☆【映画感想】スター・トレック BEYOND【91点】「ウィアー・ファミリーを宇宙で体現」☆

「WELCOME TO SPACE」
アメリカ2016年アメリカ映画作品アメリカ
制作
J・J・エイブラムス
(『クローバーフィールド/HAKAISHA』『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』『LOST』)
監督
ジャスティン・リン
(『ワイルド・スピード MAX』『ワイルド・スピード MEGA MAX』『ワイルド・スピード EURO MISSION』)
共同脚本
サイモン・ペッグ
(『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』)
出演
クリス・パイン
(『スター・トレック』『スター・トレック イントゥ・ダークネス』『アンストッパブル』)
ザカリー・クイント
(『スター・トレック』『マージン・コール』『HEROES』)
ゾーイ・サルダナ
(『アバター』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『スター・トレック』『スター・トレック イントゥ・ダークネス』)
カール・アーバン
(『スター・トレック』『スター・トレック イントゥ・ダークネス』『ボーン・スプレマシー』『ジャッジ・ドレッド』)
ジョン・チョー
(『スター・トレック』『スター・トレック イントゥ・ダークネス』)
サイモン・ペッグ
(『スター・トレック』『スター・トレック イントゥ・ダークネス』『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』)
アントン・イェルチン
(『グリーンルーム』『フライトナイト/恐怖の夜』『スター・トレック』『スター・トレック イントゥ・ダークネス』)
イドリス・エルバ
(『パシフィック・リム』『マイティー・ソー』『プロメテウス』)
ソフィア・ブテラ
(『キングスマン』)
08年からのリブートというか新シリーズの3作目。
あらすじ
前作から映画時間で3年ほどが経った時。
惑星連邦に所属する宇宙船USSエンタープライズ号は、人類初となる5年間の新天地の調査飛行も半分が過ぎた。
この旅で、チームはチーム以上に家族として強い絆を持って任務をこなしていくカーク(クリス・パイン)艦長率いるUSSエンタープライズ号。
しかし艦長のカークは、毎日変わらぬ日々や、宇宙という空間を漂い続ける日々に、飽きと虚無を感じ地上勤務を考え始めていた。
また副長のスポック(ザカリー・クイント)もまた種族の未来を考えて、バルカン星の大使に就任することを考えていた。
大規模補給宇宙基地のヨークタウンに立ち寄ったUSSエンタープライズ号は、それぞれの時間を過ごすが、正体不明の救難船が飛来し、惑星連邦の同盟外の宇宙人に星雲を超えた向こうの正体不明の惑星に遭難した人々の救援を申し込まれ、宇宙基地の中で一番の高性能な戦艦であるUSSエンタープライズ号の派遣が決定。
これが最後の任務になるかもしれないカークとスポック。
しかし星雲を抜けた先に彼らを待っていたのは、正体不明の宇宙船群とその襲撃だった。
多くの仲間たちが犠牲になり、崩壊するエンタープライズ号は、それぞれの仲間を救命ポッドに託し、正体不明の惑星に墜落する。
正体不明の宇宙人たちの狙いは、エンタープライズ号が持っていた古代兵器だった。
それを隠したカークたちは、惑星からの脱出のため、散り散りになった仲間たちと合流を試みるが、多くの仲間たちが正体不明の敵に拘束されていた。
感想
前2作の監督であるJ・Jエイブラムス監督が、『スターウォーズ フォースの覚醒』のメガホンを取ったからか、監督から制作に注力し、次なる宇宙への担い手になったのは、『ワイルド・スピード』シリーズを大成功へと導いたジャスティン・リン監督。
『ワイルド・スピード』以外は、特質して映画を監督したわけでもない人だが、『ワイルド・スピードMEGA MAX』の金庫ブンブンのカーチェイスを生み出した監督なら、絶対エキサイティングな娯楽映画を作ってくれることは間違いない。
また『スター・トレック』の根底にある人種差別の撤廃されたユートピアという、人類みなファミリーの精神は『ワイルド・スピード ユーロ・ミッション』で腐る程ヴィン・ディーゼルが「ウィアー・ファミリー」って言ってたので、その面も問題ないので、
『ワイルド・スピード』のDNAを引き継ぐ『スター・トレック』が最高であることはいうまでもない。
脚本が短絡的だけど、ウィアー・ファミリーだし、乗り物アクションが炸裂しているから問題ない。
とSF映画に必要な極太冒険譚としての宇宙の深遠さだったり、宇宙とはなんぞや?という精神よりは、いかに車をカッコよく撮るかに長けた監督なので、いかに宇宙船がカッコよく飛ぶかだとか、アクションが最高か?だとかそういう辺りに焦点が絞られており、物語が若干短絡的に進行して、どことなく使い古された物語展開であることを考慮しても本作は、上質なアクションアドベンチャー映画に仕上がっていたので、安心してほしい。
むしろ、過去作ではやたらやんちゃして宇宙船の艦長を放棄して、単独行動しようとする問題ありな艦長だったカークから、仕事に飽きて、「俺の人生これでいいのかな?」とか思いつつも艦長としてグッと構えて、クルーのことを常に考える貫禄のある艦長となったカークが、これぞスター・トレックのカーク!のような存在になっており、安心感があり、これぞスター・トレックのような面白さあるよ。
また過去2作よりもギャグセンスが高まっており、スポックの陰湿な束縛がめっちゃ笑えるし、過去作よりもマッコイとの絡みも増えて、ファニーな映画になっている。
面白いのが、映画は4視点で機動し、カークとチェコフ、スポックとマッコイ、スコットと新キャラのジェイラー。そして囚われのウフーラとスールーの4視点で描かれ、それぞれのキャラの掛け合いで、キャラを掘り下げたり、ギャグをかまして観客を楽しませたりと、コンビ芸で娯楽要素を高めている。
中盤から視点は2つになり、救出シーンでは、カークのバイクアクションとスコットの転送技術が巧みに交差して、SFらしいアクションが冴えており非常に見応えたっぷり。
特にジェイラーを救うスポックの姿は『ワイルド・スピード』を彷彿させてくれて、さすがジャスティン・リン!映画を点と点で結ぶ面白さを提供させてもらえた!!
