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◯リアル・スティール 2011年度118本目◯

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-リアル・スティール

アメリカ2011年アメリカ制作アメリカ
製作総指揮
スティーブン・スピルバーグ
(トランスフォーマー、ヒアアフター、バック・トゥ・ザ・フューチャー)
製作
ロバート・ゼメキス
監督
ショーン・レヴィ
(デート&ナイト、ナイト・ミュージアム2)
出演
ヒュー・ジャックマン
(プレステージ、X-MEN、ソードフィッシュ、ウルヴァリン: X-MEN ZERO)
ケヴィン・デュランド
(団塊ボーイズ、ウルヴァリン: X-MEN ZERO、ロビンフッド)
予告編

ロボットあらすじロボット
2020年のアメリカ。
ボクシングを人間ではなく、ロボットがやることになった時代。
元プロボクサーのチャーリー(ヒュー・ジャックマン)は、仕事をロボットに奪われてから自らロボットを操縦し各地を巡業して未だにボクシングを続けていたのだが、借金まみれのダメ人間だった。
田舎町で元ライバルボクサーのリッキー(ケヴィン・デュランド)が主催する猛牛とのタイトルマッチを挑まれたチャーリーは賞金目当てで受けるのだが、調子をこいて負けてしまう。バラバラになったロボットを抱えリッキーとの賭けの負けを払わずにとんずらしようとした最中に、謎のエージェントがチャーリーを囲む。
そのエージェントはチャーリーに告げるのだった。昔の恋人が死にチャーリーの11歳の息子が孤児になってしまったと。
チャーリーは裁判所に行き、そこで息子のマックスを引き取るという恋人の姉夫婦と対面する。
二人が金持ちであることに気づいたチャーリーは、マックスの養育権を金で取引すると金持ちの旦那に持ちかける。
だが取引として、夫婦はしばらく旅行に出るので、夏の間マックスを引き取ってほしいということだった。
大金を手にしたチャーリーは、壊れたロボットの変わりに一時代を築き上げた伝説のロボット、ノイジー・ボーイを購入。
そして息子と対面するチャーリー。マックスはすぐに自分が金で売られたことを察知し、チャーリーを軽蔑する。
ノイジー・ボーイと対面するチャーリーだったが、上手く扱うことができなかった、だがかねてからのロボットボクシングファンのマックスはノイジーの秘密を見抜きすぐさま調整をする。
最強のロボットを手にしたチャーリーは、賞金を手にする為に、ロボット闘技場に突入、マックスも同行するのだったが、やっぱりロボットの操縦のセンスの無いチャーリーはまたもボコボコにされてしまい、伝説のロボットはスクラップに…。
ロボットを修理するべくゴミ置き場に侵入するチャーリー、そこにも同行したマックスは大雨の影響で地盤が緩くなってしまい、地面が崩れてしまい、流されてしまう。
運良く崖の途中で引っかかったマックス。彼を救ったのは、土に埋もれたロボットだった。
チャーリーは、それをゴミと見なしたが、マックスはそれを持ち帰ると宣言。チャーリはシカトして彼らを放置したのだが。
待つ事翌朝、マックスはそのロボットを連れてやってきたのだった。
しかしそもそもそのロボットは、戦闘用ではなく古い形式のスパーリング用のロボットだった…。
2011年12月13日鑑賞
ロボット感想ロボット
一度この記事を書いたのだけど、アメブロのトラブルで消されてしまった。
とりあえず頑張って書いてみるが、出来は悪くなるだろう。
今や一ヶ月前に見た映画の感想を書くというのは、かなりオレもやばいな。2012年1月現在FF13-2と無双OROCHI2にどっぷり浸かっているので、クソ街道をマッハで走っているとだけ知らせておこう。
監督ショーン・レヴィ。製作総指揮スティーブン・スピルバーグ、しかし実際の製作担当には、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『フォレスト・ガンプ』でおなじみのあのロバート・ゼメキスが携わっている。
それだけで、この映画の映画という概念の中での立ち位置は決まっていたとも思える。
しかし監督のショーン・レヴィの代表作がこれまた『ナイト・ミュージアム』というわけで、どうにもこうにも巨匠という評価はほど遠く、深いよりは楽しい、むしろ楽しさ一辺倒で中身が無さ過ぎる。
