの、知能指数が低い感じになってしまっている。
ウォッチメンなどの原作や、Xメンファーストジェネレーションに比べると恥ずかしい内容だ。
また映画を比べるという論点で論じると恥ずかしいことに、北米などでは本作より前に「世界侵略:ロサンゼルス決戦」や「スカイライン~征服~」などが公開されている。特に「世界侵略~」に関しては内容が丸ごと被っている。(笑)その所為でアメリカでいまいち成績が悪い可能性もある。
また忘れて行けないのは、作っている側も面白くないのを知っていると思うのに、やたら長々と描く、サムの就職活動についても酷評せざるおえない。
だってみんな別にサムを好きでもないし、本当はロボット見たさで映画館に来ているのに、何故か降板したミカエラの代理のカーリーとの恋愛の話だとかが描かれたり、サムが就職できない理由もいまいち把握できないし、そういった人間ドラマを無駄に盛り込んでいる。
シリーズの恒例だが、これが面白くないことを気づくべきというか。普通直すよね。
むしろマイケル・ベイが狙っている感もある。
自ら面白くない映画を作って、「酷さを笑え!!」と言っているような感じもあるが、それが純粋に笑えないことに気づけていないのがマイケル・ベイだと言えないだろうか?
また本作にはリベンジでいたロボットたちがいなくなっている。
不自然だが、新キャラが増えているが、その新キャラが好演しているわけでもなく、いたりいなかったり。むしろ惨殺したりと、もう色々問題だらけだったりす。
またシリーズを通して出てくるアイアンハイドがあれだったり、そもそもラチェットほとんど出てこないし。
もっと言ってしまえば、本作は「ロボットがほとんど出てこない。」
言ってしまえば、その大して面白くない陰謀が本作の主題であって、またそれを描くのに人間達が奔走し過ぎ、ロボット自体にドラマ要素はなくうるさいだけの存在でしかないので、割合は人間8のロボット2。
それに上映時間が2時間40分ほどあるので、相当少ない時間しか出てこない。
また人間ドラマというか、この映画独特の下劣なくだらない物語がやたら尺を取るのもあるし、無駄に米軍推しをするのも本作がシリーズで一番長い。
特に終盤は彼らメインだ。
求めていないのだが。
また本作はトランスフォーマーがロボット形態でいるシーンがほとんどないのも言及したい。
ほとんどが車形態でただ走っているだけなのだ。
「トランスフォーマー」で印象的だったかっこ良く走る車の映像も本作にはあまりなく、ただ並んで走るだけになっており、正直マイケル・ベイの映画の中で一番の駄作かもしれない。勿論コメディ要素コミで。
まぁー前作ではアドベンチャー要素があって場所移動なども多くあったが、今作はアメリカがほとんどなので、そういう意味ではやはり脚本に問題があったと思う。
あとは映像に関しては3Dカメラを利用した為、効率が悪くなった可能性もある。
前作よりもアクションシーンが面白くないのと、アクションが物語に関係していない点も面白くないし。
また新キャラのセンチネルプライムに関しては、車からロボットに変形するシーンもないし、メガトロンに関しては逆に印象的に変形するのがださい。
てかロボットが前よりも動きがかっこわるくなっている。もしかしたアニメーターが作ったのでは無く、今回は人間が演じたのかもしれない。モーション取り込んだやつね。
最大的に言えば、終盤の大量に出てくる敵ロボットなどは、個性もなく、ほとんど変形しないし、宇宙船まで出てくる始末で、正直言えば本作はロボット映画では無く、エイリアンが侵略してくる映画なのかもしれない。
前2作がロボット映画なら本作は、エイリアン侵略映画に変わってしまっているのは、シリーズファンとしてはがっかりだ。
そういえば、本作にはジョン・マルコヴィッチが出演しているが、その役もかなりの微妙な部分でもある。中盤以降は全く出ないし、役柄もいまいち中身がなく、「RED/レッド」でのコメディキャラからの引用とも思える。
また「ハングオーバー」でのケン・チョンが本作に出演している。
勿論担当は、ハングオーバーからの引用のサイコキャラなのだが、これはこれで滅多にない感じなので嬉しい。
ただマルコヴィッチに関しては、正直カットでも良かったし、露骨過ぎて不愉快だったのもある。まぁー確かに笑えたけど。
マイケル・ベイの選択は映画として正しかったのか?
ビリー・ワイルダーに聞いてみたいものだ。
個人的に物語の矛盾についての思うのだが、本作の発端は一応1の話以前に遡っている。
そこでの戦争で逃げたセンチネルはメガトロンと契約を結び、地球の側にサイバトロン星を転移させる計画を立てるのだが、この点が少しおかしい。
もともとメガトロンとセンチネルは地球に行く事を計画していたかのような話だが、センチネルを復活させること自体を可能にするのが、リベンジでのリーダーのマトリックスを手に入れるという奇跡的なことにより、可能になるのだが、そもそもリベンジの件についても盛り込まれていた感が本作にはあるのだが、それは色々と無理があるだろうし、実際のところ本作の契約自体後載せさくさくなことは明白だとしても、少し矛盾しすぎだと思うんですよね。
それ以外にも、センチネルの使った武器があればみんな一撃で倒せるんじゃね?
だとかシカゴが舞台って変じゃね?ニューヨークじゃね普通だとか。
やっぱり車のシーン多くねだとか?
シカゴの街が壊滅する件を編集で短くし過ぎじゃね?
オートボットが脱出したロケットは何も切り離されてなかったけどおかしくね?
そもそも正義の味方にしては人が死ぬの見過ぎじゃね?
ビルが斜める前にロケットランチャー撃たないのは何故?
