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△ミロクローゼ 2013年39本目「石橋ワールドに山田孝之三変化!!」△

「無駄に話しも無いので映像に特化されている点は好感触!!」

『A Little his REDEMPTION.』自称映画オタクの映画感想部~season 7~-ミロクローゼ
日の丸2011年日本映画日の丸

あらすじはこちらから。
感想
『ミロクローゼ』は山田孝之主演による石橋さんによる異色のオムニバス映画だ!!
『オー!マイキー』の製作総指揮の石橋さん。脚本も監督も担当している方の長編オリジナル脚本の映画化作品が『ミロクローゼ』である。
そもそも『オー!マイキー』というのが3分程の短編連続ドラマなのだが、主演はマネキン。不動のマネキンが二体いる映像に声を吹き込み、物語を紡ぐ。いわゆる人形劇だが、その物語の内容もなかなか悪趣味だったり。
そんな異色な世界観が104話もあるんだからすごい。
やはりそうまで出来たのは、それ相応の人気があったからで、ファン層も獲得しているだろう。
そんな石橋さんが描く映画『ミロクローゼ』は、やはり普通の映画ではなかった
主演の山田孝之が3役を演じ、違う次元の主人公をそれぞれ担当。
なんか変な子供っぽい男だったり、変なおっさんだったり、変な侍だったり。
その3人を恋愛をテーマにし、だいたい15分(前半)15分45分15分(後半)で描く、オムニバス形式の構成になっている意欲作品。
それぞれのパートごとに独特の世界観を描いており、山田孝之が踊ったりする変な映画である。
また侍パートでは、偏った趣味の倒錯した世界観で描かれている近代的で前衛的なモダンらしさを交えた世界観、唐突にバイクとか出てきてしまったりと、監督のやりたい放題を単独主演の山田孝之は見事に描ききっている。やっぱり山田孝之はすごい。(私は山田孝之のファンです。)
正直言えば、娯楽云々、ストーリー云々よりもサブカルなアート映画の部類に入る実験映画的な監督の映像作家的な自身の技量を表現する作品集のようなものに近い。
監督の方向性としては『茶の味』などでディープな世界観を描いた石井克人監督と方向性は近いと思う。ただ別にその範疇は石井克人監督だけで自分は間に合っているんだけどな。
それでも、ついつい見とれてしまうショットなども複数あったり、意味不明だけどついつい集中でして見てしまったり、そもそも見応えがある部分もあったりする。ラストは微妙だったけど、特にワンオケの音楽をエンディングに使う意図が全く不明。ワンオケと剛力は露出多すぎ。(映画に剛力は関係ないけども)
特に自分的にハマってしまったのが、侍(正確には浪人)が切り込んで行くショット。急にスローモーションになるんだけど、そこで山田孝之が顔芸を披露してくれる。これが歌舞伎の目を見開くやつなんだよね。それと音楽のバランスが絶妙で、石橋監督の映画に対する理想がまさに具現化されている。
このストーリーも45分ぐらいと長尺になっており、彼自身の映画製作のメインって感じ。
山田孝之もすごくカッコ良く、ここぞと言う所でマジ演技があるので、良いです。
結果的に言えば、冒頭のオブレなんとかギャリーがまじでだるーいわけだが、まぁーそういう監督の世界観あるよねーな感じで、大目に見ようと思うが、ラストシーンがぐだぐだしているので、肩透かし。
でも相対的に色んな映画と比べるとこれより面白くない映画いっぱいあったから、これはこれで普及点。
でも映画館で1800円とかで鑑賞したら腹立つような内容だったと思う。
ちょっとした悪ふざけの遊び心の映画です。いつかの深夜に地上波でやってたのを鑑賞して魅了されるパターンがベストですね!!
得点
60
やりたいことをやれて突き抜けているし、山田孝之は好演している。
ただ女性の趣味は微妙だったかな?
あと有名な映画監督が二人も出ている所が石井克人臭がぷんぷんします。次回作も楽しみにしています。
あとはもうちょいマッシブでどぎつい方が私好みでしたとさ!!
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