【海外ドラマ】TRUE DETECTIVE/二人の刑事 シーズン1【感想】

トゥルー・ディテクティブ シーズン1

製作

2014年アメリカ海外ドラマ

奥さん。連続殺人事件ものの中でも
びっくりするような展開ありますよ。

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監督

キャリー・フクナガ
・闇の列車、光の旅
・ビースト・オブ・ノー・ネーション
・マニアック
・007 ノー・タイム・トゥ・ダイ

キャスト

マシュー・マコノヒー
ダラス・バイヤーズクラブ
マジック・マイク
キラー・スナイパー
MUD -マッド-

ウディ・ハレルソン
ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
・ラリー・フリント
・ナチュラル・ボーン・キラーズ
ゾンビランド

ミシェル・モナハン
・ミッション:インポッシブル/フォールアウト
ピクセル
・ゴーン・ベイビー・ゴーン
ミッション: 8ミニッツ

マディソン・ウルフ
死霊館 エンフィールド事件
・バーバラと心の巨人
・ジョイ
・ランボ ハリウッドに最も嫌われた男

アレクサンドラ・ダダリオ
・ベイウォッチ
・パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
・飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲

あらすじ

2012年5月アメリカの南部に位置するルイジアナ州の最南部のバーミリオン郡。
この地の警察署でインタビュー撮影が行われる。
対象はマーティン・ハート(ウッディ・ハレルソン)彼は、この地で1995年に起きた連続殺人事件:オカルト儀式殺人事件の捜査の際の相棒について、
この地の刑事課から質問を受け、マーティンは話始める。
別の時、マーティンの元相棒のラスト・コール(マシュー・マコノヒー)もまた同様にインタビューを撮影される。

1995年1月3日
ルイジアナ州警察の刑事課にいるマーティン・ハート(ウッディ・ハレルソン)とその相棒のラスト・コール(マシュー・マコノヒー)は、
地元警察の応援要請を受け、殺人事件現場へと向かう。
テキサスからルイジアナ州警察に異動してきて3ヶ月のラストは、未だ人間関係の構築ができておらず、単独捜査を好み、
またこの地で長年従事していたマーティンはベテラン刑事として、
いろいろな人脈を持ってはいるが時には、権力を濫用し暴力を働いたりとする、堕落した刑事であった。

現場についてマーティンとラストが見たのは、28歳の女性が裸で拘束され座らせられ、頭部には鹿と思われる頭蓋骨をかぶせられた悪魔崇拝儀式の意匠を感じさせる変死体だった。

インタビューにてマーティンはラストを変わり者と称するが、とても真剣に仕事に取組、とてもかしこい人物だと称する。
しかし2012年のラストは、警察を辞職し、場末の小さな酒場のオーナーになり、身なりに気も使わないアルコール好きのおじさんへと変貌していた。

捜査に乗り出したラストは単独で、被害者の身元を追いかけ、娼婦たちにたどり着く、
マーティンは、妻のマギー(ミシェル・モナハン)に催促を受け、相棒のラストを夕食へ自宅に招く。
マーティンの家庭は娘2人を設けて、一見すると幸せな家庭に思えるが、マーティンは愛人がおり、日夜愛人のリサ(アレクサンドラ・ダダリオ)の肉体を貪り、そして精神的欲求も苦悩の解消に利用していた。
そんな2重生活をラストには見抜かれていた。

夕食に招かれたラストは酔っ払っており、マーティンは彼を軽蔑したが、同時に精神的に強く自律していたラストが飲んだことを懺悔する姿に、心の距離は縮まるが、気に食わなかった。

そんな中、他の行方不明者のもとに情報収集に行く2人は、そこで殺人事件の現場にあった木の枝で作った三角形のオブジェを見つけ回収する。
全ての事件は繋がっている。そう直感したラストとそこそこどうでもいいマーティン。
捜査を進めていくうちに、ラストは自分の過去を明かし始める。
最愛の娘を交通事故で失った彼は、それ以来人生に希望を見いだせず、離婚し仕事にのめり込んだ。
彼は、麻薬捜査の潜入捜査官になり薬物に溺れながらも職務を全うしたが、酷い薬物中毒とアルコール中毒を患いながらも、
強い精神力で克服したが、今でも薬物を常用することもある。

