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☆色即ぜねれいしょん 2009年度83本目☆

「今見るべき青春映画」
2009年日
監督
田口トモロヲ
(アイデン&ティティ)
story
みうらじゅんの自伝的小説の映画版。
1973年仏教系文系高校生の純はすくすくと育てられた普通の高校生だった。
今年の夏は、フリーセックスがあるという島に友人たちとそこに行くことを決意。
得意なギターなんか持って行ったり、友人はヤンキー気取ったりと、だがそこは普通の民宿で、友人たちと普通に夏の思い出をつくる。
2009年8月15日鑑賞
感想
興味が無かったけど、ある映画のコラムを見て見に行った。
いや、そのコラム通り見て良かった。
本当の高校時代の何たるかが描かれてる。(笑)
個人的に大嫌いなリンダリンダリンダのあの、青春の妄想とは打って変わって、今作は生々しい程の青春があった。
ホームランは世界征服ではなく、あくまでも自分の出来る限りのことを少しだけしてみるということ。
そのリアルさが心にぐっと来る。
全編の無理の無さとあるあるな笑いがかなりよく、楽しんで見れた。
青春の形はそれぞれだけど、青春の一抹の不安こそ青春であったり、その時の大きい悩みに(いつか越えてるけど)この映画は出会うことができる。
絶対見るべき青春映画だと思う。
この映画に寄せられたコメントが酷過ぎるけど、見た後納得出来るあたり、つまりそういうことなんだと思う。
今の高校生が見たらどんなことを見た後思うのだろうか、気になるし、その思いこそ映画以上の価値があるだろう。
自分は4年前の自分を思ってしまった。(笑)
得点
10点

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