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◯【75点】ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結【解説 考察:使い捨てはゴア処理にて血祭りに】○

ジェームズ・ガンMCUからレンタル移籍

製作

2021年アメリカ映画

グレート・オブ・使い捨て・アメリカ

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監督

ジェームズ・ガン
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
スーパー!

キャスト

キャスト一覧
マーゴット・ロビー
スーサイド・スクワッド
・アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル
・ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY
ウルフ・オブ・ウォールストリート

イドリス・エルバ
・ビースト・オブ・ノー・ネーション
・ルーザーズ
・マイティ・ソー バトルロイヤル
・マンデラ 自由への長い道

ジョン・シナ
バンブルビー
・12 ラウンド
・エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方
ワイルド・スピード/ジェットブレイク

デヴィッド・ダストマルチャン
ダークナイト
・プリズナーズ
アントマン

ジョエル・キナマン
ロボコップ
スーサイド・スクワッド
・THE KILLING 〜闇に眠る美少女
・フォー・オール・マンカインド

ジェイ・コートニー
ターミネーター:新起動/ジェニシス
ダイバージェント
スーサイド・スクワッド
ダイ・ハード/ラスト・デイ

マイケル・ルーカー
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
・ヘンリー
・スリザー

ヴィオラ・デイヴィス
・フェンス
ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜
スーサイド・スクワッド
・ロスト・マネー 偽りの報酬

アリシー・ブラガ
・アイ・アム・レジェンド
レポゼッション・メン
プレデターズ
エリジウム

タイカ・ワイティティ
シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア
・ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル
ジョジョ・ラビット
・マイティ・ソー バトルロイヤル
フリー・ガイ

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
現代のアメリカに
スーパーマンが現れた世界。

南米の島国コルト・マルテーゼにて
革命が勃発。
独裁者一家を殺した
シルヴィオ・ルナ将軍とその部下
マテオ・スアレス長官。
それまでは米政府に興味がなかった
この国は、新たなる独裁者の
登場により、反米思想へと変化。

そしてこの国家では、
ヨトゥンヘイムと名付けられた
研究施設の塔に謎の兵器が
隠されていると噂されている。
米政府は自国の危機を未然に
防ぐために、
特殊部隊をその国に送ることを
決定する。

政府高官の
アマンダ・ウォラー(ヴィオラ・デイヴィス)は、
自国の凶悪犯罪者を複数招集し、
減刑と引き換えに
上記ミッションのため、
現地に送り込む。

米軍のリック・フラッグ大佐(ジョエル・キナマン)
率いる部隊は上陸に成功するが、
犯罪者の中に内通者がおり、
大多数の敵に囲まれてしまい、
チームは全壊してしまう。

しかしアマンダはすでに
もう1チームを用意していた。

元米軍で暗殺者だが
捕まってしまったブラッドスポート
(イドリス・エルバ)は娘のを
人質に取られ、
別の犯罪者の特殊チームを
率いて上陸に成功した。

彼らはみんな発言が
めちゃめちゃだが、
殺しや破壊の技術は一流で
人外や特殊能力を持つ
ものもいた。

ヨトゥンヘイムへ潜入すべく
彼らは首都まで向かうが、
その道中で敵軍の駐屯地を
発見し襲撃するのだが。。。

2021年8月13日IMAX版鑑賞
2021年49本目



ディズニーに解雇されたジェームズ・ガンにDC映画を撮ってもらおう

2013年頃から
クリストファー・ノーランと
チャールズ・ローヴェンによって
開始された
DCエクステンデッド・ユニバース。

しかし中心人物で
バットマンとスーパーマンの映像化
作品の監督ザック・スナイダーと
陰で対立し、監督も私生活で
色々あって集大成の
『ジャスティスリーグ』を降板。

急遽ディズニーMCUを卒業した
ジョス・ウェドンが監督が後任。
しかし現場で僕らの
ワンダーウーマンこと
ガル・ガドットへのハラスメント
行為などをして現場の雰囲気を最悪にし
MCUみたいな明るい映画に
急遽露骨に路線変更。
結果的にザック・スナイダーが無駄に
金をかけて撮影して4時間ぐらいの
素材があるにもかかわらず
ジョス・ウェドンに謎の
クソ追加シーンを盛り込まれて、
話が全然面白くないまま
無事なりったったクソ映画が完成。

