「全ては娘の「アイラブユー」を聞くために。」
2008年仏
脚本
リュック・ベッソン
出演
リーアム・ニーソン(シンドラーのリスト)
story
元CIA工作員のブライアン(リーアム・ニーソン)は仕事のせいで妻に愛想をつかされ、離婚し、妻は大富豪と再婚をしていた。
そんなブライアンの一番大事なものそれは実の娘のキム。
キムの為なら何でもする気な彼だが、キムから海外旅行の承諾を頼まれるが、友人と二人だけの海外に不安を覚えるが、がかりしたキムに耐えきれずOKを出してしまう。
しかしその海外旅行の中身は、話したのと違いさらに不安になるブライアン、そして海外に行くキムは友人のアマンダが調子こきまくり、最低の事態に巻き込まれ、人身売買グループに誘拐されてしまった。
丁度その時娘と電話していたブライアンは犯人グループの一人と会話した彼は、お前を殺すと伝える。そしてブライアンは動き出す。無事に助かるまでの予測時間は96時間。ブライアンはフランスへ飛び立つ。
2009年度9月18日鑑賞
感想
原題はテイクン。んで邦題は96時間。これは上手かったなと思う。今作は最近よく見るリュックさんの脚本と全米一億ドル越えの一本。うん。リュックよくやった!!そしてこりゃーヒットするは。今作の面白いというとこは、まっすぐなとこ。特にひねりも無くまっすぐ父親が娘を追いかけるというシンプルな話。そんでリュックには珍しく派手な展開は無く地味に戦うわけだけど、そこで映画を傑作に変えたのがやっぱりリーアム・ニーソンだったと思う。昔ニーソックとリーアム・ニーソンに深い関係があったと思ってたけど特に関係ないのは言うまでもないけど、ニーソンは凄い俳優だった。そしてニーソ以外にもこの映画をぐっとくるのに変えたのはさり気に監督だったと思う。結構映像の構図が面白くてね。でもまだ二本目だったみたい。もともと撮影監督だったみたいだけど、そういうセンスが際立ったんだと思うね。とりあえず面白い映画を作る上で必要なものは充分だったわけだと伝えておきたい。見終わった後、これコメディーなんじゃねえかと疑ってしまった。(笑)それほどこの映画はぶっ飛んでいた。そしてまたどうにか2を作ってくれないか?と思ってしまった。(笑)だってウケるじゃない?(笑)もしこの映画を見たなら2が作られた時のことを想像して欲しい。多分色んな意味でゆだれが出るから(笑)それぐらいこの映画は優れていた。(笑)ベッソンの映画においてよくある設定なのが主役が強い。そして終盤までやられない。負けない。みたいな感じ。
どうやら自分その手の映画が現実味が無く苦手みたいだが、今作は逆に現実味を感じた。だってやられたら老体だから致命傷だもん。なるほど。だったら仕方ない。(この時点でトランスポーターより好き。)また今作はちゃんと銃をぶっ放してくれる点も好き。あとやっぱりベッソンの脚本でよくあるクレーバーなセリフが今作でも健在。暴れ過ぎた主人公に対して、罪状を伝えられるのだけど、「おれはビルは壊してない」はなかなか生まれない名言だと思う。(笑)またニーソの演技力が素敵。
がちで96時間寝ない主人公。
後半の方のブライアンが妙にぴりぴりしてるにはニーソの演技力だね。
うんうん。本当にベッソンは俳優をもっとちゃんと選ぶべきだよ全く。がちでベッソンの映画で良かった奴結局俳優も良いじゃないか。(笑)
と監督の腕もなかなか。後半の構図や、パイプ頭部直撃などね最高。そして絶妙な裏設定に燃えたね。いやラスボス絶対どこかの神父だよ。(笑)
でもそんのおかまい無しで娘以外は容赦のないニーソ。実際CIAより強いよニーソ。
「エッフェル塔も娘の為ならぶっ壊す。」
そんなある種のコメディーをハラハラドキドキのガチ映画にして傑作になったのが凄いよ。まぁー7割型ニーソの力だよね。うんうん。ニーソの拷問は最高だった。劇場で見れて良かった。
得点
9点
そして何事も無かったように無事アメリカに帰って来たニーソは愛娘に大好きと言われたのだった。
よし2では5年後とかで、前回の敵が報復で歌手として有名になった娘を拉致で…。(笑)
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