事件のヒントを手にし、大きな事件であり、人として許されないことを行っている犯人に怒りを感じは始めたマーティンも
ラストの仕事への姿勢に感化され始めるのだが、精神的な負担にリサと周囲の人間に暴力を働き、浮気がバレてしまい家庭が崩壊しかける。

そして2012年ラストに当時の事件の詳細を伺うルイジアナ州の刑事たち。
事件は解決したにもかかわらず、ハリケーンにより資料を失った為、彼らにインタビューを行うが、
賢いラストは彼らの行動原因を想定。
同様の事件が再び起こったのだ。

彼らは、関係者で、過去に警察を辞めて高飛びして数年前にこの地に帰ってきたラストを真犯人として疑う。

マーティンは真の刑事の精神に導かれる。

2020年1月10日AMAZOPRIMEVIDEO 鑑賞完了



噂には聞いていたけどここまで面白いとは

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毎回映画何本か見たら、海外ドラマを見ることにしているわけですが、
今回は映画鑑賞の感想がめちゃめちゃ溜まってしまったので、
ちょっと期間を設けて自宅鑑賞本数は減らしていたのですが、
ちょっとした時間に何か見たいなぁーって想っていた矢先、
ゲースロは有料だったので、
無料で見られる本作『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』シーズン1を鑑賞。

本ドラマシリーズの特徴としては、1シーズン完結の全8話構成。
シーズン2や3では別のキャストで別の事件が描かれる。

本海外ドラマシリーズは、
北米のインターネット・ムービー・データベースというサイトではテレビドラマシリーズでは2020年2月21日の時点で29位という超高評価の作品。
特にシーズン1に関しては、各エピソードが10点中平均9点以上という超好評。
シーズン2は平均7.8,シーズン3は8.3ぐらいなので、ほぼほぼシーズン1のハイクオリティっぷりが本シリーズの好評を表している。

正直自分も鑑賞して、こんなに面白いとはおもわなかった!

ってぐらい面白かった。

特に

本シリーズは全8時間の映画と言っても過言じゃない!

というほどに話に連続性があり、
それでいて一気に引き込まれるものがある。
回の終盤ではちゃんとクリフハンガーがあり、
その回ごとに見所が多数ある。
そしてフィルム撮影の粒子感も色っぽく。
凄まじい作品だ。

自分も面白とは聞いていたが、
ここまで一気に見てしまうほど面白いとは思わなかった。
2週間ぐらいで一気に見終わってしまった。

正直読み取りきれないラストの設定やルイジアナ州という地の風俗的な解釈など多数あり、
読み解くには相当な器量が必要と思えるが、それも本作のみりょくなぁのかなぁと思う。
自分の中で思ったことを下記にまとめていく

豪華スター共演、そして新鋭の監督の作品として凄い!

主演にはマシュー・マコノヒーとウッディ・ハレルソン。
脇にはミシェル・モナハン、
そして中盤までのセクシー担当として、ティーン向けファンタジー映画出身のアレクサンドラ・ダダリオが、
超魅力的なヌードを披露して、感動した。
こんな良い体拝めるなんて無料で見れてマジでありがたい。

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さらには、
次期007の監督と脚本を務めるキャリー・フクナガさん。
これまでインディーズよりの作品が多かったけど、
今作で一気にスターダムに登った印象。
面白いのが、

本シリーズでは監督が全エピソードを担当、一貫した作風を貫き、エミー賞の監督賞を受賞

他のテレビドラマでは各エピソードごとに監督が交代する印象があるが、
今作は一貫しており、各エピソードも違和感なく連続性があり、
途切れることなく一気に見ることを自分が成功したと思う。

また挑戦的な演出やインパクトのあるシーンを多数盛り込み、その才能を感じさせる。

海外ドラマだけど多数の映画の面白さを複合させた傑作!

