注意:この記事にこの映画を好きな方には腹立たしくなる記述が山ほどあり、それを見て気分を害する前にトップページに戻って見ることを推奨します。多くの人々が腹立ちコメントを残して去って行くので、あなたも被害にあわないことを祈ります。ちなみに自分はこの映画大否定しています。
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「ザック・スナイダーの映像集。」
2011年アメリカ制作
監督
ザック・スナイダー
(『ガフールの伝説』『300』『ウォッチメン』)
予告
真面目なあらすじ
1960年代のアメリカでのお話。
ある日、一人の母親が死んだ。残されたのは、娘二人と再婚相手の夫だった。その母親はそれなりの資産家で、遺言で娘に財産を譲ることが書いてあった、夫は激怒し、娘二人を殺そうとする。察知した姉のベイビードールは妹を守る為に、義理の父を殺そうとするのだが、失敗してしまい、妹を殺してしまう。そこに警察がやってきてしまい、ベイビードールは捕まってしまい、精神病院に送られることになるが、義理の父と精神病院の医院長の悪巧みで、ベイビードールをすぐにロボトミー手術という、それをすると何も考えられなくなってしまう手術をすぐに実行することになる。
そしてすぐさまその時が来たのだった。目に針がいれられる瞬間…待ったの声がかかる。
そこは売春宿で、全てはそのロボトミー手術も劇だった。怯える役者というか娼婦たち、そこに新米の娘が入ってくる。そうベイビードールだ。精神病院はいつの間にか売春宿というかキャバレーになり、医院長はそのオーナー。先生だった女の人は、彼女らにポールダンスを教える先生へと変わっていた。
その劇場のしきたりを教えられるベイビードールは偶然、一人の女の人の危機を救う、彼女の名はロケットで、二人には友情が芽生える。だがこの場所ではポールダンスのレッスンをしなくてはいけない。
ベイビードールにもその番がやってくる、踊り方のわからない彼女だが、目をつぶると、そこは空想の世界のお寺が現れる。そこにいたおじいさんに脱出の方法を聞いた彼女の前に、謎の異形の武者の化け物が現れる。
死闘を繰り広げ武者たちを倒した彼女は、目を開けると、皆に驚かれる。彼女のダンスに皆感動したのだ。
楽屋に戻ったベイビードールは、この売春宿からの脱出をロケットを中心にした仲間に話し、脱走計画を立案したのだった。
2011年4月16日IMAXバージョン鑑賞(2011年度9本目)
2012年7月23日吹き替え版Blu-ray鑑賞
2回目の感想
(2012年7月25日記載)
最低の映画!!
この映画については色々と意見を頂きました、この作品についての情報を多くまとめたり、海外の評価もまとめたりしました。『エンジェルウォーズ』『評価』でやると私のブログが一番上に来ます。すごいですよね。だからいつかもう一度見てやらないといけない!!そう思って、この度よううやく再鑑賞しました。昔の感想を改訂させて色々編集しました。
映画の中身は蓋を開けたらなかなか酷い映画だったよ。
色々あったけど自分はちゃんとIMAX版の字幕で見ましたよ。
さてさて、ザック・スナイダーの初オリジナル脚本作品、彼自身が脚本も書いて、監督もしているわけですが、正直、最低の映画でした。
簡単に言うと本作は、オリジナルティーがあるか?と言えば、むしろ無い。いやあるな下劣過ぎるという意味では…。
特に一番言いたい事は!!本作の物語は冒頭、約11分で終わりを迎えることだ!!
これ正直どうなんだろうか?物語は精神病院に行った少女が、現実から逃れるためにいや、最悪過ぎる状況から逃避するべく想像の世界に入りながら、現実の精神病院から脱走するというちょっと変わった物語なのだが…。
なんと本作は、ロボトミー手術を受けた所から始まるという、もう既に物語が終わった状態から始まり、想像の世界へと物語は急に変わる。
時間軸的には、冒頭11分で2週間ぐらいが描かれ、その後想像の世界に変わるのだが、そこでの2週間は、その主人公が精神病院に入った時の現実とリンクしている。
つまり異色なフラッシュバックを使っている。この妄想の世界が終焉する頃に、冒頭の現実世界のロボトミー手術に行く。
まぁーその時点でも面白くない映画である。
だいたいの映画は、このような挑戦的で混乱しやすいプロットにはしない。
そういう意味では流石ザック・スナイダーのオナニー映画だ。
この時点で酷評は堅い。
また更にエグいのが舞台は急にキャバレー(売春宿)に切り替わる。
これもまた禁じ手の一つでもあると思う、どうして監督は精神病院を売春宿に変えたのだろうか?色んな意味でまずい。倫理的にも禁じ手だ。真面目な映画好きは、ここでこの映画を見るのを辞めても良いだろう。その後主人公は、妄想の世界で他の娼婦と協力して、脱獄を計画するのだが、よく考えれば、それは現実とリンクをしている。
だが、現実なら彼女達も精神病を患った患者ということになる。それもなんかおかしい。
しかも姉妹がいる設定も色々とまずく、実際褒めようの無い酷い脚本でもある。終盤の展開の構成は斬新だけども。
また更にダンスを踊る時に、更に奥深くの空想世界に突入するという、衝撃の構図だ。
思えば、この構図『インセプション』に似てやいないか?
むしろ『インセプション』を見た人なら、そう思うのではないだろうか?あっちの方は難解で有名だが、難解であるにも関わらず丁寧(ある意味ゆっくり過ぎる)な説明が(上映時間を長くしている)あるので、最後の方ではだいたい理解が出来る。
例:人の深層心理にアイデアを寄生させるには、人の夢の中に何重にも入ってイメージを植え付ける必要がある。
それに比べて、本作『エンジェルウォーズ』には、その説明は一切無い。
観客は置いてけぼりだ!!
