Multiplex広告:記事は下部から

◯ふたりにクギづけ 2012年22度本目◯

「悪趣味ということで宜しいか?」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-ふたりにクギづけ
アメリカ2003年アメリカ制作

監督
ピーター・ファレリー、ボビーファレリー
(ホール・パス/帰ってきた夢の独身生活<1週間限定>、メリーに首ったけ)
出演
マット・デイモン
(幸せへのキセキ、コンテイジョン、アジャストメント、ボーン・スプレマシー、インフォーマント!、グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち)
シェール
(バーレスク)
予告編

カチンコ真面目なあらすじネタバレ有りカチンコ
アメリカのマサチューセッツ州の離れ小島に住むボブ(マット・デイモン)とウォルトの兄弟は、腰のところで繋がっている結合双生児であったが、二人は、障害の無い人間よりもむしろ万能で、ハンバーガー屋の店長として何不自由なく暮らしていた。ウォルトの夢はハリウッドで俳優になることで、ついにシャイな弟のボブを説得し、ハリウッドに旅立つのだった。
ハリウッドについた彼らは、なんとか役を得るわけだが、シャイなボブがいまいち邪魔だった。
ボブは脚本家として成功を初め、二人は上手く協力してTVにも出るようになるのだが、ついに仲違いをしてしまう…。
2012年5月15日鑑賞
カチンコ感想カチンコ
前回の『ウォーク・ハード』同様、『聴くシネマ×観るロック』を参考にTSUTAYAをフラフラしていると発掘良品で本作が紹介されているので、ダブルパンチと来たのでとりあえずレンタルしてみた。
ちなみに内容など一切知らないで観る久しぶりの映画だ。
主演には、出演料に比べて利益が出るアゲちん俳優のマット・デイモンが出ている。
ほおほお。
こんなに前情報無しに映画を観るのはなかなかな久しぶりでね。
蓋を開けてみてビックリ。
障害者を主人公にした作品だったのだ。
しかも音楽と良い、テンポと良い全く重くはなく、むしろ明るく軽妙に勧み、むしろ障害を個性として捉えてある種のギャグに変えてしまっている程の潔さ。
むしろ障害があるから二人は最高で最強なのだ!!とオープニングから軽妙な切り口で紹介しているのだ。
またそれ以外にも障害がある方々が多く出演しており、ここまで来るとちょっと悪趣味かなと?
そして演じている俳優が二人とも障害が無いのは当然なので、この手のバディ映画だと展開は決まっている。
それは二人が喧嘩するのだが結果的には「お前がいなきゃダメだ。」みたいな感じになるのだ。
それが結果的に体が二つに別れるという、なんだかもうそういう感じで、勿論映画はその定石にはまる。
いやいや。それを真面目に描いていれば、まぁーそれはそれで良いのだろう。
しかし本作は、その障害というハンデを全て除去しているに等しい。
主人公たちはお金持ちだし、女性にモテるし、挙げ句、ハリウッドで成功までしてしまい、メリル・ストリープと共演までしてしまうのだから怖い。
また手術に際してのトラブルも一切無く、彼らの体は通常運営なのだ。
その現実的問題を唾棄して、ドラマチックだけを突き詰めて軽快なコメディーに仕立て上げたのは、やはり面白い。
でもそれでもモラル的には問題がある。
結構楽しく観れるわけだが、海外のImdbではこの手の映画にしてはとても低いのだ。
あまりにも人間の痛みを理解出来ていない?いや理解した上で前向きに生きようということなのか?軽妙なテンポなのも相まって観ている最中は楽しいのだが、いざ真剣に向き合うとなると難癖つけてしまう。
問題作というか悪趣味というか?
まぁー話しの展開が読めてしまうのが一番の問題か?
メモ得点メモ
7
楽しいというのは事実。サザンロックも鳴り響いて心地いい。
オススメも出来るが、真面目に考えるとちょっと悪趣味過ぎる。ファレリー兄弟はそういうクリエーターなんだろう。
ブログパーツ人気ブログランキング
関連項目
ふたりにクギづけ 特別編 [DVD]1200円
Amazonでは絶賛されてますね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA