「シンプルな内容ながら丁寧な映像と魅力的な女優。充分満足!!」
2009年イギリス制作
出演
キャリー・マリガン
(ウォール・ストリート)
ピーター・サースガード
(ナイト&デイ)
ロザムンド・パイク
(プライドと偏見)
アルフレッド・モリナ
(スパイダーマン2)
STORY
1961年のイギリスロンドン郊外での物語。
16歳のジェニーは優等生で、学力も高く、楽団に在籍するなど超優秀な女の子だった。
趣味はフランスの音楽を聞くことで、パリに行くことが夢だった。
家族は彼女にイギリスの名門大学のオックスフォードに行かせる為にジェニーを厳しく教育していた。
そんなある日、楽団の練習を終えたジェニーだが外は雨。傘もないし、楽器はずぶぬれ。
そんな彼女に声を掛ける男がいた。彼はジェニーより二回り違うだろうか?
紳士的である大人の男のデヴィッド(ピーター・サースガード)にジェニーは大人への憧れを投影する。
いつしかお互い会う機会が増え、いつしか二人は恋に落ちる…。
だがデヴィッドはには、色々と秘密があった…。
2011年2月1日鑑賞
感想
気になっていたので鑑賞しました。
無名だったキャリー・マリガンが本作で一躍有名になった作品ですね。
まぁ無名と言っても、プライドと偏見だとかで色々とちょい役で出てたんですがね。
それでも今作の演技で、世間では、新たな「オードリー・ヘップバーン」だとも言われているとか。
まぁーそれでも近年の活躍を見るとそこまで、活躍しているようにも見えないですが…。
本作は邦題通り、17歳の大人の恋愛を描いた凡作です。シナリオにひねりなどもまぁー特にもなく、大人の恋愛を本気になったら、その男がとんでもない男だったという爆発のない話になっています。
が個人的には、そのシンプルな話が、俳優達の演技力や、映像の構図、音楽などの映画本来の魅力が爆発していて、普通の映画より楽しめました。
特に印象的だったのが、ジェニーの父親役のアルフレッド・モリア。スパイダーマン2でのドックオクが世界的に一番有名な役かもしれないですが、彼の演技は見応えがありますね。某雑誌でも彼はケビン・ベーコンに続く過小評価されている俳優だとか言われてます。(笑)
今作で一番の注目を集めたのが、やはりキャリー・マリガンです。24歳ぐらいなのに16歳を演じたというわけで、正直言って「16歳の割には老けています!!」まぁーでも甘酸っぱさは体現しています。
個人的にはラストの彼女の奔放さが魅力的でした。
全体的に良い俳優さんが多くて良いアンサンブルだったと思います。お話もシンプルでそれでいて力強く見易かった。個人的にはかなり良かったです。
イギリス映画ってこういうのしっかりしているから好きです。あとなんやかんやで時代が1961年だったりしたり、フランスに憧れていたりと素敵です。
得点
8点
オススメですが、個人の趣味かも。
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