ザ・ウォーカー2010年度50本目

「2度見たいぐらいの驚愕の設定」
2010年米
出演
デンゼル・ワシントン
(アメリカン・ギャングスタ)
ゲイリー・オールドマン
(ダークナイト)
story
戦争で荒廃してしまった未来の世界のお話。
旅人であるイーライ(デンゼル・ワシントン)は西へ向かっていた。超クソ強い彼には何よりも大事なものがあった。
それは、30年間毎日読んでいる本だ。
同じく、ある街のリーダーであるカーネギー(ゲイリー・オールドマン)は本を探していた。その本は戦争の原因とされ全ての人が捨ててしまった本だ。その本が有れば、彼は更なる力を手にすることができるのだ。
暴力が横行する世界でイーライはカーネギーの街に足を踏み入れてしまい、カーネギーは自分と同じ最後の文化人であるイーライに興味を持ち、彼を捕らえるのだった。
そしてカーネギーは知ることになる、自分の求めていた本をイーライは持っているということをイーライから本を奪うため、カーネギーは軍団を差し向けるのだった…。
2010年6月22日鑑賞
感想
たまたま時間が丁度良かったので期待しないで鑑賞。
とりあえずいきなり冒頭から猫が弓矢に撃たれて死んだりする驚愕の映画。
とりあえず猫好きは注意。
そういうわけで始まる、ブックオブエリ。
まぁー実際原題から聖書というわけですが、日本人からしたらタイトルが旅人なのでその本の正体がわからないまま。物語は始まり序々にそれが、聖書だと感じ始める系です。
世界で唯一、一冊しか無い本というのが、聖書というのは、なかなかアメリカ的な物語ではないかと自分は思いました。
舞台とか設定とかは、どう考えても、日本の漫画の北斗の拳なんですよね。
地上は太陽光が強いから当たって荒廃してるし、車よりバイク乗ってる人はいるし、女は弱い生き物でしか無いため、男に襲われてるし。挙げ句、そのウォーカーであるイーライが、超強いという、もー、本当に北斗の拳。
そんで、おもむろに西に行くというわけですよね。
そんな、ウケる設定だけを貫き通して、どこにも現実らしさを感じさせない、世界観の作り込みはなかなかです。
画像の色調もいじって、破滅した世界観を強調してる点もなかなか。
そんでまぁ。本を運ぶわけですね。聖書ですが、そんでそれを欲しがる人間が出てくるわけですが、それが街の独裁者というなんともウケる設定。いや実際その下りだけで映画が完結するか、自分不安だったし、そういう要素が地雷だと思って、そこまで見たくなかったのですが、その面を、聖書の持つ力だけで、乗り越えてると思いました。
そのぶっ壊れた世界、いや社会を統一するのに一番必要なのは、金は食料でも無く、すがるものだ。と考えたカーネギー(ゲイリー・オールドマン)。それが書かれた本は聖書だ。
という考え方、ぶっ飛んでて面白いと思いながらも、確かにと思う自分がいます。
世界に何かしらの指針が無ければ、世界は崩壊するものだとやっぱり自分も思いますね。
歴史の授業でやっぱり宗教って絶対出てくるし、戦争の根源もやっぱり宗教だと思うんですよ。
でもその宗教というものの所為で世界が滅びて、映画の世界では、また世界をもとに戻す為に、いや本当の王になるために、宗教を求めるという根底に流れるテーマが、実に奥ゆかしく、個人的にはツボです。
ただその設定を、無宗教である日本にウケるとは、正直思えないですよね。
でもアクション面でもそれなりに楽しめることは受け合い。
何故なら、デンゼル演じるイーライがやたら強いから、何故なら「神に愛されているから」というぶっ飛んだ設定なわけです。
イーライって何者!?かは、背負ってるリュックでわかりますが、神に愛された存在であり神の声が聞こえる異常者であるのだから仕方ない。
さて問題のラストですが、本当に衝撃です。
正直言えば、少しは考えられるのですが、そこまで意外なラストであるのが意外。
むしろ、ラストなんてどうでも良いような展開なんですよ。でもいきなり、えっ?みたいな要素が映画自体にぶち込まれるわけです。
正直、最初はその事実を受け入れ難いと思いましたが、考えてみると、確かに。って思えるんですよ。
だからもう一度、その真実と作り込み具合にもう一度確かめる為に、自分は見たいな。と思いました。
得点
9点
結構楽しめました。ただ宗教的要素が、日本人には馴染みの薄いので、アメリカ映画好き以外はそんなに楽しめないかも
【いつも読んでくれてありがとうございます。またお越し下さい。】

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