★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2018年アメリカ映画
クリヘムの
上裸を早く見せろ!!
監督
ドリュー・ゴダード
・キャビン
キャスト
ジェフ・ブリッジス
・ビッグ・リボウスキ
・クレイジー・ハート
・トゥルー・グリット
・最後の追跡
ジョン・ハム
・MAD MEN マッドメン
・ザ・タウン
・ミリオンダラー・アーム
・ベイビー・ドライバー
クリス・ヘムズワース
・アベンジャーズ
・マイティ・ソー
・マイティ・ソー バトルロイヤル
・スノーホワイト/氷の王国
あらすじ
1969年カリフォルニアとネバダの州をまたがっているホテルのエルロワイヤル。
この地にキリスト教の神父のフリン(ジェフ・ブリッジス)、
黒人女性シンガーのダーリーン、セールスマンのサリヴァン(ジョン・ハム)、
ヒッピー風の女性のエミリーが訪れる。
しかしこのエルロワイヤルは秘密があった。
それを知るサリヴァン。
彼の本当の職業はFBIの捜査官。
ホテルの一室にある盗聴器を全て回収した彼は、
ホテルの裏側に回った。
このホテルは全ての化粧箪笥の鏡が、
マジックミラーになっており全ての客室を覗くことができ、
1番奥の部屋にはカメラが設置されており、彼はそれを回収しにきた。
しかし彼だけが秘密を持っていたわけではなかった、神父はなぜか部屋の床をひっぺがす。
シンガーは歌の練習を行う。
ヒッピー風の女は、実は誘拐犯で少女を誘拐してきていた。
正義感に熱い彼はそれをほっておくことができず。。。
2019年8月14日amazon video自宅鑑賞 2019年67本目
面白そうだけど面白くないタランティーノフォロワー??
『キャビン』の監督で、
映画プロデューサーや脚本家として成功をしているドリュー・ゴダードの映画。
あからさまに裏がありそうなキャラクターがとあるホテルに集まったことで、
悲劇が起きてしまうスリラー映画。
あからさますぎる「この人たち裏があるんです。」感が臭すぎるので、
展開に驚きは一切なし。
やたらフューチャーされるキャラクターがいれば、退場の予測は容易。
やはりジョン・ハムは速攻退場。
原題がBad Times at the EL Royaleとあるので、
悪いことが起きることは明白、それぞれのキャストが退場するのはなんか見えてる。
それに対して、いぶし銀で空気感を出すために、やたら間延びさせて、
さらにはそれぞれの背景を丁寧に描き、やたら会話をさせて駆け引きをするという、
タランティーノの真似っこのような展開が終始あるのだが、
それに対する異常さ、ぶっ飛び感が全く及んでおらず、
それに対する映像のアプローチでの面白さがなく、
結局のところオリジナリティの欠如に陥ってしまい飽きがきてしまった。
ジャケット写真にいるクリス・ヘムズワースが終盤に出てくるのは肩透かし、
終始上裸で肉体美を披露するという面白要素を期待したのだが、
それがわずかで、挙句に極悪人。
モデルはマンソン事件で有名なコミニティーを作って
部下たちに人を殺させたチャールズ・マンソン。
と本作はそういう69年代末期のアメリカ事件を巧みに暗喩しており、
サリバンが手にしたビデオテープの中身はアメリカでの黒人の人権活動をしたキング牧師の映像、
もしくはアメリカの大統領の盗聴テープなのか??
でも
いろいろ面白そうな要素はあるが、なんだかいまいち振り切らない。
最終的にはベトナム戦争ネタも盛り込まれるわけだが、
それが点と点が結びつくわけでもなく、ただ不運の連続が続いただけだった。
ロジック的に何かがあるよりも監督の悪意という趣味が先行しているように思えた。
映像は全体的に綺麗で重々しく、音楽もまぁまぁいいんだがなぁ。
話がB級すぎるのも狙ってタランティーノよりなんだが、
それを丁寧にやりすぎたのが問題で、ならいっそ、もっと時間軸もむちゃくちゃにして、
パルプフィクションをとことん真似っこしても良かったのではないかと思った。
その分ワンシークエンスごとの面白さのハードルを
真似っこではないものにしなくてはいけないが。。。
盛り上がりに欠けてたなぁ。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 4/10
・映像のアプローチ 7.5/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 5.5/10
・音楽 7.5/10
・上映時間と個人的趣味 6/10
60点
2時間21分も長すぎ。
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