監督
ガイ・リッチー
(『スナッチ』『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ 』『シャーロック・ホームズ 』)
出演
ヘンリー・カヴィル
(『マン・オブ・スティール』『インモータルズ -神々の戦い-』)
アーミー・ハマー
(『ローン・レンジャー』『ソーシャル・ネットワーク』)
ヒュー・グラント
(『ノッティングヒルの恋人』『アバウト・ア・ボーイ』『ラブソングができるまで』『フォー・ウェディング』)
ガイ・リッチー監督の『シャーロック・ホームズ』シリーズに続く、バディアクション映画
1960年代に放映されたアメリカのテレビドラマ『0011ナポレオン・ソロ』のリメイク作品。
ただ60年代で今から50年も前の作品なので、未見の人の方が多いよなと、また作品としては、アメリカとソ連のスパイがタッグを組んで世界を救うスパイもので、スパイ映画の金字塔の『007』シリーズの原作のイアン・フレミングも関わっていたようだ。
評価としては、全米のメタスコアを見ると、50点台と低めだが、観客評価が7.5と結構高い。
アクション映画として、7.5は結構楽しい映画なんじゃないか?と思い、母親と一緒にこの度劇場鑑賞してきた!!
シャレオツスパイバディホモォ映画!!
60年代の冷戦下のヨーロッパを舞台に、ナチス残党の反乱を止めるべく、結成された敵対国のアメリカとソ連のスパイのコンビ。
ただアメリカのスパイと言っても元陸軍でありながら、戦時中芸術の闇市などを行っており、結果的に金庫破りなどの窃盗の罪で捕まり、逆にCIAがスカウトしたという能力重視のアメリカの犬。
ソ連側の方は、一度没落した有力者の二代目で強制収容所出身の努力のムシでちょっと精神疾患を患った生真面目くん。
ただ両者ともおしゃれには凄まじくうるさい。
特にヘンリー・カーヴィル演じるナポレオンはプレイボーイという設定なので、服装は終始おしゃれ、スーパーマンで生み出した筋肉も合わさってすごいイケメン。
1日だけでいいからヘンリー・カーヴィルになってみたい。笑
アーミー・ハマーはアメリカ人だけどロシア人役。
一応祖先がロシア人っぽい。
こういう国を跨いだスパイ物を見ると『裏切りのサーカス』を思い出す。
映画全体を見ると、スタイリッシュだけどテンポが早すぎるかと思えば、急にテンポが遅くなったり、スパイ映画としての駆け抜けるようなアクションよりもちょっと間の抜けた感でシュールな笑を生み出すような作品。
横にも縦に広くておしゃれなイケメン二人が、洋服の話をするあたり、こいつらホモなんじゃね?と思わずにはいられない。そう『プラダを着た悪魔』とか普通に好きそうな2丁目感を急にぶっこんでくる。
映画も妙に手先とか写すフェチな感じが、とことんホモォ。
しかしヘンリー・カーヴィルもアーミー・ハマーも素敵だ。
だが女性陣も普通に魅力的で、少し笑える頃の『007』の露骨なマッドサイエンティストみたいなのでてくるしね。そいつの顛末がなかなか笑える。
映画としては、『シャーロック・ホームズ』を若手俳優で60年代を舞台にした作品。
ただ『シャーロック・ホームズ』ほど、キャラクターの特異な魅力もなく、お互いのイケメンぶりが引き立ったり、映画全体の物や小物のディティールが引き立つ形に、脚本に時間軸をずらしたりする若干のひねりもあるものの、やや物足りないが、近年では久しぶりに見た60年だいを舞台にした核だとか冷戦だとかの要素がちょっと目新しく感じる。
スパイ映画らしいスリル要素よりも笑に走りがちなのは、賛否両論だが、ラストの駆け引きで、どちらか…..ならば、かなりの映画のバランが転調して傑作になったが、それを避けたあたりが商業映画であり娯楽映画だなぁと思うけど、結構ホッとしてしまったりもする。
劇場を後にして、母親に「もう一度見れるね。」というぐらいサクっとした安心して観れる映画なのでオススメです。目の保養にもなりますよ。
音楽がかなりオシャレです。かなり効果的に使っている印象。
得点
物語の面白さと上映時間 7/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 5/10
キャラクターの魅力 6/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 6/10
音楽 8.5/10
俺の趣味 7/10
65点
点数とはもはや無縁の娯楽作品か?
緊張感や手に汗握るとは無縁なゆるい一本。
唐突に出てくるヒューグラントにハッとしてしまったり。
悪役の女性が1990年生まれに驚愕。
次回作も期待していいかも?
ちょっとヘンリー・カーヴィルとアーミー・ハマーが好きになりました。
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