だれが凄いかは監督なのか、そもそもの敏腕プロデューサーなのかは、また考えるとして、
本シリーズはとにかく面白かった。
全体的な7話までの構成は、
サイコサスペンス映画の『セブン』を彷彿させられる。
異動してきたわけありの敏腕捜査官とやる気のなかった中年捜査官が、猟奇的な事件により、
多数の危機と迷宮のような事件に迷子になりつつ、
人間性をすり減らし、ショッキングな事態に多数あう。

その最中で、
悪魔崇拝的な儀式を模した死体や証拠をフックに、3話のラストでは衝撃的な殺人鬼の姿を
そして4話では、まさかの潜入捜査に失敗し、バイカーギャング同士の取引現場での銃撃戦に発展を10分ほどの長回しの演出。
海外ドラマで銃撃戦の長回しってどんだけチャレンジ精神旺盛なんだよ!!
それをさらっとやり遂げるラストの凄まじい能力、薬物使ってもここまでやる彼の精神力が凄まじい。
5話でまさかの西部劇ばりの犯人との銃撃戦と悲惨な犯罪現場、
そして6話エピローグを思わせる静かな展開からの全ての崩壊と2012年へとつなぐ展開。
7話のトゥルー・ディテクティブにふさわしき展開。そして。。
8話でのフィナーレ。

全ての構成が見事で、かつて見た映画の見せ場を研究し、各話でどう描くかを入念に研究したような、
ラストの思考のような洗練された怒涛の展開がとてもとても見事です。
感想書くために、シーンをチラチラ見たが、やはり見事。
8時間という尺で何を描くか、脚本のできもすごかったんだなぁと改めて想う。

ネタバレ:最終話で置いてけぼりになった。

クトゥルフ神話ってなんだ???

本作の最終話で物語は一気に意味不明な収束が行われる。
TRPG界隈で有名だがクトゥルフ神話とは、人間が作った神話。
※T=テーブルトーク

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という虚構の偶像のオリジナルの神。
宗教でいうイエスキリスト的なものや天界やら、『ゴッド・オブ・ウォー』でのオリンポスの神などでも、
北欧の方の雷神様などの紀元前から伝わってきたような神話ではなく、
1920年代から30年代に活躍した小説家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが作り出した。
宇宙的恐怖(自分も全くよくわからない)を題材にした作品群で、
旧支配者というタコやイカの姿をした怪物たちが地球をかつて支配していたが、
その姿を消し、それらが原題に蘇るという恐怖小説。

本作においては「無機質で広漠な宇宙において人類の価値観や希望には何の価値もなく、ただ意志疎通も理解も拒まれる絶対的他者の恐怖に晒されているのだという不安。宇宙空間や他次元などの現代的な外世界を取り上げる傾向。が該当する。
※上記Wikipedia引用。
クトゥルフ神話

ネタバレ:コズミックホラーについては、実はラストの精神状態が常に該当している

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彼が娘を失ってからの虚無。
人類への希望を持たない冷徹な姿勢や、世捨て人のように振る舞う姿勢、意思疎通を拒むことののメタファーとして、
実在的な宇宙的恐怖と娘の消失をリンクさせ、生きる意味を失い、それと同時に外世界からのサインに恐怖と希望を抱いている点が、
上述のクトゥルフ神話系の作風そののもの。

また今作の連続殺人鬼が、7話までは、キリスト教から別れた悪魔崇拝者たちの暴走のように思わせていたが、
彼ら自身で独自の神を見出し、いや正確にはルイジアナ州に長らく住んでいた白人たちの地主たちが信仰していた独自の神学にて、
儀式を行って、人をずっと殺しまくっており、本作にて更なる暴走を加え宇宙にも導かれたと錯覚、もしくは本当に導かれ、この世に旧支配者の黄衣の王を復活、もしくはそのものになろうとしていた犯人と最終話で対決するというわけだ。

これまで連続殺人事件ものとしてキャラクター同士の葛藤とミステリーを堪能していたら、一気に意味不明なコアな文学へとシフトして、超置いてけぼりになったが、見せ方が非常にうまかったので、普通に面白かったし、最終話としてインパクト抜群の謎が残ったので、
観賞後も本作を探求するということができて非常に満足

