◎アルゴ 2012年度98本目◎「ベン・アフレックの映像感覚がやばい。」

「政治映画だけども映画愛もぎっしり詰まってます!!」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-アルゴ
アメリカ2012年アメリカ映画アメリカ

監督
ベン・アフレック
(『ザ・タウン』『ゴーン・ベイビー・ゴーン』)
出演
ベン・アフレック
(『ザ・タウン』『グッド・ウィルハンティング/旅立ち』『パール・ハーバー』『でア・デビル』『アルマゲドン』)
ジョン・グッドマン
(『アーティスト』『赤ちゃん泥棒』『ビッグ・リボウスキー』『お買い物中毒な私』)
予告編

あらすじ
1974年11月4日テヘランにあるアメリカ大使館に、反政府抗議活動をする人々が集まった。
アメリカが彼らの敵視する圧政をしていた元首相を入国させたからだ。
彼らはついに大使館の塀を乗り越えて制圧してしまい、そこにいた50人以上の人々が捕虜となってしまった。しかしその最中カナダの大使館邸に逃げ延びた6人の外交官がいたのだった。
それを知ったCIAは、すぐさま捕虜救出任務の専門家のトニー・メンデス(ベン・アフレック)を呼び寄せ、彼に救出任務を課す。
トニーたちCIAは、救出任務を考えるのだが、全く良い案が浮かばず、救出不可能な作戦ばかりが浮かぶ。
疲れ果てたトニーは息子との交流中に『最後の猿の惑星』を見ていると天啓が舞い降りるのだった。
トニーはCIAの会議で発案する。「中東を舞台のSF映画を製作してカナダ人としてロケハンに行き、彼らを国外へ脱出させる。」と。他に名案がない為、採用された本作戦。
本物を装うべく、実際に活躍するハリウッドプロデューサーと特殊メイクのスタッフと協力したトニーは、その作戦を実行する。
2012年11月3日鑑賞
レポート
まだパンフ買っていないし、読んでないけども感想を書いてしまおう!!
ベン・アフレック監督作品2010年の『ザ・タウン』以来の監督作品が本作『アルゴ』
彼は、本作が長編映画3作目になります。
『ゴーン・ベイビー・ゴーン』『ザ・タウン』からの『アルゴ』というのは、なかなかすごい作品群だ。(実は筆者は『ゴーン・ベイビー・ゴーン』はみていない)
ちなみに前2作はボストンを舞台にした作品だったのだが、今作はアメリカの政治や工作を舞台にし、映画のキモはイランということで、これまでよりもスケールがかなり大きくなっている。
また『ザ・タウン』同様にベン・アフレックが監督であり、主役だ。
内容は数年間秘匿されていた特殊作戦を映画化した作品。
イランに匿われているアメリカ外交員を助けるべくカナダからB級SF映画のロケハンをしに行くふりをして一緒に外交員と帰る話。
冒頭からアメリカに対して不満を爆発させ、アメリカ大使館にデモで押し掛け、そのまま大使館を襲撃してしまう。
その一連の映像の緊張感は甚だしく、またそれに直面する大使館の書類などを処分する様のリアリティも甚だしく素晴らしい。
そして大使館が封鎖される展開もまた一塩。
そのシークエンスを最高潮に描ききった本作が待っているのは、その上質さを維持したまま、舞台をアメリカワシントンD.C.に移行され、監督兼俳優のベン・アフレックが登場。
そのまま畳み掛けるけるようにこれまで見てきた作戦会議の中では、とても練られた映像のカット割り、映像導入、カット割りが、たかが作戦会議に披露される。
この序盤の映像展開だけでもベン・アフレックの監督としての器量は極まっていたことを実感できた。
そしてベン・アフレックが如何にして実直に映画について勉強してきたかを実感でき、ベン・アフレックの評価はより高くなっていく。
地味なドラマなのに、よくもまぁーここまで面白く出来るもんだ!!
また更に、本作の事件に関わる偽映画作り作戦。この偽映画作り作戦がかなり興味深いもので、その発端が『最後の猿の惑星』というよのはなんだか非常に楽しい気分になる。
政治的でありながらも映画業界を楽しく描き、また終盤では作戦の成否のスリリングさ。
緻密に描かれたイラン側の行動も良い。
しかも地味に金がかかった映画であるにも関わらず、それをにおわせないとこも面白いか。
しかし一つ気になるのが、非常に俳優陣の演技も良いのだ。特に自分はジョン・グッドマンとベン・アフレックの上司であるブライアン・クランストンの終盤の演技がかっこ良かった。(彼は『ドライブ』の人だよね。)
その非常に高い演出力や、地味に良い俳優たちを揃え乍らも、主役を監督自身が演じてしまうのは、如何なものか…。
むしろ非常に素晴らしい政治ドラマであったのだから、ここは、違う俳優を起用して、本物の映画監督として演出にも徹してほしかった。
劇中でもベン・アフレックがいまいち地味な役柄だったのも尾をひいてしまう。
しかし悪くはないんだが、惜しい。むしろより高い技術が求められると思うが、違う俳優と監督のコラボという既存のものでも良かったと思う。脇役が地味に良いのだから本当に悔しい。
多分ベン・アフレックが主演でなければ、もっと研ぎすまされた映画になったと思うのだ。
また終盤が少し、映画的になり過ぎていた。
緊迫して、作戦の成否に観客は非常にハラハラする。ハラハラし過ぎて自分はちょっとくどいと冴え思えた。
だが、その最後の飛行場の飛び立つ件は、むしろやり過ぎてしまって、それじゃどう考えても普通飛行機止まりますよ!!と思ってしまった。
確かに映画的にはああすれば盛り上がるが、もっともっと地味でも大丈夫だった。
良い映画だからこそ、ツッコミを入れたい!!
メモ得点メモ
8
ちょっと厳しくしてしまった。しかし非常に面白い映画だった。
特にエンディングでも映画愛を実感できる当時のヒット商品、スターウォーズのフィギュアの数々を移してエンドロールに行くビジョンもすごくテンションが上がったし、その後の実際の現場写真をどう再現したかを照らし合わした映像も凄かった。
ベン・アフレックは本当に凄い映画監督だ!!
あと2年ぐらいしたら監督賞と作品賞でゴールデン・グローブ賞は手堅いだろう!!
と思ったらなんと2012年のゴールデン・グローブ賞の作品賞と監督賞を獲ってしまったではないか!!!時期尚早とも思えるが、映画業界自体が新たな才能を発揮したいのかもしれない。
しかし素晴らしい。アカデミー賞にはあまり絡んでいないが、筆者の予想がすごい早く的中して自分でもビックリしている。
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