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◎【77点】クリード 炎の宿敵【感想:ステータスキャラ全振りで胸熱】◎

製作

2018年アメリカ映画

出演

マイケル・B・ジョーダン
ブラックパンサー
クリード チャンプを継ぐ男
・フルートベール駅で
ファンタスティック・フォー
シルヴェスター・スタローン
・ロッキー
・ランボー
エクスペンダブルズ
テッサ・トンプソン
クリード チャンプを継ぐ男
・マイティ・ソー バトルロイヤル
・アナイアレイション -全滅領域-
ドルフ・ラングレン
・ロッキー4/炎の友情
・ユニバーサル・ソルジャー
・JM
エクスペンダブルズ2

あらすじ

現役時代のロッキー(シルヴェスター・スタローン)の親友だったアポロ・クリードの隠し子だったが、正妻に引き取られて育てられたクリード(マイケル・B・ジョーダン)は引退したロッキーに教えを請い、引退前のチャンプの話題性重視の試合で、チャンプを後少しのところまで追い詰めて、
敗戦するが、その存在は多くの人々の心に名を刻んだ。

それから3年後の現在。
クリードは、ロッキーの指導を受け、ついにヘビー級のチャンプへと登りつめる。
しかしその存在をよく思わないものがいた。
それはウクライナで生活するイワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレン)だ。
彼は旧ソ連時代に親善試合でアメリカに渡りアポロを破り、試合の最中に彼を死なせてしまった。
そしてソ連にやってきたロッキーにより敗北してしまい、それ以来ソ連政府に見放されてしまった。
イワンは息子のコーチとして最強のボクサーへと育て上げた。
興行主に目をつけられたイワンと息子は、新ヘビー級チャンプであるクリードに挑戦することにした。

挑戦を受けるクリード。
再度セコンドをロッキーに頼むが、アポロの死を回顧してしまい断る。
クリードはアポロのセコンドの息子の営む大手ボクシングジムで以前通っていたジムに行き、コーチをお願いし、2人でトレーニングを行う。

そして試合を迎えたクリードだったが、強すぎるドラゴの息子に圧倒、さらには亡き父への敵討ちに妄執してしまい、
セコンドのアドバイスも聞かず、一歩的に攻撃されてしまい、ダウンしてしまう。だがダウン直後に追い打ちをしたドラゴの息子は失格になり、
勝利を手にしたクリードだったが、胸の骨を骨折し入院してしまう。
お見舞いにきたロッキーを罵るクリード。

そして世間では敗北したクリードを偽物のチャンプと罵り、世間は再戦を望むが、クリードは心の迷宮に陥ってしまう。

2019年1月12日劇場鑑賞 2019年5本目



マイケル・B・ジョーダンが好き

映画云々よりマイケル・B・ジョーダンが好き。
昨年の『ブラックパンサー』でも好きだなと思ったが、やはりマイケル・B・ジョーダンが好き。
『クリード』でも最高にかっこよかったが、まぁキルモンガーですよね。主役食ってましたもん。
そりゃ今作では、『ロッキー』ファンからしたらスタローンやドルフ・ラングレンの影に隠れてるかもしれないが、
マイケル・B・ジョーダンファンとしては、後半にかけての肉体改造の古典的な物理的に一回り大きくなった彼の姿に惚れ惚れしましたよ。

面白かったのかよくわからんが、面白かった。

自分で言うのもなんですが、面白かったですが、よくわからん映画だった。

via GIPHY

脚本にスタローンが前作とは違って入った本作。
スタローンの思うロッキーの苦悩、ロッキーというかスタローンの苦悩が描かれているようで、ファンは嬉しいし泣いたということ。
前作でクリード愛弟子として息子同然に鍛えたわけですが、
実際にロッキー自身に息子もいるのに、それには全然フューチャーされてなくて、その部分の葛藤が描かれるわけですが、
これがプライベートで息子を亡くしているロッキーのマジ話というかマジ葛藤が反映されているとかされてないとか。

