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☆スペル 2012年度107本目☆「私を地獄に連れてって」

「伝説、再誕」

『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-スペル
アメリカ2009年アメリカ映画アメリカ

監督
サム・ライミ
(『スパイダーマン3』『ダークマン』『死霊のはらわた』『死霊のはらわた2』)
出演
ジャスティン・ロング
(『ダイ・ハード4.0』『そんな彼なら捨てちゃえば』)
予告編

あらすじ
銀行でお金を貸す判断をする仕事をするクリスティンは、社内での昇進争いを意識していた時、みすぼらしい老婆が現れ熱心に乞われてるのに、上司に試されたため融資を断る。
それに激情した老婆は、夜にクリスティンを強襲し、ラーミアする。
ラーミアされたクリスティンは、霊能力者の店に行ってみると、やっぱりラーミアされてるらしく、翌日からラーミアでラーミアになる。
ババアふざけんなって許しを乞いに老婆のとこへ行くと老婆はラーミアしたのでうっかり死亡。あげくゆだれじゅばじゅば。
ラーミアに怯える彼女のラーミアが始まった。
2009年11月9日鑑賞(2009年度128本目)
2012年11月28日再鑑賞(2012年度107本目)
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感想
2009年に見た際の感想。
うん。結構、歳が行った映画好きが待ってたであろう映画。
なんというか、エクソシストを2009年にちょっと馬鹿っぽく生真面目に作ったような感じ。それって正直、映画好きとしては溜まらないわけでして、その感動を味えたのが最高だったりする。そんなリスペクト満載で口ぱくぱくなおばさんのアホな映画を作ったバックグラウンドは実際社会派だったりするのが、なんとも言えない感じだけど。(笑)
さてそんな良作のスペルを解剖していこうな感じです。(笑)
いや個人的にやっぱり良いと思ったのは、カメラの動かし方だと思います。あの急にグアンって近づいてくのがビックリするし、なんか編集とかのない感じが古くさくて愛しい。(笑)またなんと言っても最高なのが音楽。例えるのならジブリの久石さんなみの情緒豊で、重々しくゴシックなホラーさを醸し出してくれる。久しぶりにあんな良い音楽聞いたよ。そしてやっぱり現代の技術の使い方も良いと思う。VFXというものをグチャッ。だとか目が…。だとかに流用するのがなかなかやる。正直猫好きが見ちゃうとマジ辛いシーンがあるけど、逆に主人公が憎くなるので…。まぁーなんと言っても最高なのはラーミアが参上するとこ、あれはマジたまらないでしょ。あれこそ過去と現在のカルト映画の調和で、マジ怖過ぎて笑いが止まらねー。(笑)そこで猫がでてきて、「猫なんていらねぇんだよビチクソが」発言に感動した。いやサム・ライミ最低。(笑)
とりあえずこの映画はどうやらサムライミがハリウッドで疲れたのでリハビリとして作ったらしいけども、
こういう映画の方が絶対見て後悔しないし納得できるわけ、所詮お決まりの展開でお決まりのラストながら、見てる側としたらそれが爽快だったりする。とりあえず、こういう古典映画のリスペクト的カルト映画は良い。
つかサムライミ、スパイダーマンでもそうであったけど、絶対映画の主人公が嫌いなんだよ。(笑)
ここから2012年の感想。
TV東京の午後のロードショーでやっていたのを鑑賞。
3年ぶりの鑑賞です。つか感想を書こうとしたけども3年前の自分なかなか素敵なこと言っているな。(笑)
とりあえず2012年の私のスキルから叩き出せるたしかな感想は、
この映画。アメリカの評論家から素晴らしく高評されていたこと!
メタスコアという評論家の評価が100点満点中86
これ相当やばくね?世界的に大ヒット映画であり、高評続出のバットマン映画『ダークナイト』にいたっても82点です。『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間たち」は92点だけども。
その間に入る程の高評って。(ちなみに大衆の評価は6.7と手堅い。)
アメリカ人の批評家は冗談を良くわかっている。
そうやって考えればサム・ライミの最高傑作は本作『スペル』であるとも言えるんじゃないでしょうか?
監督の息抜きというか、スパイダーマンのご褒美とも言える本作だが、お化け屋敷の如く、人をびっくりさせることを止めない。
手堅く合間合間にハエやらおばあちゃんやらをいっぱい出してくる。
しかもスプラッター映画のように血みどろという陳腐という恐怖に頼ることはせずに、内面的な恐怖、恐怖の錯覚や、お化け的なビックリ。何かが倒れてくるとか、そこからネバネバした得体のしれないものがいっぱい出てくるとか。
ありふれてしまったドキドキ感とは完全に分岐し、サム・ライミのデビュー作『死霊のはらわた』の時の経験を現在でも行っている。
実に素晴らしい。
そういう意味ではこの映画は、中身のおどろおどろしさよりも純然たる映画愛がこもった、まごうことなき大傑作なのだ。
コテコテとも言える古臭い展開も今じゃめっきり見なくなってしまった。洋館での戦いや墓場での最終決戦もちゃーんと映画の説明書のように手堅くやってくれる。
サム・ライミありがとう。
メモ得点メモ
9
当時の自分が9点をつけていたので、そのまま9点にしておこう。
この映画は伝説だったのかもしれない。ありがとうTV東京。
つかおれのあらすじ紹介凄いことになってんだな。3年前の自分のテクに現在のオレ負けてます。
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