私の大好きなミュージカル映画の一つ
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2004年アメリカ・イギリス映画
90年代に作り忘れた偉大な恋愛映画
監督
ジョエル・シュマッカー
・バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲
・8mm
・フォーン・ブース
・評決のとき
キャスト
ネタバレ あらすじ
2024年6月15日4Kデジタルリマスター版劇場鑑賞
2024年31本目
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概要:ミュージカル屋がプレゼンし映画化
1986年にイギリスで生まれた
ミュージカル『オペラ座の怪人』
こちらの脚本兼作曲家の
アンドリュー・ロイド・ウェバーさんが
プロデュースした2004年の映画
『オペラ座の怪人』が
公開20年を記念して
4Kデジタルリマスター版が
日本にて劇場公開。
自分も2005年にて
中学生の時に劇場で鑑賞し
2010年代にも旧作上映を劇場で鑑賞
今回劇場鑑賞では3回目になるわけですが
久しぶりの『オペラ座の怪人』は
相変わらず最高にぶち上がりました。
元々は1910年の小説。
それから7回以上映画化されたが
04年版以降はなぜかない。
個人的には大好きな映画だったが
04年の評判をみると
監督のジョエル・シュマッカー
『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』
がラジー賞作品賞を受賞し
今作でもド派手な映像感や
大スペクタクルを押しまくっており
肝心の話が少なすぎるという
ジョエル・シュマッカーがまた
同じようなことをしていると
揶揄されている批評や
ファントムを演じた
ジェラルド・バトラーが若すぎるとか
もはやいちゃもんの批評の影響で
評判は北米では良くなかったが
元々ミュージカルでの素晴らしい楽曲
荘厳な舞台など
映画としての見どころは
無茶苦茶あって
個人的には大好きである。
感想:冒頭から圧巻
何度見ても
白黒の野暮ったい
オークションの展開から
唐突にぶっ壊れたシャンデリアを
治しましたーからの
一気に映画の舞台が
全盛期のオペラハウスに
展開が切り替わるの
テーマソング含めて最高。
そこからの
舞台裏の忙しなさやら
華やかすぎる衣装の数々
豪華な映画美術が目白押しの
怒涛の展開で
映画史に残る最高の
オープニングの一つなのでは?
と思っているわけです。
音楽:全体的に好き
公開当時はディスコ調に
アレンジされている
ファントムのテーマと
賛否両論でもあったようだが
自分としては耳に残るし
映画館での大音響と相性抜群と
思っている。
たまに聴きたくなるし
これぞオペラ座の怪人!ってなる。
それ以外の楽曲としても
マスカレードが演出や
踊り含めて好き。
そこでのシークエンスとして
ファントムが普通に参戦してきたり
みんな仮面かぶって笑い合ってるの
幸せすぎと映画の終盤で
物憂げに口ずさむのも好き。
またミュージカル映画らしく
感情の昂りから
歌に発展する展開も好き。
間髪入れずに歌歌いまくる
これぞミュージカル映画!
というカタルシス的にも好き!
全体的にリフレインも多く
合間合間替え歌調だったり
それぞれのキャラに楽曲があり
後半それでカルテットしだしたりと
巧みなミュージカル展開で好き。
堪能:ド派手な美術がすごい
2020年代だとほぼほぼCGが当たり前の中
ド派手な映画美術がすごい。
大スペクタクル巨編に相応しい
オペラハウスの構造。
縦構造が秀逸で
舞台の上での紐やら揺れる足場やら
そしてシャンデリア付近の通路や客席。
さらには隠し通路からの
地下階段の先にある謎の水路の先にある
水中から出てる照明と
湿度がやばそうな洞窟風の
ファントムの小部屋。
さらには屋上もあったり
寄宿部屋もあったりと
金の掛け方が超弩級。
ファントムのコスチュームもいいし
映画としての見栄えが凄まじい。
近年の映画では見られない面白さ。
イケメン:若きジェラルド・バトラーとパトリック・ウィルソン
今じゃ主演映画のプロデューサーも
かねているジェラルド・バトラー。
ほぼほぼやってることは
トム・クルーズと一緒で
アクション映画ばっかり
主演している印象。
そんな彼が美声と
狂気を孕んだ美形キャラを
公演するのだが
その相手役が
今だと華が薄目で
ちょっとハゲかけな
パトリック・ウィルソンが
髪の毛ボーボーの長髪イケメンとして
歌声も披露し大活躍。
いやいや『ウォッチメン』の
地味男系のキャラだったりの
面影が一切ないのどういうことよ。
しかしジェラルド・バトラーの歌声の
独特な印象深さ。
ちらっと見える胸毛のワイルドギャップよ!
カタルシス:ミュージカル映画ならこのぐらい
大味でいいんだよな物語
大味でいいんだよな物語
物語の整合性については今更文句を
いうのも野暮かなぁと思ったり。
自分が陰で育てた女性を
他のイケメンの金持ちに取られて
狂いまくるファントムさんの
気が狂ったラブストーリー。
絶対許せない極悪人のファントムさんが
なんか許せるかもと思うのは
ジェラルド・バトラーのおかげか?
壮大な音楽に誤魔化されているのか?
そもそも廃墟化したオペラハウスは
シャンデリア落ちてからずっと廃墟?
なぜ今更オークション???
警察の登場遅すぎでは?
オペラハウス専属の主演男優は殺されたのか?
なぜマダムなのか?その娘はどこへ
行ってしまったのか?
三人の物語以外はかなり大味なわけだが
見たいのは三人のやり取りだし
まぁいいかと思うわけです。
その後も彼女は歌手として歌い続けたのか?
色々気になるがバラが印象的なので
全部OKか。。
しかしファントムよ何歳だったのか???
疑念:4Kリマスター効果はあったのか?
4Kシアターで鑑賞したが
4Kの恩恵は全然感じられず。
海外でもリバイバル公開したのか?
日本限定なのか?
やはり謎が謎を呼ぶわけで
そもそもしっかり4Kリマスターしてるのか?
UHDは発売されるのか?
これを機に再販して欲しいものです。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7/10
・映像のアプローチ 9/10
・映画の美術面 9/10
・キャラクターの魅力 8.5/10
・音楽 10/10
・上映時間と個人的趣味 9/10
85点
エミリー・ロッサムのポスター写真が
なぜかばばあぁなの可哀想。
映画内だと少女感あっていい。
00年代は複数の作品に出てたけど
全然見なくなりましたなぁ。
通販
パンフ買ったら
20年前に買ったやつと同じで
戦慄しました。
せめて公開20年版として
著名人の思い出ぐらい記載してくれよ。
しかしグラビア写真いっぱいだったし
硬派なインタビューもあったり
90年代より前のことも多く書かれたりと
貴重過ぎるし懐かしさもひとしおで
ありがたかった。
そして白飛びがひどい残念ディスクのようです。。。