前作よりイケてるショット少なかった。

これはまぁ仕方ないというか、前作の監督のライアン・クーグラーさんが『ブラックパンサー』の監督の為、今作では彼と同じ大学の後輩に監督を任せたわけです。
でも前作よりも野心的な映像はなかった印象。
前作の試合での長回しとかのおかしいぐらい高い技術力はなくて、
今作では、キャラ映画的な面白さになってた。
でもメキシコシティでの野蛮な肉体改造トレーニングのシーンは音楽含め面白かった。

via GIPHY

前作はトレーニングのシーンのロッキー1再現など泣き所だらけでやばかったが。

キャラ映画化。

これは仕方ないことだが、本作はシナリオがすっごい面白いわけでも映像がすっごい面白いわけでもない。
熱いことには熱いが、キャラの展開が熱い。
・クリード→チャンプになり父親になり、アポロ状態。しかし因縁の相手との戦いで精神と肉体に大ダメージ。しかし野蛮なトレーニングで復活!!
・ロッキー→宿敵のリベンジに過去のトラウマを爆発させる。そしてトラウマである息子との関係もクリードを見習って克服!!
・父ドラゴ→試合に負けたことで、国も名誉も妻も失う。息子を現代のサイボーグ戦士へと作り上げるが、息子の自分への思いに大切なことに気づく
・息子ドラゴ→父のために最強の戦士へとなり、父の念願や母を見返してやろうと頑張るが、父から本当の愛を受け、絆が濃くなる。
・息子ロッキー→ようやくロッキーが孫にあってくれハッピー!

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というキャラ映画に全振り。
ただクリードについては、奥さんの耳の件や娘が辛い自体に陥るので、見ていて心が痛くなったり、
妙に冗長な展開もあったりと、なかなか。。。

やっぱりマイケル・B・ジョーダンが好き

プールの水の中で叫ぶシーンかっこよすぎでしたが、

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1番は「俺はビーストだ!!」とリングの上で地面を殴りまくって立ち上がるシーン、すっごくかっこよかった。

via GIPHY

これね。僕の大好きなバットマンのコミックの終盤でよく見るんです。
負けそうになるとね、自分が何者なのか、自分自身で確認して奮い立って、勝利を掴む。
「おれを誰だと思ってんだ。おれはバットマンだぞゴミクソどもが!!!」
という圧倒的な精神力とアイデンティティの爆発というかカタルシスというか、もうよくわからなんですが、
本当にすき。
好きすぎるワンシーンでした。
あと試合のシーンで顔面ボコボコになる姿もよかったです。

音楽イケイケ

今作でもテッサ・トンプソン演じるエセFKAツイッグスがイケてる音楽を披露。
他にも大好きなボン・イヴァールが楽曲提供。
ケンドリック・ラマーとファレル・ウィリアムスのコラボもありと現代のラップミュージックを反映しているのも熱い。
ただロシアでの再戦でのテッサ・トンプソンでの歌での入場はダサかった。あの妙な亀田興毅ファミリー感が辛かった。
いやまぁそうですよね。実際。

ロッキー4を見たが途中で寝てしまった。

予習で『ロッキー4』見たのですが、アポロの試合後、ロッキーが仇を討つためにソ連に行った直後に寝落ち。
終盤の戦いで目覚めた。
アポロの登場シーンが盛りに盛っていて圧巻だったのと冒頭がクソすぎて、途中でようやく前作の総集編だったことに気づいて、ツィッターで悪態をつくが、それ以上に成金になったロッキーの家の謎の家政婦ロボットやお誕生日と無駄無駄無駄無駄なシーンにノックアウト。
ネタ特化のドラゴのボクシングサイボーグっぷりにも笑ったりと手持ちの変な雰囲気にかなりノックアウト。
終盤の大団円の感じから因縁残ってなさそうだったが、あの後のドラゴが悲惨だったのね。

その後ロッキーシリーズの展開を見て、そっとウィキペディアを閉じた。
『クリード』が奇跡的に自分の心に突き刺さっただけだったんだ。
それにしてもアドニアスとヴィクター体格違いすぎだろ。同じ階級なのかよ。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 8.5/10
・音楽 8/10
・上映時間と個人的趣味 8/10
77点

続編はもう作らないでほしい。多分そろそろ微妙になると思う。

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