商業的には成功だが、批評家には嫌われるし、実際に映画自体だいたいつまらない。
そんな複雑な微妙な映画監督である彼が、大物二人と協力して生み出したのが、近未来でボクシングがロボットに奪われた世界の話。
近未来というワードで、ロバート・ゼメキスをぶつければ、この映画がとっても楽しい映画であることは明白なのだが、その主役的立場である夢を奪われ、夢に殺されたくそダメ人間を演じるのが、生真面目俳優のヒュー・ジャックマンという点にこれまた視点をずらしてみよう。
彼の代表作と言えば、やはりスーパーヒーロー映画のアメリカのコミックのXメンに登場するウルヴァリンなのだが、それ以外にも舞台などで活躍したりと生粋の舞台俳優であることも忘れては行けない。
その優れたやり過ぎる演技力は『ダークナイト』でおなじみのデビッド・フィンチャーと並ぶ気鋭の映画監督クリストファー・ノーランの『プレステージ』を見れば、一目瞭然だ。
その映画もまたバットマンVSウルヴァリンという面白い構図であるのだが、そこは置いておいて、その生真面目過ぎる素敵な演技力をこの映画でもヒュー・ジャックマンは披露してしまっている。
そうだ。主人公である父親が凄まじく嫌な奴なのだ。
妙にリアルに嫌な野郎な主人公と、そのどことなく近未来なのに未来感がボクシング意外一切無い異様な手抜きのショーン・レヴィらしい世界観。特にロボット製作者の天才がタク・マシドなのに日本人という設定は逸脱。
この二つが妙にちぐはぐしているのは言うまでもないし、むしろロボットに期待しようにもロボットはロボットで、何やらウケるだけで、生粋のロボットではないわけで、もうどこに期待しようか?と思ったら、それはもう家族のドラマで決定だったりするわけです。
いやもうあんまりこの映画覚えてないや。
近未来なのに田舎を巡ったりするわけで、むしろ牧歌的で、それでいてロボットがガシガシするわけで、なんともジャンキーな映画だこと。
クソだめだったヒュー・ジャックマンが、金で売った息子と、捨てられた旧世代の練習用のロボットを見つけ出し、それを息子が、ハイテク技術を流用して、元々ボクシングの才能だけはあったヒュー・ジャックマンに操作を委ね、連戦連勝を掴むという、他の誰かがもっと早く導入すべきだったとても映画初心者向けの楽しい映画になっているわけです。
後に本作の戦闘スタイルが主流になり、続編の『リアル・スティール2」で、ヒュー・ジャックマンが正真正銘のワールドチャンピオンになれば、本作のラストの設定全体がより『ロッキー』らしくて面白いと思う。
というか、もろくそ近未来版ロボット『ロッキー』だったのは何故だろう。(笑)
そもそも原作では、操作不能になったアトムにヒュー・ジャックマン自身が乗り込み、ボクサーというか人間としての価値を世界に見せるが、勝利するものの絶命してしまうという、かなりハードSFに仕上がっているようだが、むしろそっちの方が映画上級者には嬉しい展開だったと思う。
しかしそんなポップコーンムービー的ジャンキーさを拭うのが、LOSTで悪女を演じたケイトなわけで、彼のヒュー・ジャックマンを思う気持ちを素晴らしく手堅い映像で織り交ぜた為に、とてもエモーショナルで感動的に仕上がっている。
それも相まって結果的に本作は、ダメダメのくそ野郎だったヒュー・ジャックマンが自分の魂を取り戻す映画としてなんだかんだで面白いし胸が熱くなるので、不調和とも思えるヒュー・ジャックマンの生真面目過ぎる演技が、最終的に昇華している。
それに相まって今まで、何とも言えない映画ばっか作っていたショーン・レヴィの評価も肯定されるようになるわけでして、まぁーそれも製作総指揮のスピルバーグだとか、独特な世界観はお手の物のロバート・ゼメキスとかの三本柱の上で成功を掴んだ映画だと思える。
他にも脇役が大活躍だったり異様にテンポがスローだったりと何とも言えないジャンキーな映画であるわけで、マクドナルドなどを食べながら気楽に見る分には、最高だし、父親と息子で見るには最高だと断言したい。
メモ得点メモ
7
突っ込みどころはあるわけだが、映画に魔法がかかっている久しぶりに夢のある映画。
勿論次回作では里親が海外旅行中に急死して再度息子と父親の物語と発展して行くロボット格闘技の視点から描かれるわけで、4では2での戦友の敵討ちが待っているのは言うまでもない。
ちょっとGガンダム風な操縦だな。(笑)
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