異次元の芸術力に驚嘆
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はじめに
製作
2023年アメリカ映画
前編だけど一つの物語は完結
製作
フィル・ロード&クリス・ミラー
・スパイダーマン:スパイダーバース
・レゴ ムービー 2
・ミッチェル家とマシンの反乱
・レゴバットマン ザ・ムービー
ネタバレ あらすじ
2023年6月17日Dolby Cinema版鑑賞
2023年28本目
スパイダーバースが3部作へ
『くもりときどきミートボール』と
『LEGO® ムービー』の監督の
フィル・ロード
クリストファー・ミラーが
ソニーと再びタッグを組み
大ヒット『スパイダーマン』
コミックの大イベント
『スパイダーバース』を
アニメ映画としてプロデュースし
アカデミー賞のアニメ賞を
受賞という偉業を達成!
自身も2人で監督しているが
前作、今作共に3人という
大人数で監督を行い
むしろエヴァンゲリオンシリーズの
庵野秀明の如く、
総監督として
フィルロードと
クリストファー・ミラーが
君臨しているとも言える。
そして今作
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
については
前作の続編として
2部作の前編に当たる作品。
本作が前編であることは
噂のようなものや
公式ツィッターの
プロフィールなどでは
表記されていたが
タイトルからはその要素はなく
映画がクリフハンガーするという
嫌なギミックで完結するため
予備知識の少なかったファンの
反感を買うことになってしまった。
また前作が単独作という
程であったが
今作により
前作が1作目であったという
作品にうまいこと改変され、
そもそも
マイルズがスパイダーマンでは
なるはずではなかった。
なったことで
別次元の扉が開かれ
次元の崩壊の危機が迫っている
ということになっており
うまいこと起承転結の
起に1作目はなった。
グウェンの物語として
と今作は
グウェンの物語であった。
冒頭から
今まで描かれてなかった
グウェンの世界が描かれ
グウェンの世界での
異常と戦闘を通して
舞台設定の片鱗が見え
またグウェン自体の
家族の問題が描かれ
マイルズの物語と同時並行で
グウェンの物語も描かれ
そしてグウェンの葛藤は
今作で終わりを迎えるのである。
マイルズの物語こそ
未完結のままクリフハンガー
されるがグウェンの物語は
いい感じに終わるので
前編といえど節目のようなものはあり
映画1本の満足感は
しっかり感じられた。
凄過ぎ多次元世界観
と今作で初めて
グウェンの世界が描かれるが
描写が全くマイルズと違う。
前作での世界観の
絶妙に色差のズレやら
CGで作った映像を
再び手書きで修正するとか
アメコミネタやらと
凄まじい描写力の数々に
大いに感動したが
今作では
登場する世界
マイルズが駆け巡る世界
一つ一つに凄まじい個性がある。

