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◯【感想】LEGO® ムービー 「カオスに隠された本当の混沌」76点◯

2014年45本目4月3日2D日本語吹き替え版劇場鑑賞
「吹き替え版、カオス過ぎ!!」

LEGO® ムービー
2014年アメリカ映画

監督
フィル・ロード&クリス・ミラー
『くもり時々、ミートボール』『21ジャンプ・ストリート』
・吹き替え版がカオス過ぎる!
・映像もカオス過ぎる!
・映画のノリもカオス過ぎる!
・映画のラストにこの映画の正体が明かされる!
・見ている大人はもしかしたら心を折られるかも!
というわけで、とりあえず本作の感想の大部分を箇条書きしてみました。
とりあえず、見終わって思ったのが、吹き替え版がカオス過ぎる!

もうこれに尽きる。
吹き替え版で見た自分が悪いのだけども、というか字幕版なんて東京都内でしか公開してないじゃないか!?字幕版だとニーアム・リーソンがバッドコップやったり、アニメ映画初出演のモーガン・フリーマンがまたも人を諭すようなナレーションもどきをしたり。「21ジャンプ・ストリート」のテイタムとジョナ・ヒルがスーパーマンとグリーン・ランタンを演じたりとものすっごい豪華なことになったわけですが…。
この吹き替え版の驚愕な所は、吹き替えキャストがモブキャラなどを演じまくっている点
もう映画全体が山寺宏一と沢城みゆきに染まりきっている!
しかもこの二人、ものすごい巧みなボイスを用い、色とりどりでカオスな映画とキャラクターをうまく演じきっている。
悪役のお仕事社長と、プレイボーイなバットマンが映画に頻繁に出てくるし、共演もするって言うのに同じ声だけど、ちょっとだけ違う、でも一緒みたいな。そこに更に、ヒロインと謎の猫の共演で両方沢城みゆき。
この沢城みゆきさんの声が妙に甘ったるかったりで、なんだか虜になってしまう。
極論を言えば、声優好き必見!!
最早、映画の根本であるLEGOの世界を楽しむ映画といよりは、カオスな声優の演技を楽しむような、付加価値じゃなくて別のものになっている。これが悪いか良いかの判断は難しい。おれは字幕版はBlu-rayで楽しもって、前向きに思えた。
勿論、映像もカオス!!
映画の舞台は勿論レゴの世界!!
主人公もレゴ。レゴ独特なあの動きがストップモーション風アニメーションで見事に再現されており、汗や水のしずくも全てがレゴ!!もうファンタスティック過ぎる。
しかもぶつかって壊れた壁の破片もレゴ!!全編レゴ。
挙げ句に、レゴになっているキャラクターは全部出てくる。版権上アイアンマンなどは出てこなかったけども、スーパーマンバットマン、ハリーポッター、スターウォーズ、更には半魚人や幽霊、カウボーイと色んなものがごちゃごちゃ出て来て、見ていて、気持ち悪くなるぐらいファンタスティック!!
映画のノリだったマジでぶっとんでるぜ!!
根本にあるものがレゴのブロック、ルール無視で好きな物に作り替える能力者がファンタスティックに色んなものを作り替える。
それがレゴの特性だよね!だがしかし…。
この映画のオチ凄いです!!
まぁー2014年にもなるとこの手の映画のラストは、見慣れていてば気がつくかもしれません。
ネタバレ注意!

↓白い字で書いたのでドラッグして見てください。
この映画の正体は、父親が購入したレゴで作った街を舞台に人間の少年が紡ぐ物語だった。
結構、この手の映画はこういう展開になりがちだよね。
でもそのおかげで、ここまで意味不明なバットマンのノリとかも、これで全てロジカルに解明されてしまうから凄いようなずるいような。
でも問題はそこからで、おもちゃはどうあるべきなのか?
という『トイ・ストーリー3』でもやったカタルシスをここでも取り入れているんだけども、ここにLEGOならではの問題に行き着く。
LEGOの正しい遊び方は?
そういえば、おれもLEGOは説明書通りに作って、そのままフィギュアのように飾っておく、壊れたり崩れたりしたら嫌な気持ちになる。
でも本当にLEGOの面白いとこは、自由に作り替えることが出来る、そして作り手のアイデアで色んなものに変えられる。
やっぱりそういうとこなんだと思う。
でも
このLEGOを所持する人にとっては、完璧なままでLEGOを保存したいと考え、映画の悪役であるお仕事社長=父親は、みんなを接着剤で固定しようとしてしまう。
その考えは、正に子供からおもちゃを取り上げる父親、自分のおもちゃやフィギュアを破壊されることに苛立つ大人への、ある種の反抗文のような、目から鱗の大人もいるかもしれない。
おもちゃの本来の面白さを一番知っているのは、きっと自由な発想の持てる人間なんだなと、前者側の自分もちょっと居心地悪くなってしまった。
つうわけでLEGOムービー。なかなかファンタスティックで、重たい映画だった。色んな意味で胃もたれしたけど、帰り際にレゴ欲しくなったけども、レゴ輸入雑貨だから高くて、ガンプラで我慢しよって思いました。
メモ得点メモ
物語 7/10
キャラクターの魅力 7/10
監督の映画に対するビジョン 10/10
音楽 8/10
俺の趣味 7/10
76
高くてまずいラテを毎朝買うシーンで、お会計が一杯3000円ってとこで、「高!」と映画館で突っ込んでしまった。映画館でツッコミ入れたの初めて。というかごめんなさい。
(このシーンはNYカーをディすっているんだよね。)

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