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☆バーン・アフター・リーディング 2009年度21本目☆

「続・ノーカントリー」
2008年米
監督
コーエン兄弟
出演
ジョン・マルコヴィッチ(マルコヴィッチの穴)
ジョージ・クルーニー(オーシャンズ13)
ブラッド・ピット(ベンジャミン・バトン)
ティルダ・スウイントン(フィクサー)
story
CIAの諜報部員だったオズボーン(ジョン・マルコヴィッチ)だがアルコール依存症がバレて首になる。
職に困る彼だが、自伝を書く事にしてCIAの愚痴を赤裸裸に書く事にするのだった、妻のケィティ(ティルダ・スウィンストン)は賛成してるが離婚して不倫相手のハリー(ジョージ・クルーニー)と結婚する気でいた。
だが、ハリーはハリーで女遊びに夢中。
ある時ジムで働くリンダ(多分主人公)は良い男と結婚するため全身整形することにするがお金が全く足りない、健康保険も何故かおりない。困った彼女だが、ジムの忘れ物のCDRには、なんとCIAの機密(?)があった。気のいいチャド(ブラッド・ピット)はすぐに返そうとするが、リンダはこれを使って全身整形代を得ようとする。
2009年4月24日鑑賞
感想
あらすじを書いてみたが、それだけで笑える自分がいた。
えぇー。最高に笑えました。コーエン兄弟はやばいしなんて凄い脚本なんだ。と思いました。見事過ぎるわけです。えっ?酷評だらけなのになんでこんなに高評かって?
要するに私は、コーエン兄弟の映画を見に行ったわけで、ブラピやジョージ・クルーニーなど何も期待して行かなかったからです。だから最高なのです。えぇー。こんなに露骨な映画は初めてかもしれない。ブラックコメディーとしては最上級だと思う。だって登場人物全員バカなアメリカ人。現代のアメリカの側面である人物像を見事に濃厚に作ってそれをアンサンブルさせたのです。
結局コーエン兄弟は現代のアメリカ人は変なんだよと露骨に言いました。そう、ノーカントリーと同じく。ノーカントリーでは、分かりずらく、そして後味として、もうこんな国には住めやしないと訴えかけていたのだけど、今作はその続きの様に露骨にそして急展開で短く同じことを描くのだった。はっきり言って国民性として日本人には受け入れられないと思うのだが、コーエン兄弟の映画をよく見る人なら最高だと思う。現に自分とか。正直もう一度見たいぐらい。全員が全員野心に溢れていて、バカにふさわしい見事なエンディング。しかも皆さんのしかっりした演技が余計にこのバカ救えないと思える、凄さ。ジョージ・クルーニーが似合いすぎるし、ブラピは演技の幅の広さを感じる。マルコヴィッチはもう最高。ふさわし過ぎる。でも一応彼サーの称号があるのに…。(笑)
えぇー一番のウケるポイントは主人公っぽい人がコーエンの妻でファーゴの主役だったりすること。あーもう一度見たい。
でも冒頭からちょっとイメージと違ったのが残念かな。
まぁーレディーキラーズと似てるっちゃ似てるので先にこれをチェックするべきかな。てかタイトルの意味が結構気になる。
得点
9点
はい。コーエン兄弟が好きな監督になりました。エンディングが最高過ぎるのです。もうエンディングだけで答え的な!!

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