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△アラフォー女子のベイビー・プラン 2011年度115本目△

「アラフォー女子が見ても楽しめるとは思えない。」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-アラフォー女子のベイビー・プラン

アメリカ2010年アメリカ制作アメリカ
出演
ジェイソン・ベイトマン
(モンスター上司、宇宙人ポール、マイレージ、マイライフ、JUNO/ジュノ)
ジェニファー・アニストン
(モンスター上司、バウンティー・ハンター、ブルース・オールマイティー)
パトリック・ウィルソン
(ウォッチメン、恋とニュースの作り方、特攻野郎AチームTHE MOVIE)
予告編

ハートブレイクあらすじハートブレイク
アメリカニューヨークが舞台の物語。
会社員のウォーリーは昔から思いを寄せていた親友のキャリーが人工授精をして妊娠すること決めたのを知りウォーリーは動揺する。だがウォーリーは自分の気持ちをキャリーに告げることができないでいた。
結果的に思い詰め始めたウォーリーはキャリーと距離を置いたりしていたが、ある日ウォーリの家にキャリーから人工授精前夜祭のパーティーの招待状が届くのであった。
そこに行ったウォーリーはキャリーの息子の父親となるドナーのローランドと出会い、彼が自分とは正反対の快活な男で自信に満ちあふれているのを見て更に落ち込むのだった。
劣性遺伝子の塊であるウォーリーは酒を飲む事しか出来ず、泥酔してしまい。
トイレに行ったウォーリーはそこでうっかりローランドの精子を廃棄してしまう。困ったウォーリーはそこで自慰を行い…。
そのままゲロを吐きまくったウォーリーは、親友の上司に迷惑をかけて…。
前夜の記憶の無いウォーリーは、ただひたすら悲しみに暮れていた。キャリーは育児の為にニューヨークを離れ田舎へ。
それから7年後、やはり惨めな生活を送るウォーリーのもとにキャリーから連絡がくる。仕事の為にニューヨークに帰ってくるのだ。キャリーとの再会に喜びが隠せないウォーリーだったが、ローランドの遺伝子を持ったキャリーの息子セバスチャンに不安を感じていた。
二人との会食に不安を感じるウォーリーだったが、セバスチャンを見るとどうみてもローランドより自分に似ているぐらいの内気っぷりに動揺してしまう。
ニューヨークに復帰して不安なキャリーはウォーリーと今までのような関係を期待していた。
そしてキャリーはドナーであるローランドとも再会をしローランドが当時と違い離婚をしているのを知り、セバスチャンの為に父親が必要なのではないかと思い始める。
何かとセバスチャンの世話をする事になったウォーリーは、セバスチャンに何か不思議なものを感じ始め、セバスチャンもウォーリーを敬愛し始めるのだった。
少なからず何かおかしいと感じ始めたウォーリーは7年前のことを考え、親友の上司に相談するとようやくセバスチャンが自分の息子であることに気づくのだった。
ウォーリーはそのことをキャリーに告げようとするのだったが、キャリーは勘違いしてウォーリーがようやく自分に気持ちを告げると思っていたのだが、そのことをキャリーに切り出されたウォーリーは動揺してしまい、全てが上手く行きそうだったのにウォーリーのミスにより、告げるべきも告げれなくなってしまい、全ては無かった事になってしまう。
そしてキャリーはローランドに急接近を始めた…。
2011年12月8日鑑賞
ハートブレイク感想ハートブレイク
今年ももう終わるというのにようやく昨年の映画が迷走した邦題をつけて日本でDVD化。
その名もアラフォー女子のベイビー・プラン
ジェニファー・アニストン扮するキャリーが子供が欲しいので奮闘して、恋を掴んで幸せになる。
そんな映画を思わせるB級映画だと思った人、あなたはいたって正常な方ですし、配給の悪意に騙された純粋な心の持ち主です。
実際の所、主人公は素敵なジェニファー・アニストンで無く、日本では地味に無名なジェイソン・ベイトマンであってしかもこの映画の対象は女性でなく男性であることを知っていてほしい。そしてまたこの映画は、内気な男が、最低なことをしでかし、この問題とどう向き合うかを描いた映画であって、アラフォー女子がうっかり見ても対して楽しめる内容ではないと思う。
全米では、『スィッチ』として公開された本作、多分『交換』に意味だろう。
ヒロインであるキャリーは、年齢的に出産の限界が近い、しかし恋人のいない彼女は人工授精を決めて、イケメンでインテリな男をドナーに選ぶ。劣勢遺伝子を持つ主人公のウォーリーは、酔った勢いで彼女の計画にテロを起こしてしまうというお話。
なかなかテンポ良く進むラブコメかと思いきや、映画のテンポはそこそこ悪く、主人公が内向的な所為だろうか、映画自体にも華やかさは乏しく、色々と重たい。
またローランドを演じたパトリック・ウィルソンはまたも映画で女性運が無かったりしている。
映画自体は、かなりアダルトな映画だったと思う。
全体的な映画とは一線をかく、人間一人一人の重さが本作にはあって、ヒロインのキャリーも結局は一人での子育てに苦労をし、パートナーを求め、ウォーリーやローランドに寄ってしまったり。
逆にウォーリーは、本来はキャリーが好きなのに、そこをないがしろにして、セバスチャンの問題に頭がいっぱいだったり。
ローランドはローランドで、セバスチャンに父親としての威厳を出したりしながら、キャリーとの関係ばかりを気にしたりとなかなかの一筋縄で行かないキャラクターたち。
そのせいか、この手の映画が結構好きな自分でもキャラクターにイマイチ愛着が湧かず、まぁーセバスチャンはなかなか良い素材だったけど、映画自体にロマンティックさや軽快な楽しさがなく、妙に重たい映画になってしまったような気がする。
違う意味では出来が良いのかもしれないけど。
でもこういう地味に重くて現実的な映画って、ラストが非常に難しいと思うし、勿論その課題に本作は負けて、なんだか普通のハッピーエンドとして終わっている。
そもそも泥酔して、精子を捨ててしまうという件よりも、酔った勢いで、本当の気持ちを伝えて、知られざる過去があの時あったような方が個人的には好み、その秘密を徐々に明かして行ったりだとか、この子が自分の子かもしれないとか、それなのにキャリーはローランドに惹かれてしまうとか、そういう葛藤があったら自分は面白くなったのではないかと思う。
いまいちリアル路線とうじうじ感が全体的に強く、そして葛藤もいまいち弱かったような。
あと人工授精のパーティーが個人的に悪趣味過ぎるのではと思います。
メモ得点メモ
6
『バウンティー・ハンター』とかと一緒にレンタル開始されれば良かったような?
同じような内容の露骨な映画がちらほらあるので、埋もれがちです。
ジェイソン・ベイトマンとジェ二ファー・アニストンはこの後『モンスター上司』でも共演していますが、全く関わらない役立ったり。(笑)
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