2014年24本目 1月31日劇場鑑賞
「デビッド・O・ラッセルは何でも屋」
同じ日に「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」を見てしまって、かなり私の中で印象が薄れてしまっている、本作だが、これはこれで面白かった。
強いて言うならマーティン・スコセッシの映画に似ていたように見える。
デビッド・O・ラッセルは、マーティン・スコセッシを目標にしているのだろうか?
流れるような映画の構成やちょっとかっちりした映像感覚や、絶妙な犯罪展開。
そのせいで余計に印象が薄くなりがち。
こっちは、登場人物全員が化け物の曲者ぞろい。
相変わらずの役作りでハゲ散らかしたデブを演じる天才クリスチャン・ベール。
セクシーでもないのにやたらセクシーを演じるけど結局凄く可愛かったエイミー・アダムス。
どの角度から見ても絶妙にブスで才能ありすぎるジェニファー・ローレンス。
イケメンなのに残念なブラッドリー・クーパー。
「ハートロッカー」の面影が一切無く、まんま市長を好演しているのに誰にも注目されてないそして殺す人のジェレミー・レナーってお前が一番このメンツで頑張ったよ!!
とさりげなく本気で怖いおじさんとして現れるデニーロとラッセル組みで固めた、俳優陣監督共に楽しんで作り上げたに違いない、犯罪おしゃれ映画が本作アメリカン・ハッスル。
個人的に良かったのは、エイミー・アダムスかな…。
こんなんに魅力的というか極端に可愛いエイミー・アダムスは初めて見た。もうきっとババアなのになんだこの可愛さはキュンキュンだぜ。
あとこれ書くまで気がつかなかったけどもジェレミー・レナーこの面々によく対抗したと思うし、一番これまで演じて来たマッチョイズムのキャラから脱却して演技派になっている。気づかないぐらいの役作りということにしよう。
全体的に面白い。「オーシャンズ」シリーズにも近いような気もする。
この監督の次回作もとても期待できると思えた。
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