また悪役であるクラルの設定が意外と作り込まれており、平和と兵士と闘争の話が終盤いい感じ。またクラルが戦う理由は、現状働く意味を見失うカークにも精通しているとこもあり、大味なアクションに目を奪われがちだが、キャラクターたちの物語にメタ的なことが多く、スルメ映画。
相変わらずIMAXは最高でした。
今作はIMAXカメラが使われてはいなかったが、IMAXで鑑賞。
前方で見たが、SF映画との相性はぴったりで、宇宙を進むことを意識した船首を中心に置いて発進するシーンはアトラクションに乗ったような興奮を味あわせてくれる。
ロックが決まる!のも最高!
また終盤の『マクロス7』を彷彿させる展開での戦艦でのサーフィンは、非常に見応えたっぷり。音楽も2008年版『スター・トレック』の冒頭を引用し、未来を意識してクラシックと表現するユーモアもまた面白い。音楽は2008年版をフューチャーしてビースティー・ボーイズを流していた。
楽曲はビースティー・ボーイズの『イル・コミニケーション』のサボタージュ。
音楽を印象的に使う点では『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』に影響を受けたのかな?
終盤の都市の運河を巨大宇宙船で駆け抜けるシーンも最高。
これは『Gのレコンギスタ』と『ターンエーガンダム』を彷彿させてくれましたけど、最高でした。
マクロスの話題を出したが、『スター・トレック』は結構マクロスと共通したテーマがあり、特に『マクロス フロンティア』は近いよね。三角関係でいうとスポックをを取り合うウフーラとカーク。でも今作は三角関係はないね。
その他思ったこと。
全体的にギャグの伏線回収などはサイモン・ペッグの技量かな?
ジェイラが絶妙にいなくてもいいような気もしたが、そこは置いておこうか。
スールーは本来日本人だけど、切ないけど韓国人。でも今作も結構フューチャーされてて、知らなかったがゲイ役でもあるんだよな。今作では旦那も登場。
『スター・トレック』の世界では人種差別もゲイでもレズでも関係ない、そんな人としてのユートピアを形成し、外宇宙というものへ向かい困難に立ち向かう、人の理想か。
スパロボでもよくやっているけどね。
アントン・イェルチンの遺作
今作ではカークのバディとして前半大活躍。
二人ともコンバットスーツが最高で、めっちゃ欲しいよあれ。
そんなアントンも事故で亡くなってしまって、寂しいな。
一応今作で、リタイアとしても問題はなさそうだけど、寂しい。
今作では、追悼のための序盤のカークとマッコイのお酒を飲むシーンの長さが長くなったようです。
レナード・ニモイ追悼
また初代スポックのレナード・ニモイも2015年に亡くなり。今作の完成前に亡くなってしまった。今作ではトリビュートするように過去作のクルーとの写真が出てきて、トレッキーにはかなり涙ものだと思う。
別次元に帰ることなくこの世界で亡くなってしまったスポック。
いつか別次元に進んでもう一人のカークたちと出会うことがあるといいな。
宇宙映画は最高
近年の大ヒット作『ガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシー』もそうだけど、やっぱり宇宙映画はいい。
特殊メイクで作られる異星人たちのディテールとそれと共存するユートピア。
映画は簡単に異世界や未来に観客を誘ってくれて、現実社会から隔離されて新世界へと短い時間だが旅行へと連れってくれる。
これからもお金がかかるかもしれないけど宇宙映画をハリウッドは定期的に作って欲しいし、ファンタジー映画に終わりはないと信じてる。
メモ得点メモ
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど  8.5/10
・映像のアプローチ 9/10
・映画の美術面 10/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 9/10
・上映時間と個人的趣味 10/10
91点
宇宙映画が大好きすぎる。(『ガンダム』も含めて)

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