グウェンの世界は
絵の具長のボヤけた世界で
グウェンの鬱屈した世界によりそう
ダークながらもカラフルな
緑や紫やピンクなどで
彩られている。

彼女はLGBTQかと思いきや
彼女自身がトランスジェンダーという
設定もあって
男が好きな中身が男の女性?
という複雑なキャラ設定がある模様。

とグウェンのとこだけでもすごかったのに
別次元からきた
ルネサンス系のヴァルチャーに際しては
ミケランジェロ風にデフォルメされており
そういう描写が序盤からクライマックス。
またネタとして
ブロックでできた世界とか
実写の世界で
MCUの世界から迷い込んだ
プロウラーことドナルド・グローヴァー
がゲスト出演したりと
おそらくテレビゲーム版からも
登場しているキャラもいるだろう。
異常なまでのクリエイティブ管理は絶対的な過剰労働を彷彿させるし
もはや芸術の域に達しているように思える
と劇中ではインドの世界も登場。
パンフレットを読むと
インドの世界もインドで人気のある
コミックからインスパイアされているという
ハイレベルなクリエイティビティ。
そしてスパイダーマン2099の世界観は
シド・ミードやブレード・ランナーなど
近未来SFとまさしく芸術。
そして恐ろしいのが
その世界を縦横無尽に駆け抜けるのだから
恐ろしい。
作り込みの異常性が高すぎる。
前作では別次元のスパイダーマンたちの
紹介でしか登場しなかった
各世界の描写も
しっかりマイルズ達が活躍する。
また世界の登場だけでなく
ヴァルチャーのように
スパイダーパンクに至っても
マスクをとると
1980年代のイギリス風の
新聞を意識した
キャラデザという
わけわからない設定があり
登場する無数のスパイダーマンも
凝りに凝っている異常性。
鑑賞中はその描写およびキャラのディテールに終始唖然としており処理が追いつかなかった
終盤では
『バットマン』が登場しそうな
暗黒街が登場するわけで
そこでもまた楽しそうな
展開が待っているが
それは次回のお楽しみ。
運命を超えろ
と同時期に劇場公開した『ザ・フラッシュ』については
運命を受け入れなければならないこともある
という映画になっていたことに対して
今作は
運命を超えろ
というわけでした。
スパイダーマンが生まれる時
大切な人を失ってしまう
大いなる力には
大いなる責任が伴うという
共通の運命、作中では
カノンというイベントが
待ち受けている。
その通りにしないと
世界が壊れてしまう。
それを止めたい
スパイダーマン2099は
過去に別世界の自分が死んだ世界に
介入して成り代わろうとして
歴史を捻じ曲げてしまったことで
世界を崩壊させて
しまったという悲しい人。
マイルズもまた
叔父を亡くしたが
今作で本来マイルズが
スパイダーマンになるはずでは
なかったことが明かされ
本来なら別世界で別の誰かが
スパイダーマンに
なるはずだったことがあかされ
自分自身が異物であることが
明かされさらには
運命の一部で
警察署長が
死ぬカノンがあることが明かされる。
マイルスの世界では
それは父にあたる。
父を救うべく
その運命を変えようと
自分の世界に戻ろうとするという
展開で映画は寄り道をして終わるが
グウェンもまた父を失う必要が
あるということを知りつつも
ミゲルにチームからの強制退会を
告げられてしまったわけだが
父が自ら娘のために
警察を辞めたことを知り
父の死のカノンを
乗り越えられることを知り
それをマイルスと共有すべく
グウェンは再びマイルスに
会うべく前回のスパイダーマン達と
チームアップを行うというお話。
過去作のスパイダーマンたちが
でないと思ったら
ラストで出てきて
次作での活躍が
めちゃめちゃ期待できるというわけ。

主人公はグウェン
とマイルズの物語は
新たなるフェイズに辿り着き
次の展開は次作という
なかなか嫌な終わり方でしたが
今作がそもそも
グウェンパートから始まり
グウェンが再び
マイルズに会うなど
グウェンが自分の世界に帰還して
父と和解し明るい未来を掴む
などの変遷を見ると
今作の主人公は
グウェンだったとも言い切れる
と思われる。
彼女の物語は無事解決し
再びマイルズの物語に合流する。
ということであれば
今作の中途半端な終わりも
納得できるのかなぁと
思うのでした。
サウンドトラックは前作よりもノレず
と前作では
サンフラワー意外にも
中盤のワッツアップデンジャーなど
随所に盛り込まれた音楽が
当時のシーンと調和していて
とても心地よく
サントラも日常的に
聞いたわわけでしたが
今作はあまりツボに入らず。
やはり2022年のシーンをしっかり
読み取ったより濃厚な
ラップ・ミュージックの応酬が
あったと思いますが
歌詞などは手が込んでるなぁと
英語わからないなりにも
感じるところはあるんですが
肝心の音楽が難しく
次世代の若手プロデューサーの
メトロブルーミンさんが担当。
30代で現在大活躍中の
トラヴィス・スコットさんや
ヤング・サグさん
フューチャーさんなど
過去にプロデュースした
人たちと再びコラボする
超豪華なアルバムなんだけども。
全然ピンとこなかった。
次回作の公開延期
と2024年3月29日全米公開予定
だったが俳優組合のストライキにより
公開日が未定に変更された。

hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7/10
・映像のアプローチ 10/10
・映画の美術面 10/10
・キャラクターの魅力 7/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 10/10
87点
そいえば実写版のキャラ達も
映像出演していたので
MCUとも関連あるのかしら?
次回作の期待値だけ爆上げですが
それを超えてくれるのだろうか?
ドルビーシネマで鑑賞しましたが
そもそも他の劇場で見てないので
違いわからず。
発色がとても良かったです。
とても見やすかった。
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