トドメには、合流する予定だったのに次のシーンでまともに戦闘もせずに勇敢な戦士オートボットが敵軍に投降するのは、おかしくね。
あとは米軍の銃弾の威力強過ぎというか、威力について色々問題あったり。
突っ込みどころ満載で、普通に出来が悪く、もっと監督自身で色々と考える余地もあったと思うんだけど、どれもが満足に出来ておらず、また一番の見所になりそうな主役ロボットであるオプティマスの最強形態も1分程で終了し、ワイヤーに引っかかってしまったり、忘れて来しまったりと、前作では終盤で最強形態になったオプティマスがラスボスを破壊したりという見所があったのですがね、本当に酷くがっかりした作品になっています。
またそういったロボット要素的には、筆者はロボット好きなので思うことが山ほどあります。
予告編でも強調されたビルを破壊するのが、ただのドリルの武器だった点や、それの顛末も特になかったり、また新キャラのショック・ウェーブも目立たなかったり、いや人間8のロボット2の割合の映画になってしまっているからロボットの話としては酷い有様。
また前作で悪の根源であるフォールンを出してしまったので、本作の悪役自体もスケールダウンしてしまっているし、いまいち個性の無いキャラクターになってしまっている。
アクションでの見所もいまいちなく、そもそも車での登場や羅列ばかり。
いや、ロボットというより敵側はエイリアン要素しかないし、変形もない。挙げ句に飛行機型の戦闘機みたいなのが多く登場して、とことん変形ロボット映画とは言えない残念な方向になってしまった。
あとは演出の力不足。
終盤のパトリック・デンプシーが感電死するシーンは黒こげになるぐらいのインパクトがあっても良いと思うし。
そもそもそのシーンで彼の顔に新聞紙が来るなんて、なんて酷い展開なんだろうか!!
オートボットのレッカーズの虐殺が本当に必要だったのか?
サムの戦士としての描きの微妙さだとか。
カーリーと結ばれる違和感だとか、とことん筆者的には真面目に見て酷く残念な感じだった。
一番の問題点は、最終作であるのに対して、エンドロール直前でシリーズ恒例のオプティマスのこれからも俺たちは平和を守る宣言して、エンドロールに突入する点。
壊滅したシカゴの復興はどうなるんですか?
そこで米軍がカッコつけてる感じが実にアメリカらしい、また世界的にアメリカの不況だとかで落ち目にあるにも関わらず勝ち誇った感じで終わらすだけで、後にも先にも何も残らないまま終わらすあたりが、非常に今では痛いだけのアメリカらしい。アルマゲドンのエンディングで葬式を行ったマイケル・ベイの面影とはどこに行ったのか。
とりあえず、酷くつまらない映画でした。
メモ得点メモ
5
ですがね正直言って、筆者が数多く突っ込んだように、見てる最中その酷さを笑いながら見ることが本作の正しい見方だと筆者は思うのです。オプティマスが一番活躍すべき所で、ワイヤーに引っかかったり、都合良くパトリック・デンプシーの顔に新聞紙が飛んできたり、メガトロンがアホだったり。
能力がいまいち明確でなかったりするのは、全部マイケル・ベイの狙い通りの笑いどころなのです。
自らつまらなくして笑えるように配慮した彼なりの才能なのです。
なので、堅い顔したり、わざわざ期待などせず、ポップコーンをぼりぼり食いながらゲラゲラ笑いながら、クソ映画最高というべきだったのです。まぁー上映時間が異常に長いのが一番のあれですが。
ちなみに本作を張り切って見ている方が数多いのでお気をつけを。
さて、ここから上映方式についての評価です。(苦笑)
IMAXでの鑑賞です。しかも字幕吹き替えともにの鑑賞です。
わかったことは、3Dって全然良くない。
一回目は頑張ってみたけど、二回目は3D眼鏡を取ったりつけたりしながら見たのですが。
やはり3D映画は一番飛び出るのは、字幕です。
その時点でふざけたことになっていると思います。
あとは3Dというのは、ある種の切り絵的だと思いました。
一番手前の像には焦点があっているのですが、奥の方はあってない。それを合わすために眼鏡をかけるのですが、それが奥にあるように見えるというよりは、それが盛り上がって見えることなどはなく、切り絵のように一番奥にもう一つ紙があるようなもの。
あとは3D眼鏡のフィルターにより、少し映像に立体感が増すだけで、実際は浮き出てもいないわけで、ほとんどのシーンを3D眼鏡をつけたり外したりしたけど、やはり飛び出ることも少なく、面白みのない3Dでした。
また3D映画でスクリーンから飛び出るように感じるには、個人的な感覚ですが、斜めにずれているのが一番飛び出るような気がします。
そういえば、個人的な3D映画の最高体験だったクリスマスキャロルでは冒頭からロウソクがとても斜めに飛び出ていて、非常に飛び出ているようで感動しました。
実はトランスフォーマーにも斜めにずれてるシーンが1シーンだけあったのです。
それはケン・チョンが鳥形のディセプティコンに拳銃を二丁向けるシーンです。
あれは結構飛び出てましたし、ケン・チョンのバストショットでシンプルなのですが、問題なのが、一番実感できるというのにそのシーンの尺がまたもや短いということ。
とことん見る側のことを考えてない作りになってるんですよね。
あとは3D映画はやっぱり眼鏡が邪魔臭い。
IMAXだから明るさが高いと言えど、眼鏡を通して見るので、少し暗くなってしまうのです。
それが映画好きとしては不快なんですよね。むしろ取った方が普通に良いし、やっぱり2DのIMAXの方が最高に楽しめるし、やっぱりリベンジの方が純粋に楽しめた。
これからはなるべく3Dは避けたいと思うね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA