Multiplex広告:記事は下部から

◯ハリー・ポッターと死の秘宝PART2【IMAX3D版】 2011年度52本目◯

「最終作としてのあり方を考えるべきだった。」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-ハリーポッターと死の秘宝PART2

ユニオンジャック2011年イギリス、アメリカ共同制作アメリカ
監督
デヴィッド・イェーツ
(ハリーポッターと不死鳥の騎士団~ハリーポッターと死の秘宝PART1のシリーズ後半。)
出演
ヘレナ・ボナム=カーター
(英国王のスピーチ、ファイトクラブ、スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師)
レイフ・ファインズ
(ハート・ロッカー、ヒットマンズ・レクイエム、シンドラーのリスト)
マイケル・ガンボン
(英国王のスピーチ、コックと泥棒、その妻と愛人、ハリーポッターとアズカバンの囚人)
アラン・リックマン
(スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師、ダイ・ハード、ギャラクシー★クエスト)

死の秘宝 マークあらすじ死の秘宝 マーク
PART1直後の物語。
ドビーを埋葬したハリーたちは安全なとこへ避難する。
そこで彼らは、助けた人たちと会談し、次なる分霊箱のありかを知り、そこへゴブリンと協力して行くのだが、そこでゴブリンの裏切りに合い…。
2011年7月28日鑑賞