結果的に
ゴシップ映画サイトなどにより
ワーナーの方針転換等も明かされ、
多くのファンにDCエクステンデッド
ユニバースのつまらなさに
辟易や今後はMCUの
『アベンジャーズ』のように
集大成的な作品は出てくることなく、
単発としてそこそこ質の高い
映画が出てくるが、
本質的な面白さはコミックの方に
期待して行ったわけですが、

それでも『アベンジャーズ』級の
大ヒットを狙ったワーナーは、
ディズニーにて過去の問題性的
発言を原因にMCUの最高傑作の1本
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
2作を監督したジェームズ・ガンを
速攻スカウト。
どのDCヒーローの映画でも
撮って良いとオファー。

そこでジェームズ・ガンが
選んだのは、
まさかの2016年に映画化され
微妙だった
『スーサイド・スクワッド』
を再映画化だった。

前作の流れを組んだ

前作からの時間軸の変化は
わからないが、
キャラクターは一部続投。
・ハーレクイン
・リック・フラッグ
・キャプテン・ブーメラン

彼らはまたもタスクフォースXこと
スーサイド・スクワッドとして
独裁国家に命懸けの潜入任務を
行うわけだが、
さすが元々は悪趣味低予算映画
出身のジェームズ・ガン、
死んでも良い罪人の
特殊部隊の扱いは、
得意分野過ぎる。

またそのテクニックは、
とてもとても高等で、
前作で登場したキャラは、
死なないだろう!と思う
視聴者の気持ちを最初から
踏みにじられるのであった。

初っ端から
ゴア表現満載で、

この映画はろくでなしたちが荒唐無稽に血みどろに不条理に粉砕されていく

という悪趣味極まりない
映画のテーマをオープニングで
やってくれる。

もったいぶった感じで
テンポもそんなに良くなかったが、
その裏切り感と
これをオープニングでやっちゃう
ジェームズ・ガンの映画作りの
巧さを早速実感する。

コンセプト先行方のキャラ映画?

上記の通り
独裁国家に赴いた
無名のコミックの悪役たちが、
命をかけたミッションを
行うのが本作。

ウィル・スミスの代理として
精神的にまともな年長者の
狂言回し担当のイドリス・エルバ。
いぶし銀と
スタイリッシュアクションと
ネタとして無限ハイテク武器庫担当。
ウィル・スミスの代理感は拭えてない

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前作から続投で
まともなアメリカ人ことリック。

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新キャラで変態の
歪んだ正義の殺戮者を
男根の擬人化みたいな
ピース・メイカーをジョン・シナが。

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中身はシルベスタ・スタローンで
脳みそがあるのか?
そもそも鮫なのか?
魚人なのか?
DCエクステンデッド・ユニバースを
揺るがすチャーミングなキャラの
キング・シャーク。
老体のスタローンが
同じ色のシャツでアフレコしている姿が浮かぶ

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イカれた美人すぎるヒロインの
ハーレクイン。

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特殊設定が濃すぎる
病弱破壊者ポルカドットマン。

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最年少守ってあげたい紅一点で
最終兵器のラットキャッチャー2

というメンバー。

彼らの特殊作戦という
どこか『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
のような作風だが、
キャラに対して
パーソナル視点で描き、
彼ら同士で成長をするような
葛藤ではなく、
目的という部分での
対立という
エモーショナルな作風には
全く傾倒せずに
あくまでもアクション娯楽として、
そして不条理な
キャラクター映画として
描き切った。

his
個人的にはキャラクターを好きになりきれなかった。

むしろ圧倒的に
ただしい映画だったと思うのですがね。

そんな中でも
ブラッドスポートのアクションかっこいいし
ハーレクインもめっちゃ良かったし
キング・シャークこと
ナナウエも終始最高でした。

his
いやまぁ最高だったわけですがね。

これDCEUなのか??

