【海外ドラマ】マスター・オブ・ゼロ　シーズン3【感想】

流石にエミー賞狙いすぎでは？？？

★この記事をまとめるとこんな感じ★

1 製作
2 あらすじ
3 アメリカ移民2世の悲喜交交が描かれたコメディドラマ 4年ぶりの復活だが、スピンオフだった
4 攻めすぎた作風
5 チャプター4がエミー賞狙い過ぎ
6 シーズン4は無いのではないか？実質フィナーレ？

製作

2021年アメリカ海外ドラマ

キャスト

リナ・ウェイス
・レディ・プレイヤー1

アジズ・アンサリ
・パークス・アンド・レクリエーション
・ピザボーイ史上最凶のご注文

あらすじ

2021年アメリカニューヨーク北部。
フリーのライターだった
デニース(リナ・ウェイス)は作家として
本を出し大ヒットした。

デニースはアリシアと結婚し、
新居をニューヨーク北部の
アップステートにこしらえた。

とても奥ゆかしく美しいその家は
現実離れしており、
都会の喧騒から隔離された
理想的なスウィートホームだ。

豊かな日々を送るデニースとアリシア。
デニースは数年ぶりに親友の
デフ(アジズ・アンサリ)を招き、
再会を喜ぶが、
デフはこの数年辛い日々を送っており、
連絡をくれなかったデニースに
距離を感じていたと打ち明けるのだった。

デニースとアリシアは
子供を作ることにする。
2人は精子ドナーを決め、
アリシアは妊娠に成功する。

しかし円満だった2人に悲劇が訪れる。

アリシアは流産をしてしまい、
子供を産むにはタイムリミットが迫り、
流産を経験したことで
治療を受けなければ妊娠できない体になった。

アリシアはそのショックでデニースに心を閉し
デニースもアリシアに
どう接して良いかわからず、
2人の関係は悪化し、ついにデニースは
自宅に別の女性を招き入れ浮気をしてしまう。

アリシアにバレてしまったことで
2人の関係は崩壊。
アリシアもどうやら浮気をしていたようだった。

幸せと思われた結婚生活はあっという間に
終わりを迎えたのだった。

そしてアリシアは、
ただ1人孤独な不妊治療に立ち向かうが、
金銭的にも体力的にも
とても苦しい日々が続くのであった。

2021年5月29日Netflixにて鑑賞完了

アメリカ移民2世の悲喜交交が描かれたコメディドラマ
4年ぶりの復活だが、スピンオフだった

2017年に公開された
シーズン2はアジズの監督部分が
とても芸術的で、

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それでいて移りゆく男女の心や
不安定な恋愛ドラマでありながら、
絶妙な距離感の映像演出含め

神懸かったラブコメとして到達点だった

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エミー賞やゴールデングローブ賞にも輝き
シーズン3も超期待
というところだったのだが、

製作兼監督兼脚本兼主演でコメディアンの
アジズがme tooにより告発され、
その内容がなんとも
本作のデフそのものの展開で
心苦しいのだが、
賞レースのパーティにて出会った同じ趣味の
女性を家に連れ込んで、
抱いたら、合意の上じゃなかったし
最悪だったと告発される。

その影響で表舞台を少しの間去った彼だが、
事象フェニミストだっとこともあり、
イメージが最悪に落ちてしまったようで、
本作のような作風に取り組めなく
なってしまったのか？
しかし４年間何も情報がなかったが、
ついにシーズン3が登場。

しかしその内容は
まさかの
エミー賞でエピソード部門を受賞した
デニースのLGBT的なエピソードを深掘りした
デニースを主役にした
デニースの物語だったのだ。

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もはやエミー賞を狙って作ったとしか思えない。

やはりその狙ったような作風は、
多くの人から拒まれてしまい。
映画批評サイトIMDbでは、
シーズン1と2が8.6以上の平均評価を
エピソードではいただいているが、
シーズン3ではまだ視聴者数が少ないが、
6という微妙な点数を維持している。

てかシーズン3ではなくてスピンオフリミテッドシリーズで良かったではないか？？？

全然見たかったやつではない

しかしアジズが監督していることもあるし、
シーズン1/2は見てみたら超面白かったので
満を持して鑑賞。

しかしやっぱりしんどかった

攻めすぎた作風

Moments in Loveというタイトルに
統一されたシーズン3。

エピソードの収録時間もまちまち。
わずか5話と1日で観れるが、
1時間、30分、20分、1時間、30分。

ちなみに最終話はエピローグだ。

１話目にはデフなども登場し、
円満な2人が描かれ楽しいが、
2話3話で一気にどん底。
そして4話はどう考えても
エミー賞狙い。

全話アジズが監督し、
アジズの思いをそのままデニースに
投影させているんだろうけども、
なんともしんどい。

またデフのどん底感も
アジズが2018年前半に味わった
me tooでの痛みが投影されているのだろう。

アスペクト比が4:3

それ用のカメラで撮ったのか？
映像もぼやけており、
作風からアート寄りに傾向。

とても美しい家を舞台にしており、
その美しさを4:3のアスペクト比が
とてもエレガントに写しており
映像的にはとても上質。

また定点置き風の構図を意識した
映像になっており、
ドラマとしてのテンポは悪いが
構図が抜群。

デニースの絶妙なゆったりした動きが
作品に奥ゆかしさを出しており、
演出面では際立っているのだが、

作風が全面に押し出されてしまっていてしんどい

賞レースに対しての挑戦状のような
作風が最初から目立ってしまっている。
まぁ作品全体が異色に収まっていて
ある意味ではオーダーメイドの手作り感が
あって最高なのだが、
ちょっとエレガント過ぎて、
特にコメディ路線のドラマとして
内容を愛していたおっさんは、
今作の作風がアート好きの女性よりな
サブカルチャーに一気に
傾倒してしまっていることがしんどいと思う。