死の秘宝 マーク感想死の秘宝 マーク
ハリーポッターの映画化作品、最終作。
皆さん知っていると思いますが、本作は衝撃の2部作。
しかも理由は、制作したら長くなってしまったのでという、なんともふざけた理由。
ちなみに筆者は、「PART1」をとても批判しました。
ただワーナー・ブラザーズが金稼ぎたいだけだろ!!
としか思えませんでしたね。
また痛い事に、「PART1」は3D化が間に合わず、2Dのみの公開という不甲斐ない事態に陥り、映画もi痛い描写がちらほらと。(笑)
そんな不甲斐ないシリーズ最終作を勿論、IMAXで字幕鑑賞!!
始まって思ったのが、まだホグワーツじゃねえのか。ということ。
いやあんだけPART1を長々と旅したり、痴話げんかをシリーズ最終作で見せたりしているというのに、まだ前作とおんなじテンポなのが驚きましたね。
せっかく二部構成したんだから、最後はとことん派手にいけよ!!
そういえば、本作は原作を忠実に映像化している点でファンには、大好評らしいのですが、この感想を書いている筆者は、原作未読ですが、内容やオチは知っているのです。
でもね、自分は映画好きとして、原作云々より、映画としてどうなのかだけの思いをぶつけて行きたいと思います。
とりあえず、デビッド・イェーツが嫌い!!
ぽっと出のくせして、なんかプロデューサーに気に入られてさ、正直、彼が撮らなかったらもっと面白い映画になったと思うし、彼以外が監督したHP(ハリーポッター)の方がオレは好きだ。
このイギリスの傲慢さのように、イギリスの国威を懸けた、イギリスのみで固めようとする意地がとことん本作を微妙にしていることを映画好きとして悲しく思う。
さぁーそういうわけで、全体からの感想で言うと、10部作という長い作品の最後として、本作の出来は、全く納得がいかない。
こんなんで良いのか?
こういった後の伝説ともなるであろう、作品の終わりが、こんなもので良いのか?
いつか本作は、スター・ウォーズやロード・オブ・ザ・リングと比較に上がるであろう作品として、20年以上も語り継がれるものだと、筆者は思う。
それなのに、本作は、映画的には、原作をなぞっただけの微妙な映画だった。
ジェダイの帰還の時ルークを囲む、ジェダイたちの幽霊。
指輪を捨てる為に、火山を登るサム、その背中には、責任の重さに倒れたフロド。
そういった素晴らしいシーンが本作にはなく、しかも前作の長々としたロードムービーの余韻を引きづりながら、最終決戦にはまだまだ先な、酷く残念な最終作に仕上がっている。
言ってしまえば、ロード・オブ・ザ・リングの王の帰還の3時間40分を劇場で休憩無しで、耐えた人間は山ほどいるのだから、いっそ二つに分けることなく、5時間の映画として、本作を上映したって問題なかったと思う。
いや、もっと言えば、編集をして編集を重ねれば、冗長的なPART1とPART2の前半を足して1時間半程にしてくれてもかまわない。
そもそもPART2が2時間8分程の賞味で、長々としたエンドロールもあるのだから、本当にこの映画の制作が映画の価値を台無しにしていると言えるんじゃないだろうか?
映画の内容で言うと、最終作というお祭り感で救われている所はあると思う。
そういう意味では、シリーズ上位の面白さがあったと思う。
前作で全く出てこなかった、ホグワーツを舞台に写し、最終決戦が始まるときには胸が躍った。
っていうか、HPはホグワーツだから面白い!!
やっぱりね、HPといえば、ホグワーツだと思う、それに1作目の賢者の石から出ている、あのおばさんが、もう一つのハリポタの代名詞的でね、それが最終作だけに大活躍する点が気持ちいい。
あとは、やっぱりスネイプ先生の本心が発覚するシーンが、本作の見所だと思うけどね、これはダメだと思う。
スネイプをハリーの父親がいじめるシーンの描写がほとんどなく、それがないとあるとでは、ハリーへの葛藤が無くなってしまうではないか?
そういった、監督自身のこだわりが全く感じられなず、あくまでも原作をなぞったような感じが本作をよりこじんまりとしてサーガの終わりには不適切な、ゴシックな映画になってしまっていると思う。
演出でもっとオーバーにあっ。っと言わせるようなことをせずに、あくまでも原作通りというのは、ファン的には良いと思うが、映画好きとしては、ふーん程度。
もっと色々と劇的に出来るものもあったのではないか?
そういう疑念は、終盤でも随所に当てはまる。
前半に出てきたドラゴンは何故出ない?出たら派手になるのではないか?
学生達の戦いは何処に?
スネイプ逃亡したままではないか?あっさり。
何故、ハリーの死の決断を決めるジェダイシーンにスネイプは参加できない?
息子にスネイプから名前を取るというのに、彼はダークサイドに落ちたまま救うことができないのか?
ハリーポッターそのものがなかなか活躍しない。
あくまでも分霊箱を破壊することが彼の指名であり、ホグワーツでの戦争は時間稼ぎでしかない。
もっと派手に戦えよ。スター・ウォーズ見習えよ。
精神世界の描写が、世界レベルの一作なのに、しょっぱい。でも赤ちゃんボルデモートは衝撃的だった。
精神世界の会話が既存の映画以下の内容になっている。
がっかり。
もっとゲイリー・オールドマンが見たい。(笑)
伏線なしで、意外なキャラクターが活躍するのがおかしい。
ジミーがハリーの妻という設定も笑えないし、ベラトリスを倒すのがロンの母親というのもなかなか。
そういえば、双子は何故死んだ?その他のキャラも何故死んだ?
その光景が映画の醍醐味だとも思うが、前半の冗長を考えれば、そこに焦点を絞っても良いだろう。
最終決戦で、なんか見切れてるんだけど。
そもそもラストバトル自体が盛り上がりに欠けるし、彼が負けた理由も分かるけどさ、彼が魔法を受ける描写自体はなかったと思う。普通に面白くない。
そもそもこれは禁句かもしれないが、ハリーは強いのか?ボルデモードは何がしたかったのか?
ハリーは最強なのか?
ハリーの実力自体はいまいち実感が湧かなかった。そもそもハリーポッターの活躍とはあったのか?
また変なタイミングでのキスとか、もうなんだろうね。笑える。
正直言えば、こんなもので本当に良いのか?という疑念しかなかったのが筆者の全体的な感想です。
ラストシーンの未来の話も特殊メイクが酷いできだったのが、個人的に難点だったし。
でも俳優としてのダニエル・ラドクリフはこれからも応援したいと思うし、すっごい良い俳優だし、頑張ったと思う。10年以上彼の活躍を見れてよかった。
エマ・ワトソンもエロくなったし。
だがロンてめぇーはダメだ。
あと俳優面では、ヘレナ・ボナム=カーターが逸脱でした。魅了された。
ハーマイオニーがベラトリスに変身して金庫に侵入するシーンなのだが、この時のヘレナのキャラの変わり具合がもの凄く、なんかギャップがあって普通に素敵だった。
まぁー結構色んな役柄をしている役者さんだけあって、実力はありますもんね。
3D的には、結構良かった。
序盤からのゴブリンの金庫でのトロッコシーンでジョットコースター要素があるので、それが効果的(映画的には面倒くさい。)冒頭のホグワーツのまわりを飛んでるデスイーターも良かったし、ボルデモートが死ぬ時の映像も良かった。
3Dで公開して良かったと思う。(笑)
IMAXについては、なんとも言えない。別に画面サイズが変わることも無かったと思うし、映像も音楽も素晴らしいとは言えなかったと思う。せっかくだし良いレベルで見るか程度ならこっちで良いし、暇だし安くしましたいなら、普通で良いと思う。
最後になりますが、やっぱりサーガの終わりとして微妙だったと思う。
単体の映画なら楽しめたとは思うけどね。
最後なのにまだサブストーリーを掘り下げようとして右往左往する主人公にほとほと飽きれたし、ラスボスとの戦いもなんかねぇー。
西部劇要素があると言えど、何がどうなって人が死ぬのかも曖昧だし。
もっとシンプルにしてくれても良かったような?
正直「納得いかない!!
やっぱり原作完結してからの映画化とかだったらもっとましだったと思うしね。
やっぱり監督が微妙。もっと巨匠とかが撮れば、もっと面白くなったと思うしね、確実に映画史において上位にランクインする作品なんだから、もっと考える余地はあったと思うんだ。
絶対この監督の次回作とてもつまらないと思うしさ。
あと調べて面白かったのが、本作の興行の大部分はイギリスとアメリカと日本になっているのが受ける。
日本人はハリポタが大好きみたいだね。(笑)
まぁー自分の場合期待もしてなかったんだけどね。もっとねぇー。面白くなる要素あったと思うんだよね。PART1の衝撃の今更な仲間割れしかり、ありきたりなドビーの死しかりねー。
そういえば、本作の特殊なとこって、普段着で最終決戦を挑むのが、なんか斬新!!(笑)
私服で魔王と殺し合いというのは、なかなか良かったぜ!!
メモ得点メモ
7
映画単体としては面白いとは思いますが、シリーズを通しても中くらいの面白さだったと思う。
拍子抜け。
でもシリーズ全巻セットのBOXとか出たら絶対買おうと思う。
でも残念だなぁー。
シリーズ最終作を見る行為的にはオススメの一本ですが、納得はしてほしくありません。
ちなみに原作自体が大して面白くないという意見もあるらしいが、それについては言葉が無い。

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-ハリーポッターと死の秘宝PART2
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 ブルーレイ & DVDセット スペシャル・エディション(4枚組)[初回限定生産] [Blu-ray]


人気ブログランキングへにほんブログ村 映画ブログへ
ブログパーツ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA