△ロック・オブ・エイジズ 2012年度81本目△「トム・クルーズ狂い過ぎ。」

「80年代の洋楽ファンのあなたの為のパワーロック映画」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-ロック・オブ・エイジズ
アメリカ2012年アメリカ映画アメリカ

出演
トム・クルーズ
(『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』『ナイト&デイ』『トップガン』『マイノリティー・リポート』)
ポール・ジアマッティ
(『サイドウェイ』『シンデレラマン』『アメリカン・スプレンダー』)
ラッセル・ブランド
(『伝説のロックスター再生計画』『アーサー』『寝取られ男のラブ♂バカンス』)
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
(『シカゴ』『ターミナル』『オーシャンズ12』)
アレック・ボールドウィン
(『ディパーテッド』海外TVドラマ『30Rock』)
予告編

あらすじ
1987年、アメリカの地方のオクラホマから都会のロサンゼルスに遊びにきたシェリー。彼女は今流行に流行っているロック音楽がとても大好きで、ロックスターになる夢も兼ね揃えているのだが、荷物所持金全てをあっさり盗まれてしまい、途方に暮れていると名門のライブハウス、バーボン・ルームの裏方として働きロックスターになりたい青年ドリューと出会い、そこで働くことに成功する。
すぐさま恋に落ちたドリューとシェリー。ライブハウスでは、ロックの神様の一人ステイシー(トム・クルーズ)のライブを行うことになっている。その公演料でライブハウスの立て直しを図るオーナーのデニス(アレック・ボールドウィン)。ステイシーの前座で見たドリューに才能を見出したステイシーのマネージャーのポールは、彼をスカウトする。ドリューはステイシーとシェリーが性交をしたと思い、腹いせに仕事を捨てて彼と手を組む。別れを告げられて勢いで仕事を辞めたシェリーは行き場がなくなってしまい、ストリップになるのだった。
そしてロサンゼルスにおいてロックは危機に陥っていた。ロックを邪悪なものと捉える敬虔なクリスチャンや年配の方そして市長を中心とした政治的策略を持った人々はロックをつぶすべく抗議を繰り返す。
ロックスターとしてステイシーは見せ物で時代のアイコンでしかない自分に迷っていた。しかしローリング・ストーン誌のインタビューしに着た女性との性交により、ステイシーは何か違和感を感じるのだった。
80年代後半のロックが一番楽しかった時期。それぞれの人々はロックの魅力を公言し、時代を生み出したロックソングを高らかに歌うのだった。
2012年10月6日鑑賞
感想
10月6日、トムの日にまさかの『ロック・オブ・エイジズ』を鑑賞。いや全然そんなゴロとか考えませんでしたがね。しかも手頃な時間がやってなくて結構遠出もしてしまった。会場はちなみに満席だった。
元々ブロードウェイミュージカルの映画化作品。監督は、トム・クルーズと同じサイエントロジー宗教の重鎮のケツあごデブのジョン・トラボルタが何故かお母さん役を演じる『へアスプレー』の監督。
一応海外の評価はなかなかに低く、海外でも興行成績がとても悪かった作品だ。
しかしまぁー見たというわけだが、これがなかなか面白くなかった。
残念なことに80年代の洋楽を自分は詳しくない。もしもこの時代を青春として洋楽に触れ合っていたあなた!「ニルバーナのせいでロックがつまらなくなった。」と思っているあなた。「あの頃のロックは最高だった。」という『レスラー』の主人公なあなた。
そんなあなたを笑顔にさせる為の映画なのです。
80年代中学高校大学の人が一番楽しめそう、でも今から25年前と考えても一番楽しめるのは37歳から47歳ぐらいの人だろうか?(笑)
そんなあなたなら絶対楽しめます。
ただねー。映画と言うかミュージカル映画としては純粋に微妙。
コメディ映画とも捉えている本作だけども、アメリカンコメディをわからないのが日本人。ネタもマニアックなものが多いのも印象的で、ゲイ要素も含まれたりとお手上げ。
