「少年ジャンプ短期連載打ち切り型」
予告編
あらすじ
2025年の日本。車のデザインを手がける会社に働き受賞経験もある31歳の南波 六太(小栗旬)は、3歳年下の弟の南波 日々人(岡田将生)が宇宙飛行士になり宇宙に旅立つ会見を見ていた上司が日々人を馬鹿にしたことで暴力を振るってしまい会社を退職することになってしまう。
順風満帆な弟にちょっとした劣等感を感じる六太。頑張って職を探すのだが、なかなか上手くいかないのだった…。
そんなある日、弟が勝手に宇宙飛行士の試験に六太を応募させてしまい、六太は試験を受けることになるのだった。
2012年12月24日DVD自宅鑑賞
感想
今回も母親が借りてきてたので、アルバイト前に鑑賞。
原作未読で、アニメも未視聴。とりあえず兄弟が宇宙飛行士になる物語であることは、それなりに知っているぐらいの立場からの鑑賞。
そもそも小栗旬と岡田マサキが結構好きだったりする。
舞台は珍しくアメリカ西海岸とか密閉訓練所だったり、宇宙だったりとなかなか異世界ぶりが披露されて、大量生産されている邦画に比べると見応えがあったりする。
とりあえず六太演じる小栗旬がボケを連発する映画で、持ち前のアフロヘアーなどを披露しながら笑わせてくれる。
しかし大事な所で人間の絆の物語を披露。
何故六太が宇宙飛行士になろうとするか?とかは、さりげなく中身があって感動させられる。
逆に優等生の日々人がただのチャラ男になっていたりするが、終盤では、やはり胸を熱くさせる雄叫びを披露してくれる。
しかし映画というよりはテレビドラマのようなテンポで進むので、2時間はコマーシャル抜きではキツいかな。
舞台と設定が何処か異世界なので楽しいのが良い所だし。あと六太演じる小栗旬の好感度が非常に高いのも捨て難い!!
褒めたものの驚愕のラスト。
ここまで、テンポ自体は悪いが、普通に見れるという結構な高得点を期待させる邦画なのだが、ラストが少年ジャンプ短期連載打ち切り型になっており、急展開で映画は未来に舞台が移り、シガーロスの楽曲でごまかし、そのままラストにコールドプレイでごまかすという怒濤の展開。
正直言うと、「え?ここで終わりなの色々おかしくない?」しかも急展開過ぎて続編も作りづらい。そもそも小栗旬は試験に受かったのか?命の危機の日々人はどのように生還したのか?
その後のドラマは一切なく唐突に映画は終わりを迎えてしまう。
むしろこう考えてしまうと映画自体のペース配分に重大な問題があったとも言えなくもない。
話しが一向に進まないけだるさが映画には確かに存在していた。学校生活で言う所の入学して中間試験が終わったら次の瞬間卒業式になるようなそんな変な感じで映画は終わりを迎えてしまった。
むしろ楽しめたのは、映画というか原作がしっかりしていたからという方が強いような。
まぁー総合的に見ると日本映画が洋画とは全く違うものであることを再認識できる、流石東宝だぜ!!と言うわけです。
邦画好きにはたまらないラストだったなぁーと思います。
得点
6点
六太のお母さんの森下愛子さんを久しぶりに見たけど変わらない演技っぷりがすごい。
邦画にしてはラスト以外は良い感じだったと思う。
日本で映画を作るのは難しいんだなぁーとしみじみ思う。
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