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仮面ライダー×仮面ライダー W(ダブル)&ディケイド MOVIE大戦2010 2010年度81本

「Wは丁寧で面白いんだけど、ディケィドが破綻し過ぎてだめ。二本で一本なのがおしい。」
$果てしない未来へ~seasonⅤ~-仮面ライダー仮面ライダー MOVIE大戦2010
日本2009年日本制作日本
出演
井上正広
(ゼブラーマン2ゼブラシティの逆襲)
石橋蓮司
(アウトレイジ)
吉川晃司
(チーム・バチスタの栄光)

TVドラマの平成ライダーシリーズ第10弾を記念して作られた仮面ライダーディケイド。
そのTVの最終回直後のお話。
見事に全ての仮面ライダーの世界が一つになってしまい、その元凶であるディケイドを倒すため、一致団結した仮面ライダーたち。だがディケィドは苦戦しながらも、ライダー達を倒して行くのだった。
残されたライダーはクウガのみとなり、それはディケイドの友人だった。ディケイドを倒すため覚悟を決めたクウガだが、ディケイドに破れてしまう。
そこに現れたのは、ディケイドとクウガと共に旅をしていた女性、夏海。
彼女は奥の手を使い仮面ライダーに変身する。最後の戦いが幕を開けるが、ディケイドは戦うことを止め、死を選ぶのだった。全ての世界に居場所を失ったディケイドは自身の存在を自身で否定する。
消えてしまったディケィドだが…。
そして仮面ライダーWの話が幕を開けるのだった。
二人組の探偵の左とフィリップは、二人で一人の仮面ライダーになるのだった。
二人は依頼で、死んだはずの人間が蘇りその真相を明かすのを請け負う。
困惑する二人だが、本当に死人が蘇ったのを目撃してしまう。
そして左は恩師で自身の所為で死んでしまった鳴海(吉川晃司)に出会う、だが鳴海は左に刃を向け、仮面ライダースカルに変身してしまう。
逃げ延びた左は、鳴海が死んだ、フィリップと出会ったあの場所へと訪れるのだった。
そしてあの日のことを思い出す…。
Wの物語が佳境に近づくと、なんと二つの世界が混合してしまう。
二つの悪が一つになり、ライダーは力を合わせるのだ!!
ライダー大戦2010の幕開けだ!!
2010年9月13日鑑賞
DCD感想DCD
とりあえず、言えるのはディケイドのお話がクソつまらない。(笑)
TV版の最終回が完結しないまま終わり、最終回を映画にするというまさかの禁じ手を使い、しかもこの内容というのはかなり最悪。
ちなみにTV版の最終回を製作の人は、「あの物語はひたすらループするのです。」
とのことつまり、最終回は第一話に続き、永遠に終わらない物語としてディケイドを象徴したらしい。
うん。なんともクソだ。
だが、本作は結構最終回として成立している。一応if扱いということになるんだろうが、本作は完結編になっているのでなんかよくわからない。
そもそもディケイド自体が10周年を記念した、お祭り的な存在で、「仮面ライダーを忘れさせないで欲しい」というコンセプトが前提にあるみたいだ。
だからこそ、旧作の仮面ライダーや平成シリーズのライダーがいっぱい出てくる。
その存在達が、新たな作品にカメオ出演することこそが、本作の価値だ。
まぁーその扱いも少々下手だったりしちゃうから問題なんだけど。
言ってしまえば、キャラがみんな立ってないし、無駄に映画だけのキャラとか出てきたり、死んだ奴は生き返るし、色んな意味で破綻している。クウガがテレビシリーズより強くなったりとか、ファン自体を裏切る独特の展開をしたりして、色々まずい。
お祭りとはファンを大事にすることであり、ファンを裏切る作品を生み出すことは、本末転倒なのだ。
だから本作(このプロジェクト)は失敗と言っても問題はない。
だが、逆に驚きなのが、同時上映の仮面ライダーWが面白いという点。
散々になっているディケイドの物語と違い、Wの方は全てがしっかりしている。小さな舞台で限られた登場人物、映画版という番外編にふさわしい、物語構成と特別なキャラクター。
話自体がしっかりしているのに、挙げ句登場キャラの内面も充実している。
本作はとても面白い。
主人公がどんな気持ちでヒーローとして存在するか?
物語において、描けばより深みが出る要素を劇場版で描いているのが、本当に良い。
この要素自体は、本編に無くても問題無いし、あれば余計に本編が面白くなる。良いテーマだ。
正直日本の映画でしかもテレビ局製作で、こんな良い映画見れるとは思えなかった。
言っちゃうけど、主人公たちは個人的な罪をおかしているからこそ、罪を償うために戦うんだよ。
それなのに決め台詞は「さあ。お前の罪を数えろ。」というなんとも矛盾した素晴らしいセリフなんだろう。
映画オリジナルのスカルが結構カッコいい。吉川晃司のシンバル蹴りを彷彿させるアクションは色んな層にウケる。
こういう話が出来たら、しばらく仮面ライダーシリーズは安定するんじゃないかな?
でも問題はこの2本立てが一本の映画として存在している点。
まさかのラストは合流という怒濤の展開!!(笑)
さっきまでクソだったディケイドがまた帰ってくる。本当にいらつく。だってディケイドつまらな過ぎて、長くてしんどかったもん。
まぁー逆に合流後は主に派手な戦闘しかなくて、逆にタイトルのライダー大戦2010というのが上手く描かれてると思う。結構楽しいし。
それでようやくディケイドは終わりますが、彼らの冒険はまだ終わらないのですね。まぁー子供向けとすればありかもしれない。とりあえずディケイドは主役が演技下手過ぎて驚愕です。
メモ得点メモ
4点
独立した映画なら大部評価割れたけど足すとこんな感じ。Wがやばめ!!
【10点満点の採点です。見てくれてありがとうございます。】

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