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★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
1990年アメリカ映画
スコセッシが生み出したギャング映画の最強最高傑作
監督
マーティン・スコセッシ
・ミーン・ストリート
・タクシードライバー
・エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事
・ディパーテッド
キャスト
舞台となる場所はどこですか?
あらすじ
2010年7月2日鑑賞
(世界の映画オタクが選んだ映画編ラスト8 9位)
2010年度55本目
2020年11月9日自宅UHD鑑賞
2020年63本目
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2010年の感想
「グッドフェローズ」とはどんな映画ですか?
お答えしましょう。
エンパイア誌が
2007年にやっていた特集の
ランキングを参考にずっと見てて
ラスト8本目。
ちなみに前回鑑賞したのは
『マトリックス』でした。
とりあえず監督は
ギャングやマフィア等のアメリカの
暗黒犯罪組織映画を数多く手がける
マーティン・スコセッシ。
そんな彼の言ってしまえば
映画史に置ける最高傑作が
この映画だと言っても
言い過ぎでは無いだろうと言う程
面白い映画。
主人公を演じるレイ・リオッタが
アメリカンギャングスタになっていく
本当の実話という衝撃の内容。
その主役を演じるブルーアイズの彼が
ずば抜けてはまり役なのでこの映画は
最高と言っても過言ではない。
その脇を固めるのが
ジョー・ペシと
デ・ニーロという点もある意味
スコセッシファミリーの作品。
そして彼らのファミリーの
20年に渡る一大叙事詩としても
この映画は見事です。
それでいて本作の凄いとこは
今から20年前の映画だと言うのに、
古さを何も感じない。
むしろ映画自体は
今を描いてるとさえ思うし
この時のスコセッシの感性は
何一つ衰えることの無い
伝統と斬新さを
上手く調和させた
素晴らしいものだったんだと思う。
まぁーだからこそ
この映画が多くの人が
支持しているのだと思う。
また本作のやばい点はテンポの良さ。
上映時間は3時間近くあるものの
テンポの良さはやばい。
バンド音楽の8ビートで刻むような
軽快さを兼ね備えている。
また本作のBGMの凄さも
忘れては行けない。
映画自体の雰囲気を
一瞬で変えてくれる。
しかもそれを壮大な
オーケストラで無く
短いロックンロールで。
この斬新さが
やはり際立っているのだ。
なんだかんだで3幕構成の本作。
その鮮やかな幕ごとの違いも
本作が見てる側の
腹に重いパンチを与えてくれる。
決して色あせることの無い傑作映画。
正直この映画を
ロックと言わずして
何をロックと言おうか?
UHDを購入して2020年に自宅再鑑賞
前回の鑑賞から10年経ちまして再鑑賞。
レイ・リオッタ出演の代表作。
ジョー・ペシとデ・ニーロの
2人に対しての
レイ・リオッタって
今じゃ全く考えられない。
でも本作ではとりあえず
レイ・リオッタが最高。
結局欲に負けて、
覚醒剤に手を染めて、
最終的には育ての親や
親友を裏切るのも含めて
レイ・リオッタの
はまりっぷりが凄まじい。
今作ではレイ・リオッタは
アイルランド系
デ・ニーロもアイルランド系。
先日
『ゴッドファーザー PART II』を
見たら、デ・ニーロはイタリア系。
先日見た『アイリッシュマン』では
アイルランド系で・・・。
まぁどっちも
ヨーロッパということですよね?
なんか映画の新しい見方の
面白さを感じた。
そして10年前にも感じたが
めちゃめちゃテンポがいい。
2時間20分もある映画ですが
ついつい見るのを
やめるタイミングを
見つけられず終盤まで
あっという間。
カメラの動きが面白い
テンポがよくあっという間に
見られる点としてこの映画の独特な
カメラの動きも一つだなぁ。
もちろん前述の多様な
ロックミュージックで
軽快に見られるところもあるけども
カメラがグワーンと近づいて
ドヤ顔するキャストや
暴力やショッキングな
シーンが隙間なく繰り出される
必殺ショットの応酬が最高
ぶっ飛んだ倫理観での
犯罪活劇としても
やはり最高に刺激的で面白いが
その幅を引き締める
ボスのポーリーの落ち着いた感じと
現代版『ゴッドファーザー』的
立ち位置もやはり映画としての
まとまりを感じる。
『アイリッシュマン』で
あったダラダラしたエピローグもなく
メインストリートを一気に駆け抜けて
完結するのもやっぱり最高。
この3人の刺激的な友情描写は
まさに『グッドフェローズ』という
言葉が相応しい。
ただ相反する終盤の主人公の嫁の
カレンが、ジョーに会いに行き
帰るシーンのガチで
殺されるかもしれないと
危機感を感じて怯えて帰る
恐怖感が上記のネーミングと
正反対の友情の崩壊と
殺意が暗喩していて
最高のシーンだと思う。
デレク・アンド・ザ・ドミノスの いとしのレイラのシーンがやばすぎ
イントロからのレイ・リオッタの
ナレーションが
歌詞のように進んでいくのすごすぎ。
そこからかつての仲間たちを
全て処分していくのが
マジでクライマックス。
このテンポはスコセッシ映画でしか
味わえない。
そして音楽が止まる瞬間が最高。
またその後の終盤にかけての
ニルソンのジャンプ・イントゥ・ザ・ファイアーの
疾走感のある始まりと勘違い追跡劇と
やはりレイ・リオッタの
ナレーションのバランスが
最高すぎるので、
本当に最高だよ。
UHDの画質について
せっかくUHD版を買ったわけだが
※日本語入り海外版スチールブック
正直UHDの恩恵を感じない残念画質
UHDの4K画質といえど
元にした映像が
そこまでよくなければ、
Blu-rayと大差ない画質なので
注意が必要。
フィルムのジャギ感のある映像で
味こそはあるが
4K画質にふさわしいキリッとして
震えるような解像度は全く感じられず。
4kスキャンなどの
リマスターじゃなければ、
UHDは買う価値など
ないのかもしれない。
しかし映画として最高なので、
買ってよかったかもしれない。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 9/10
・映像のアプローチ 9.5/10
・映画の美術面 9/10
・キャラクターの魅力 10/10
・音楽 10/10
・上映時間と個人的趣味 10/10
95点
スコセッシはポップなのかもしれない。
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