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☆ウォーク・ハード ロックへの階段 2012年度21本目☆「洋楽好き必見」

「ロックを背負った男の物語」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-ウォーク・ハード ロックの階段
アメリカ2007年アメリカ制作アメリカ

製作
ジャド・アパトー
(『ウォーク・ハード ロックへの階段』『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』『俺たちニュース・キャスター』『40歳の童貞男』『ステップブラザーズ、俺たち義兄弟』『寝取られ男のラブバカンス』『ノックトアップ』『スーパーバッド童貞ウォーズ』)
出演
ジョン・C・ライリー
(おとなのけんか、ブギーナイツ、僕の大切な人と、そのクソガキ、俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-)
クリステン・ウィグ
(ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン、宇宙人ポール、アドベンチャーランドへようこそ、ローラーガールズ・ダイアリー)

カラオケ真面目なあらすじネタバレ有りカラオケ
1946年のアメリカ、アラバマ州の田舎町。少年のデューイ・コックスは、ピアノの天才的才能を持った兄と鉈で遊んでいる最中にうっかり胴体を真っ二つにしてしまい、弟は不慮の死を遂げてしまう。
熱心なキリスト教徒の父親は弟のピアノの才能が将来的に聖歌隊やゴスペルなどで目覚ましい功績を残すと信じ溺愛していたのだが、デューイのせいで死んでしまっ為に、デューイを憎むようになってしまう。
一人寂しい思いをするようになり、自身に才能が無い事に落ち込んでいた矢先、黒人からギターを借りると彼は、最高のブルースを歌うのだった。しかしデューイは嗅覚を失ってしまうのだった。
14歳になったデューイ(ジョン・C・ライリー)は、音楽祭で、ノリノリな音楽を演奏してしまい、悪魔の音楽だと大人たちにののしられてしまい、若者は大いにその音楽に沸き立った。
キリスト教徒たちから総スカンを喰らったデューイは、12歳の彼女(クリスティン・ウィグ)と共に街から出ることを決めた。
すぐに結婚した二人だったが、デューイはミュージシャンになるべく努力していたのだが、それはなかなか実らなかった。ある日、黒人たちが通うナイトクラブでウェイターをしていたデューイは、ナイトクラブのバンドのボーカルが急遽歌えなくなってしまった為に、代わりに歌うことを志願する。黒人の歌を白人が歌えるのか不安だったオーナーたちだったが、彼の歌声は見事に黒人たちも受け入れ、ノリノリに踊り狂うのだった。
デューイはアメリカ音楽界のスターダムに一気に駆け上るのだったが、ドラッグに溺れ、また家庭をないがしろにし、そしてデュエットを組んだ女性と恋に落ちてしまうのだった。
そしてついに彼にもスランプが訪れるのだった…。
2012年5月12日鑑賞
カラオケ感想カラオケ
彼女から借りた映画の本『聴くシネマ×観るロック』長谷川町蔵さん著を読んだ際に、紹介されてていて、そこに『スパイナル・タップ』を超える伝説のロックミュージシャンが誕生した!!とあり、これはコメディー映画好き兼洋楽好きとしてはいてもたってもいられず、レンタル店をふらふらしたが、見つからず、itunesにもあったので、吹き替え版
だったが、鑑賞した。
大いに笑った。
これは、これはなんて最高なコメディー映画なんだ!!!
元々企画段階では、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』というアカデミー賞にもノミネートしたホアキン・フェニックスが実在のミュージシャンを演じて、アル中までなったというアカデミー賞狙いの映画のパロディ作品として制作されたわけだが、今ではそっちよりもこっちの方が、映画史においてとても重要なんじゃないかと思う程、優れたコメディー映画だと思う。
監督は、正直日本では無名。しかし脚本はジャド・アパトーがまたもや書いている。制作もだ!
俳優の方も、日本ではインパクトの薄い演技派俳優なのか?コメディー俳優なのかいまいち区別の無いジョン・C・ライリーさん。
最近観た彼が出てる映画はほとんど面白い。(笑)『ダレン・シャン』は置いとこう。
さてさてこの映画の何が、やばいって、主人公であるデューイ・コックスは、アメリカの音楽史を語る上では決しておざなりにすることが出来ない程の優れたミュージシャンなのだ。
音楽に関しての専門的知識に乏しい筆者だが、これだけは言える。
デューイ・コックスがロックを生み出したのだ!!
天才的ピアノ奏者だった兄をうっかり真っ二つにしてしまったデューイだったのだが、彼にも音楽の才能があったのだ。
それは当時異端とされていた、ロックだった。
サン・レコードという有名なレコード会社からデビューした彼は一気にスターダムにのし上がるわけだが、そんな彼にもやはり家族間のトラブルに苛まれていた。
まずは、父親の確執。
そしてドラッグに溺れてしまう。
そして女性関係に問題があったり。
ついにスランプに陥り隠遁生活。
しかしそんな彼の偉業を音楽業界は忘れなかった…。
とちょっとでもロック史を知っているあなたなら、「なんだこのロック業界のあるあるは?」と思っただろう。
そんなアルアルを大げさに馬鹿らしく描いているのがとてもとても笑えるのだ。
その陳腐とも言えるストーリーラインが妙に安心して観られるのだが、時折挿入されるデューイ・コックスことジョン・C・ライリーの歌唱力がまともに優れているのが、またやばい。(笑)
真面目な彼も笑えてしまうのが溜まらない。
勿論、音楽史において切っても切れない有名ミュージシャンも登場してくるのだが、エルビスを演じるのが、ジャック・ホワイト(笑)
そしてビートルズも出てくるのだが、それも非常にやばい。
非常に非常にビートルズを馬鹿にしている。
そのメンバーを演じたのが、
ジョン・レノンがポール・ラッド、ポール・マッカートニーはジャック・ブラック、ジョージ・ハリソンは『遠距離恋愛』『ダイハード4』のジャスティン・ロング、リンゴ・スターはジェイソン・シュワルツマンというクソ豪華なキャスティングという悪ふざけ。
しかもデューイと一緒にLSDをやっちゃうんだからこれはやばい。
これについては、ビートルズファンも憤慨かもしれないが。笑える。
歌のほとんどが下ネタというのわお約束。
最後の最後までエンターテイメント史を馬鹿にした、とことんやりきった感じがもうたまらない。
ビビッと来た方は、鑑賞推奨です。
メモ得点メモ
9
若干くどくもあるが、ジョナ・ヒルも出てきたりと通にはたまらない一本でした!!
ちなみにデューイもコックスもアメリカではちんこの隠語だよ。今え?って思ったあなた。見た方がいいですよ!
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関連項目
◯ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン 2012年度17本目◯
↑ジャド・アパトーをまとめてます。↑
△ウォーク・ザ・ライン 君に続く道△
↑昔に書いた感想↑
スパイナル・タップ 2010年度77本目
遠距離恋愛 彼女の決断 2010年度94本目
またね。

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