物語は唐突に別世界へと移動する。そこで活躍した主人公は現実世界でも偉業を遂げている。
という唐突過ぎる展開になっている。
これはほとんどの人が吐き気がするだろう。
そういえばそのロボトミー手術を受けた少女の夢というのも、お気づきだと思うけど、『未来世紀ブラジル』の要素に近い。
だがあの映画は終盤に一回だけあるため、最後に地獄に落とすのがすごく印象的だった。
んでその第3世界への突入が4回ぐらいあるのが、またね。一回とかだったら良かったんだけどね。
もう予告編の方が本編より面白い状況。ズタボロです。
まぁー総括すると『インセプション』と『未来世紀ブラジル』の要素を混ぜた感じになっているから、イマイチオリジナリティが無いとも思えるね。
娼婦と精神病院を結びつける時点ですごいオリジナリティだが、
こっからは第3世界の紹介。
その空想世界がまた酷い。ゲームの鬼武者の出来損ない、どっかで見た戦争系のFPSゲームのまねっこ、ロード・オブ・ザ・リングの出来損ない、アイ、ロボットと映画バイオハザードのラストの出来損ないと言う、そこまで斬新とも言えない出来損ないぶりを発揮している。
そもそもそのシーン自体が短く、ゲーム的に言えば、ミッション形式で、アクションシーンのみとなっている。それが本当に一辺倒でわかり易く、ヒロインたちが無敵というわけで、傷もつかなければ、泥もつかないというすばらしい出来。CGに頼り過ぎて、本来の映像の良さ(奥行きなど)が一切なく、日本映画のGOEMONを彷彿させるだめっぷりだ。
流石に2回目の鑑賞のときは全く面白くないので早送りをした…。
そもそもロボットやドラゴンなどが出てくるのは良いが扱いが中途半端、ドラゴンが死ぬ理由も不明確で、ある意味虐待的。
ここでBlu-rayの特典について言及するが、そこにはなんとその第3世界の補足アニメがあるのだ。これは驚いたが、むしろなんで、そんな設定があるのにあんなに非魅力的になるんだとも思えた。
世界それぞれにバッググラウンドがあっても、むしろ辻褄があっているようにも思えない。
あまりにも無機質で、本当にゲーム的。
しかしゲームとしても魅力的ではない。ゲームはプレイヤーがそれを再現することによって、快感を覚えるものだと自分は思える。他人のゲームのプレイもそれは驚くが、キャラクターにいまいち魅力を自分は感じられなかった。
やはりチート性能の女子高生というのは、ちょっとあれだな。しかもちょっとブスだし。
エンドロールがまた最悪。
何故かキャバレーでのショーになっている、監督は何がしたかったのか?
サンプリング映画としてもちょっと全体的に面白さが足りないのも事実。
また実際はサービスショット的にもダンスシーンは見たかったし、そのダンスを見て見た人が褒め称えるのは、ちょっと異常。
映画内で歌っているけど音声が流れないのに、それを聞いている人が泣いている映像が出たらちょっと萎えるよね。その後それが神の歌声だとか言われたら尚更。
ダンスをアクションゲームのワンシーンに置き換えているのは、やはり頂けない。
それがイコール関係になると思ったザック・スナイダーは失敗している。
あと楽屋のシーンで映像に不思議な光が入るのだが、その意図が不明。
劇場鑑賞時はimaxだけど音が割れてたりしてた、正直ひいた。
あとこれは個人的な感想だが、売春宿が舞台になるならせっかく女性がいっぱいの映画なんだからもっとエロ要素があって欲しかったし、セクシー要素皆無なのがビックリ(それもつまらない理由)、あと女性しかいないんだからレズシーンとか作るべきでしょ、とことん売春宿の支配者がうざいだけで超つまらなかったし、超つまらなかった。
レイティングの関係で色々面白いと言われたものがカットされたとは言えね。
もうその時点で、映画として酷いことは明確だったのかしらね?
得点
3点
これは問題作です。これ見るなら同系統の「スコット・ピルグリムvs邪悪な元カレ軍団」を見る事を多いに勧めたい。同じくTVゲームからインスピレーションを受けたものとして、愛情もあるし純粋に笑えて面白い!!
それでもザック・スナイダー次回作はスーパーマンを撮りますが、製作がクリストファー・ノーランというわけで彼がザックを上手く導いてくれることを期待したいです。予告編見たけどなかなか良い出来な気がするし。
二回目の鑑賞の時は、吹き替えで見たけど、なかなか下手だったね。女子の『300』を監督が撮りたかったとしてもこんなにA級映画感を出しながら、ここまでC級な内容になるのは凄い!!
DVDスルーでも不思議じゃない出来だよ!!
公開される前はあんなに楽しみだったのに。(笑)
ちなみにつまんな過ぎて、途中で寝て頑張ってもう一度見たのです。
そもそもラストシーンも現実なのか妄想なのか定かではないよね。
監督自身が色々自由過ぎて、いまいち置いてけぼりな映画、デヴィッド・リンチっぽいアクション映画という考え方もあるが、このビジョンとワンシーンワンシーンの酷さは比べたら失礼になる。
監督を上手く操れる制作の人がいれば、もっとまともな映画だったのにね。
監督のプロモーションビデオとして脚本意外は考慮しても問題はない。
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この映画を初めて見た時、彼女の誕生日だったんだよね。彼女が最低の映画過ぎてクソ切れてたのが印象的。
エンジェル ウォーズ [Blu-ray] 2126円
imdbのメタスコアでは100点中33点でした。『三銃士』よりはましです。
関連項目
☆インセプション【IMAX版】2010年度61本目☆
スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団 2011年度6本目at先行有料レイト&トークショー
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