キング・オブ・コメディ 2010年度111本目

「有名になりたい謎のコメディアンの笑えないサイコサスペンス。」

$果てしない未来へ~seasonⅤ~-キング・オブ・コメディ

アメリカ1983年アメリカ制作アメリカ
監督
マーティン・スコセッシ
(グッド・フェローズ)
出演
ロバート・デ・ニーロ
(グッド・フェローズ)
予告

王冠2STORY王冠2
大物コメディアンになりたいルパート・パンプキン(ロバート・デ・ニーロ)は、大物コメディアンである、ジェリーに近づくことに成功する。
とても短い時間だが、彼と親しくなったと思ったルパートは、ジェリーが「後で電話をするよ。」の捨て台詞に、自身の成功を信じる。
ジェリーとの会食をリハーサルするルパートだが、彼からの連絡は一行に来ないのだった。
仕方なくルパートはジェリーの事務所に赴くが、秘書に「テープ」をくれと断られるが、ルパートはまた自身の世界で成功を想定し、またも暴走をくり返すのだった。
2010年12月15日鑑賞
王冠1感想王冠1
なんじゃこの映画は。
マーティン・スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロの映画。
80年代ぐらいはよく二人がコンビを組んでいたよね。
本作のことは自分よく知らないけど、貸されたから、好きな監督だし、なんだかんだで有名な映画だし、ということで、見た程度ですが、なかなかの曲者な映画でした。
世界的なこの映画の概念は「タクシードライバーの喜劇版」という感じらしい。
そうなったら、「タクシードライバー」について簡単に話のが良いと思うのですが、その映画がかなり難度の高い映画でして、世代的にも深くは理解していない映画だったりするんだけど。
とりあえず
ベトナム戦争帰りの男が、タクシードライバーするんだけど世間の腐敗っぷりに嫌気がさして、悪人に天誅を下す映画だったと思うんだけど、主人公が大部精神病んでるんだよね。
もう完全にトチッ狂っているのに最終的には、彼が英雄として祭り上げられるという、混沌とした映画だった気が。
最終的にはタクシー自体が怪物に思えるとか。
この70年代のアメリカンニューシネマとしての代表作。だったはず。
でーそんな狂った映画の舞台をロサンゼルスにして、トラヴィスをカボチャ頭にして、ずっとニタニタしている奴にしただけの映画と言えば大胆ながらわかり易いかな。(笑)
とりあえず言えることは、一応ジャンルとしてはコメディ(タイトルからしてコメディ映画だが。)で、その中でも悪趣味なブラック・コメディではあるが、本作を見てて笑ったことはほとんどなかった。
正直言って「むしろ怖かった。」
またも同じようなことを書くが、本作では、ルパートがひたすら、人の意見も聴かず、自分の世界で完結させ、ひたすら強引に進んで行く。
その姿が完全に異常。
こんな人いたら超怖い。
最終的に悪びれた様子もなく、犯罪までどうどうとおかし、挙げ句、キングオブコメディとして、テレビにも出る。
しかも恐ろしいことに本作は、全てが彼の思惑通りになってしまう。
天才なのか、運が良かったのか?
つかみ所の無い映画だ。
最終的には、全く持っての成功者になるが、もともと舞台にも立ったことのない、凡人であり、挙げ句に異常者。
それなのに本番で自身の世界に入ってしまったのでいつも通りの力が出せたからなのか、初めてのショウを成功してしまう。
物語的には、つまらない彼の登場が、観覧者には真新しいものに映り、製作側の想定外に受けてしまったという描き方(風刺だと思う。)になっているっぽいが、そこらへんがとんとん拍子過ぎるというか、単純に全てが怖い。
唯一の救いは本作では人が誰も死なないということであろう。
やっぱり興行的には失敗は否めない、観客置いてけぼりな映画ではあるが、監督のスコセッシの磨かれた映像や、デ・ニーロの完璧な演技で本作はカルト映画として成立している。
デ・ニーロの染まりっぷりは映画以上に異常であり、彼のその後の映画界での立ち位置も確固たるものになっているとも言えるかもしれない。
最近ではデ・ニーロの怪演技も年齢的に無理もあり、今じゃおじいさんが限界だ。
この頃のデ・ニーロには多くを学べるし、一度追っかけてみる価値のある俳優だ。
メモ得点メモ
7点
結構すんなり見れる。割とオススメです。
$果てしない未来へ~seasonⅤ~-キング・オブ・コメディキング・オブ・コメディ [DVD]1000円意外に購入してみるのも良いかも。ツタヤさんもオススメしているよね。

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