じゃあまぁ何が不満なのかというと
結局のところ
シリーズとしては10作目の
DCエクステンデッド・ユニバース。

映画単独としては、
ジェームズ・ガンの超良作映画!
なのですが、DCEUとしての世界観の
設定というものが一気に進んで
しまっていて、これ正史なのかな?
って思ったのです。

自分としてはもう既に
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』
を見ていないわけで、
ついていけてないんですが、
どうやらブラック・マスク死んだようです。

まぁそれは良いんですが、

映画では描かれてない史実が発生していた

スーパーマンはどうやら
今作のブラッドスポートに
クリプトナイトの銃弾によりICUに
ぶち込まれていた。

え?2017年の『ジャスティス・リーグ』
にて再誕した後なのか?
それとも2016年にBVS前の登場からの
一連の出来事にスーパーマンと
ヴィランの戦いがあったのか?
いやBVSで初めてクリプトナイトが
登場したし、
まず加工の技術とか
バットマンが初めて加工した感も
あったし、
スーパーマンの弱点が
いつ発覚したのか?
もはやそうなったら
シャザムとの共闘とかも
すでにあったのではないか?
ジャスティス・リーグは
活動しているのか?

そして人外やら
ポルカドットマンのような
異次元の力を持ったキャラクターなど
2016年版『スーサイド・スクワッド』
では、エル・ディアブロという
炎を召喚できるやつがいたが、
かなりパワーバランスがおかしい
メタヒューマンが大量にいる世界へと
なっている。

ザック・スナイダーが
DC世界を神話として描いてきたが、
ついにジェームズ・ガンが悪趣味な

コミックの世界にDCEUを推し進めた。

いや今作が番外編だったら
それでも良いんですけどね。
リックが死んだから
続編は作りづらいと思うし。
でもジョン・シナを主役にした
海外ドラマが2022年に公開なんだよなぁ!

his
DCEU広がる?

一見すれば、怪獣などの奇想天外な
キャラも登場するが、
ジャスティス・リーグのコミックにおいては
バットマン・メタル後に
登場した重要キャラだし、
コミックの世界が一気に加速なのかな?

そしてその怪獣の表現もまた
ジェームズ・ガンのリベラルな作家性が
大爆発しているのでした。

全部アメリカのせい

とここまで悪趣味だとかコミック映画だ!
って言ってたけど、
ジェームズ・ガンはその中にも
社会性を盛り込んでいて見事だった。

まぁオバマ大統領の時期ぐらいから
アメリカのやってきたことは
正義ではないという
自傷的である意味では健全なことを
映画や社会に警報として行なってきた。
トランプに戻ってから
少しなりを潜めた気もするが、
ジェームズ・ガンは
真っ向からアメリカの極悪ぶりを
映画内に盛り込んだ。
皮肉が効いていてそれを
ピースメーカーが代行し、
そして正義を貫くリックが
立ち向かうことになるアクションとして
昇華しているあたり映画屋として熱い。

近年のアフガニスタン撤退やらも
アメリカの自己都合の戦争、
発展途上国に対しての大国の
クソムーブをコミック映画に
盛り込んでいて面白い。

MCUでは『ウィンター・ソルジャー』にて
組織の腐敗や『ブラック・パンサー』でも
それについて真摯にサブストーリーとして
やってきたことだと思うが、
今作はコメディのようにやってるあたり、
ブラックでやばい。

そして今作の大きな舞台装置である
宇宙怪獣スターロもまた
兵器利用しようとしたアメリカの
犠牲者というとこがまたえぐい。

そのやりきれない怒りを巨大怪獣に
暗喩させていて、
ジェームズ・ガンはしっかり怪獣映画の
本質を理解しているのだなぁと思った。

そしてそんな怪獣も
貧民のメタファーのネズミにやられる
というのがなんとも皮肉で、
国は弱き人で成り立ち、
団結すれば勝てるのだという
ジェームズ・ガンの思想がしっかりあるが、
同時にディズニーのメタファーとして
ネズミがサブカルカルチャー
を破壊し尽くしそこの下につくことにした
ジェームズ・ガンの敗北のように思えたりも。

あのドラマなければもっと楽しめた

本作のコンセプトはすでに
海外ドラマとして
『ザ・ボーイズ』がやっているなぁと
思ってしまった。
むしろそっちの方が
不条理で虚無でそれでいて
めちゃんこグロい。
そして今作に足りていない
キャラクターのドラマも含めると
軍配はセス・ローゲンに
上げざるおえない。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 9/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 7/10

75点

なんだかんだラットキャッチャーの装置が
電池式でもなさそうだし、
仕組みの紹介ないし、
ブラッドスポートの武器の物質含めて
オーパーツだらけなのどうすんだろ。

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レンタル

通販

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3日に1回更新を予定してます。また来てください!

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