トニー・スコットの意志を継いで
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2022年アメリカ映画
え?戦争起きるんじゃね?
監督
ジョセフ・コシンスキー
・トロン: レガシー
・オブリビオン
・オンリー・ザ・ブレイブ
キャスト
ネタバレ あらすじ
2022年5月28日IMAXGT版鑑賞
2022年25本目
36年前の映画の続編爆誕!
1986年の映画
『トップガン』の続編が
36年の月日を超えて映画公開。
映画自体は2019年に完成していたようだが
コロナウイルス蔓延に伴い
劇場公開を志した製作のトム・クルーズは
3年の月日を待って公開した!
製作は前作でも製作の
ジェリー・ブラッカイマー。
直近だとウィル・スミスと
若きウィル・スミスを共演させた
ヌルヌル映画『ジェミニマン』を
2019年に公開と
老いてもパワフルな映像作品を
プロデュースするやばい人。
そして今作は共同で
トム・クルーズも参加。
いわゆる抑えめのトム様映画ですね。
監督は2013年に『オブリビオン』で
大量トム・クルーズを
監督したジョセフ・コシンスキー。
製作スタートは2010年っぽく
当初はトニー・スコットが監督のはず
だったのだが2012年にトニー・スコットが
死去していたため
完成までに紆余曲折あり
製作人員も大幅に変わっているのが
感じ取れる。
IMAXフォーマットでの映像作品ではあるが
IMAXフィルムカメラは使用されておらず
Sony CineAlta Venice IMAXを用いた
擬似ネイティブIMAX作品。

ちなみに『DUNE』でも
他社の擬似IMAXカメラが利用され
IMAX上映されてアカデミー賞の
撮影賞を受賞しているので
賞レースにも評価される映像は
保証されている。
シンプルな物語と最高の映像
さすが
ジェリー・ブラッカイマーの作品!
と思うのだが
話は極端にシンプル。
軍でまたも問題を起こして
クビになりそうだった
マーヴェリックさんが
古巣に戻ってきて
教官として」
困難な任務のために
若手を指導し
その中には因縁のある
親友の息子がいる!
そして中年の恋も両立させる
というシンプルで熱い展開。
映像においては
ジョセフ・コシンスキーと
アメリカ版ジャッキー・チェンに
なりつつあるトム・クルーズ。
戦闘機の訓練ドッグファイトにて
最高の映像が多数披露。
めちゃめちゃ大画面映え

そんなアクロバット飛行を素でやっちゃうの?
通常任務に課せられてて
くっそやば。

印象に残らない
今作では谷間を抜けて
ミサイルを当てた後
後続機でも当てないと
いけないという
すっごい高難易度っぷり。
さらにその後
急上昇してさらに
敵の迎撃ミサイルを
無効化という
ゲームでも超高難易度ミッションな気がする
それを難なくやる
トム・クルーズこと
マーヴェリックさんの異形っぷりよ。
トム・クルーズの演技すごく良かったような?
アクション系の作品多いため
演技系の賞とは2008年以降縁が無い
トム・クルーズ。
と言っても2008年も
『トロピック・サンダー』で
コメディ系の役どころだったし。
そんなトム様ですが
今作で俳優賞少しぐらい
ノミネートされるのでは無いかなぁ?と
思ったりするんだけどなぁ。
話のエモさが一因ではあるけども
トム・クルーズの
映画館で映画を公開したいと言う
情熱とこのコロナ禍での
映画撮影の難しさを
プロデューサー視点での
重圧を演技内に盛り込んだような
苦しい物言いや表情。
人を育てることはできないが
プレイヤーとしては一流という
次の世代を育てられない
無力さと実力者としての矜持。
トム・クルーズの積み重ねてきた
苦労とスキルが充分に
伝わってきた。
ちゃんとダッシュシーンもあるし
飛行機シーンでも
各キャストが本当に乗っているような
臨場感が再現されていて
めちゃんこすっご。
んでも実際乗っているようで
乗ってないんですよねぇ。
そうなってくると
やっぱり演技賞スルーされるんかな?
実写なのか?CGなのか?合成なのか?
UHD買ったら絶対見たい
撮影の舞台裏。
戦闘機には流石に乗れなかったけども
トム・クルーズ過去作で
ヘリコプターとか操縦してるし
そこから宙吊りにもなってたと思う。
普通に飛行機は操縦できるんだろうなぁと。
擬似IMAXカメラは戦闘機に
仕込んでいる模様。
そりゃあ色々CGは使っていると
思うがそもそも戦闘機のシーンが
リアルなのか?現実なのか?
というもうわけわからん錯覚があって
もう全てが現実に思えるし
虚構にも思える。
そのリアリティを増してたのは
実際は聞いたこともない
劇場のスピーカーから出る
飛行機のジェットエンジンの
轟音なんだよなぁ。
この轟音の数々は劇場で見る価値ありますぜ
とやっぱりすごかったのが
音だったと思われ。
爆音で流すタイプの映画館。
自分はIMAXで見たから
もうすごかった。
何もかもが吹っ飛ばされる
疑問も全て吹っ飛ばされる。
合成かどうかも吹っ飛ばされる。
きっと俳優の演技もすっ飛ばされる。
でもトム・クルーズは飛ばない。
トム・クルーズはすごい。
映画の魔法に震えた
これって戦争は起きないやつなのか?
世界情勢が怪しい2022年。
核兵器施設稼働前に破壊するという
NATOを代表してアメリカが実施。
ならず者国家という設定だけども
国なんだよね?
どう考えても電撃奇襲攻撃なのだが
これって敵国にとっては
テロ行為では???
国ではなくて
勝手に集まった武装グループなのか??
それだったらなんかセーフな
気がするが
国の軍隊が攻撃するって
戦争勃発なのでは???
映画はなんか色々含めて
ハッピーエンドになっていたが
その後戦争になったりしないのか?
まぁジェリー・ブラッカイマー映画だし
そういうのはどうでも
いいことなのかも知れない。
ただ結局実際の舞台が
北部の国家だったし
中国?ロシア?とそっち系にしか
思えなかったし
中東系やアフリカ系だったら
もう少し疑問も減るんだが
その施設周辺には多数の
ターレットミサイル攻撃装置があって
対空装備も万全だから
普通に対立国に軍事攻撃を
NATOがした?ということなのでは?
とかなりグレーな内容では?
と思ってしまった。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 9.3/10
・映画の美術面 9/10
・キャラクターの魅力 8.5/10
・音楽 8.8/10
・上映時間と個人的趣味 8.6/10
86点
ツッコミどころもあるが
サービス精神旺盛なシナリオ。
ラストには驚愕の展開で
ロートルVS最新鋭機という
クソ熱い展開も目白押し。
轟音効果含めて劇場での映画体験の価値を再認識
地味に砂浜の
謎ルールのアメフトも
良かったよね。
くねるマイルズ・テラーが
激推し。
地味にグレン・パウエルが
良かったので
まずは海外ドラマとかに出て
高い評価を得て欲しいと思った。
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