一番気になったのは、主人公と思える青年とヒロインがいまいちフューチャーされて無い所。
二人が俳優としてあまりにも無名ということを考慮して、知名度を売りにしたトム・クルーズを起用したせいか、トム・クルーズが出てくるシーンの時間の割き方が非常に多く長ったらしい。
元にしたロックスターのせいだろうか?妙に喋り方仕草が長ったらしく映画のテンポを悪くしているように思える。
しかしトム・クルーズの体当たりは評価したい。近年のトム・クルーズの体当たり具合の中で更に大胆に体当たり。股間に装飾したり、お酒飲みながらおしっこしたり、女優の股間を覗いたりととてもスパイ映画の主人公を好演した男とは思えない。
まぁー非常に頑張っているにも関わらずすべっているというのも書いておこう。ガンズの曲も歌っているが声が三音ぐらい足りていない。
メアリーJブライジーが別にいらない。
個人的には劇中の中盤で主人公がジャーニーの「ドント・ストップ・ビリーブ」を生み出し、それが最後に流れる伏線を作ってくれる。
主人公とヒロインはそれから徐々に自分たちの夢に挫折してくたびれてしまい、終盤再会するわけです。
そこで最後に歌うと思ったらそれを大団円にしてしまい、感動もクソもなかったわけ。
「夢を諦めないで」という言葉を高らかに笑顔で言う、しかもそれをトム・クルーズも店長も歌う。
『ドリーム・ガールズ』の「リッスン』が何で感動的だったか。それは映画のキャラクターの背負った気持ちを歌で表現することで解放されたからではないだろうか?それでもそのヒロインの気持ちは相手に届かない。そういった人間描写の果てを映画、またはミュージカルが昇華させることがミュージカル映画には求められているのではないかと思う。
しかしこの「ロック・オブ・エイジズ」はそれを楽しいだけで終わらせてしまった。ロックは楽しい、80年代は最高だ。
しかしそれを俯瞰してしまうニルバーナ世代、果ては00年代のオレは一つの映画として本作を楽しめない。
「ドント・ストップ・ビリーブ」を主人公二人が苦しんだ果てにつかみ取るラストだったらそれはとても感動的だったんじゃないだろうか?
まぁーミュージカルも同様に最後のカーテン・コールとしてこの曲が用いられるので、そこは合わせたとも思える。
また全体的に選曲がいまいち。ほとんどオリジナル曲が無いように思えるのだが、近年の人気海外ドラマ『グリー』の方が優れた選曲や優れた心境を歌い上げていると思う。『グリー』でも象徴的な「ドント・ストップ・ビリーブ」もまた『グリー』の圧勝であり、それを考慮すれば、本作はより物足りないミュージカル映画になっている。
またこれはいまいちあてにならない物言いだが、本作はあまりにも時空間を超越し過ぎている気がする。
ミュージカル映画って、あんなに編集割ったっけ?もっと陸続きで一人のキャストが踊り狂ったりしなかったけ?
一曲の曲を複数の場面で複数の曲がめまぐるしく歌い上げるのだが、そこにダンスなどはなかった。いやあったが、微妙。
むしろ素晴らしいダンスを披露するのがロックと対立する教会というか婦人会の方々でキャサリン・ゼタ=ジョーンズのキレは半端無く、彼女たちぐらいしか踊っていなかったような。
あえて省くことにしたのかもしれないが、豪華絢爛さがミュージカル映画の伝統とも考えられるのだが…。
しかし昨今の不況を考慮すれば、資金繰りの厳しいミュージカル映画を制作するのも難しいというのもあるのかもしれない。だったらトム・クルーズ少なくして、もっと無名の主人公たちの葛藤を色濃くして、時代の転換期をしっとりとそして楽しく描いてほしかったものだ。
メモ得点メモ
6
音楽は最高だが、歌い手が全体的に微妙。特にヒロインがちょっと嫌い。主人公とヒロインは売れない現実の無名な歌手というのが以外だった。
ラッセル・ブランドが枠にはまっていて驚いた。
とりあえずこれのコンピレーションアルバムは発売されなかったのか?原曲で揃えてほしい。(笑)あったりして。(笑)
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