しかしこのクトゥルフ神話、黄衣の王の著者ロバート・W・チェンバースが1890年に書いていて、それを読んだラブクラフトが神話体系を作ったとか、ネット上の情報でまとめると結構しんどいし、表現の仕方が多数あるように見受けれられて明確な表現があるように思えない、
概念的存在すぎるため、クトゥルフ神話とトゥルー・ディテクティブを関連付け過ぎるのもちょっと問題だと思うが、
それでも確かにクトゥルフ神話の何かが出たらクトゥルフ神話なんだという人為的神話という大きな枠組み。笑

とシーズン1の話の筋についての面白さをご紹介。

マシュー・マコノヒー絶頂期の作品

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2011年〜2014年は彼のフィルモグラフィを見ても代表作が多く、
大当たりの時期。
2013年には『ダラス・バイヤーズクラブ』にアカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演男優賞を受賞。
2011年、2012年にはどれも低予算ながら脇役主役含め癖があるが非常に重要で濃厚なキャラクターを好演。
物語もそれぞれ印象的でマニアックな映画ファンの関心を高め、2010年代を代表する俳優にふさわしい活躍。
『マジック・マイク』での変態的な活躍から商業映画的にも注目を集め、『ダラス・バイヤーズクラブ』で大ヒット。
その後2014年には大ヒットSF映画『インターステラー』で鬼才映画監督クリストファー・ノーランが描く大SF作品の主役を演じ、
映画好きだったら誰もが知る著名俳優として一気に大スターへ。
そしてその集大成とも言えるのが8時間の映画と言っても過言ではない、本作のラストだ。
本当に素晴らしくパワフルで、あまりにもクレバーで、それでいて人を超越したがそれ以上の哀しさを持っていた。
ラスト・コール≒最後の呼び声と言うにふさわしい人間の到達点、もしくは終わりを迎える終着点にたどり着いた男を演じ切っていた。
また相棒のハート≒心と触れ合い、最後には唯一頼り信じられる彼と再会し、手を取り合ったことで、また人間として再スタートを切ると言う、アカデミー賞ものの一大絵巻を海外ドラマでやり切って本当にすごかった。

そしてクセのある彼の話し方や虚無感。
それがいつからなのか気になってデビュー作で傑作の1993年の『バッドルーテナント』を確認したが、
2014年とほぼ変わらずでめっちゃ笑えた。
近年ではあまり見かけないのが物寂しい。
あの南部訛りの発音、癖が強すぎて良い映画に出会えないか。。。
特に今は差別が根強い南部は映画業界的に敬遠されているところもあるだろうし、
今作でのアメリカ南部のアメリカ的闇も結構怖い。
田舎はどこも怖いよな。

ウディ・ハレルソンも良い

心を持った人間として自身のエゴのままに生きるタイプのキャラクターをウディ・ハレルソンが演じる。
ユーモア全くなしのTHE南部の人というキャラクターだが、
それに対してのウディ・ハレルソンのアプローチがまさかの終始口先を窄めて、目を丸くしているという素っ頓狂っぷりがやばい。
これまでやばめのキャラクターばかりお見受けしてきたので、今作ではどんなやばくて乱暴なやつなのかと思ったが、
乱暴は乱暴でも自分の欲に打ち負かされて家庭崩壊の危機に瀕してしまうなかなかのダメンズっぷり。
キャラクターとしては美味しい展開が山ほどある。
特にアレクサンドラ・ダダリオの濡れ場など男として羨まし過ぎる。
それなのにミッシェル・モナハンとも濡れ場あるし、
可愛い娘が2人もいる。
まぁ変な問題も多数起きるが、
2002年パートでの立ち回りも非常に見事で、マシュー・マコノヒーの相方としての明確さが際立っている。

総評:刑事ミステリーものが好きな人はおすすめ

本当にすごく面白かったので、
まだ見てなくて、刑事ミステリーものが好きな人はぜひ見てください。8話で完結するんで、全然積まなくて済みます。
シーズン2、シーズン3は見るか迷う。。。
シーズン2はキャリー・フクナガさんがいなかったり、出演の刑事がヴィンス・ボーンとコリン・ファレルでちょっとパワーダウン。
逆にレイチェル・マクアダムスが出てきたりするんだけどね。3はアカデミー賞受賞直後のマハーシャル・アリで好評。
先にglee見直そうと思ったり、バンド・オブ・ブラザース2周目して感想記事描きたいなぁと思ったり。。。。

それではまた。

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