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◎【感想】MUD -マッド- 81点「マシュー・マコノヒーにはまっているから、凄く楽しめたー」◎

2014年17本目 1月22日劇場Blu-ray鑑賞
「現代版『スタンド・バイ・ミー』って言うけど、私的には現代版『大人は判ってくれない』のオルタネイティブバージョンだった!!」

MUD-マッド-
アメリカ2012年アメリカ映画アメリカ

マシュー・マコノヒーにはまっているから、凄く楽しめたー!!
まぁー本作のマシュー・マコノヒーの出演時間そんなに長くないけども映画に良い味わい出してたよー!!
ムフフフ。結構前からずっと見たかった本作『MUD』。
鑑賞週ぐらいまで知らなかったけども、本作全く公開していない…。
よくしらべると未体験ゾーンの映画たち2014の企画の中の公開の映画でして、通常料金1200円で、東京ではヒューマントラストシネマ渋谷でしか公開していないんですよ…。
凄くもったいない!!
今年はアカデミー賞も獲るんじゃないかと思われるマシュー・マコノヒーが助演ながら重要な役をやっている本作、今後の『ダラス・バイヤーズ・クラブ』や『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』などを考慮しても、もっと多くの人が見るべき作品。
そもそも本作、北米でも評価高くてさ、映画秘宝にも町山さんの連載とかで紹介していたじゃないですか、それをそんな企画で上映だなんて…しかもBlu-ray上映で、上映時の色が妙に白っぽくなってて、解像度の問題か、映写の調整ミスか…凄くもったいなかった。
まぁー配給がアース・スター・エンターテイメントというかTSUTAYAみたいなものだからね…。
DVDレンタルやレンタル独占とかもやっているし、本作ももとはTSUTAYA独占だったのかもね…。
本当にもったいない。
とりあえず、本日はサービスデーもあって、満員ぐらいお客さんいた。ちょっと早めにチケットゲットしてて良かった。
感想
うん!!面白かった!!
特に音楽が良かった!!
現代版『スタンド・バイ・ミー』って言うけど、私的には現代版『大人は判ってくれない』のオルタネイティブバージョンだった!!
もう感想としては、以上な感じ。
本当にアメリカの真ん中のど田舎に住む家庭に問題を抱え14歳の思春期真っ只中の二人は、ある日、ボロボロの逃亡者と出会う。
その逃亡者は、思ったより良い奴で、ど田舎で、貧乏な少年二人は、行き場の無い未来の実感から逃避するようにこの逃亡者に肩入れするというちょっとおかしな青春映画。
ちょっと変な逃亡者に心惹かれる主人公のエリスは思春期真っ只中!!
家では離婚の危機で、育った家まで失い、親友のネックとさよなら?
街では、年上の彼女をゲットするものの連絡は無視される。
愛ってなんだ?恋愛ってなんだ!と葛藤する中、希望のように思える逃亡者ことマッドの愛の為に人を殺し、それを再会を願う姿に、彼を助けることで、救いを得られると混同するエリスくん。
しかしそれでも大人はぐちゃぐちゃで、色々な側面を持っている。
エリスくんは大人に対して怒りを抱きながらも、ネックと二人でバイクを乗り回し、船の修理というロマンに生活をゆだねる。
その光景そのものがロマン。
映画はど田舎と泥だらけの川が舞台で、ちょっと寂しいが、夢いっぱいの話の展開(挙げ句にギャングも絡んで来て、終盤には銃撃戦もあったり)と甘酸っぱいを通り越して大スペクタクルな青春映画。
それを彩るシンプルで力強いBGM。
更には、マイケル・シャノンのロボット風潜水服やら、マッド演じるマシュー・マコノヒーのどこか愛嬌のあるキャラクター。
こういう映画やっぱり好きだわー。
こつこつ船を修理するのもツボ。
ちょっと頓珍漢だが、エリスくんが沼に落っこちて、蛇に噛まれたのを身を呈して救うマッドは、クソ野郎だけど良い奴という映画として良い味がある。
その後の終盤がハチャメチャで賛否両論かもしれないが…。
また脚本を監督が務めているので、妙に名言がある。
恋愛は失恋したらそれを忘れる為に新たな恋愛をするんだって、ラストシーンが正にそれでうけるし、人生で大事なことは川の底の泥の中にあるガラクタを使えるものと使えないものと見切る判断力だ。って全部マイケル・シャノンだ!笑
マイケル・シャノンはようやく、狂人キャラから脱却したかな?『レボリューショナリー・ロード』や『ワールド・トレードセンター』『8マイル』『テイク・シェルター』では頭がおかしい変なやつやってて、近年の『プレミアム・ラッシュ』『マン・オブ・スティール』『ICEMAN』では短気の暴力マンだったけど、今作でようやく緩いおっさんという新境地。(笑)
出番こそ少なめだけど、本当に美味しい役で監督が前作『テイク・シェルター』だから、全く逆のキャラを彼に与えたのかもな。
あと今作、子役がうまい。
よくまぁーあんな演技できますわ。
『リトル・ランボーズ』『未来に生きる子供たちへ』とか見てますけども、子供二人が活躍する近年の映画としてはこれが一番。
見る機会があったら映画好きなら見るべき。
メモ得点メモ
物語 8/10
キャラクターの魅力 8/10
監督の映画に対するビジョン 8/10
音楽 9/10
俺の趣味 8/10
81

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